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自動バレーパーキングとは?自動運転で駐車場を利用できる新サービス!JARIが実証実験を公開

2018年11月13日、トヨタや日産などが参加して自動バレーパーキングの機能実証実験が実施されました。自動バレーパーキングとはドライバーが降車後に車が自動で走行し駐車する、自動運転を活かした新しいサービス。メリットや課題について解説し、今後どのようなビジネスへと発展していくのかについて考えます。

自動バレーパーキングで駐車場ビジネスが変わる?

日本自動車研究所(JARI)は2018年11月13日、東京都内で自動バレーパーキングの機能実証実験を実施しました。デモンストレーションは同月15日まで一般向けに公開されます。

バレーパーキングとは、ホテルなどを車で訪れた際、エントランスでスタッフに車を預けて駐車してもらい、帰りは車を出口まで移動してもらうサービスです。

自動バレーパーキングはスタッフが駐車するのではなく、ドライバーが降車後、車が自動で走行し駐車することを想定しています。

JARIは、一般車両による自動バレーパーキングシステムの社会実装に向けた実証実験(デモンストレーション)を行っています。

自動バレーパーキングの入出庫はどうなる?

自動バレーパーキングの構成

自動バレーパーキングシステム

出典:日本自動車研究所(JARI)

今回、自動バレーパーキングが行った実証実験は、都内の民間商業施設の駐車場の一角を利用したもの。駐車場内での自動運転時は、3km/h程度の低速で実施されました。

自動バレーパーキングの際、ドライバーはスマートフォンで入出庫の指示を行います。入出庫手順をご紹介します。

入庫時

1.降車場で乗員が車外に出る
2.ドライバーがスマートフォンで入庫をリクエスト
3.管制センターが経路や駐車するスペースを配信
4.車が低速で自動走行し、駐車

出庫時

1.ドライバーがスマートフォンで出庫をリクエスト
2.管制センターがリクエスト順などから出庫する順序を確定
3.自動運転で出庫、乗車場所に縦一列に並んで停車

緊急時

管制センターからの指示により全車両が一斉にブレーキをかけて停止

自動バレーパーキングのメリット

自動バレーパーキングの活用シーンイメージ

自動バレーパーキングシステム

出典:日本自動車研究所(JARI)

自動バレーパーキングのメリットは以下の通りです。

・駐車時の事故や駐車場での盗難が減少
・乗員は常に広いスペースで乗り降りができるようになる
・無人駐車スペースは駐車場の敷地を最大限に活用可能
・市販車に大きな手を加えずとも利用可能


大きなメリットは、無人化により駐車時の事故や駐車場での盗難が減少することです。乗員は常に広いスペースで乗り降りができるようになるため、荷物の積み込みや子供の対応時にゆとりが生まれます。

さらに、無人駐車スペースは乗員の乗り降りを想定しなくてもよくなるため、ドアが開閉できないほど狭いスペースでもOK。その結果、駐車場の敷地を最大限に活用できるようになります。

また、自動バレーパーキングのリクエストはスマートフォンおよび車両の制御ソフトウェアで行うことが想定されています。そのため、市販車に大きな手を加える、新型車を購入するなどの手間なく、誰でも利用可能という点もメリットです。

自動バレーパーキングの課題

自動バレーパーキングにはまだまだ以下のような課題があります。

・管制センターの運営が必要
・通信やセキュリティなどシステム面での整備が必要
・プロドライバー以上の自動駐車技術が求められる


1つは、自動駐車リクエストを処理する管制センターの運営が必要になるという点です。

2つ目は、通信やセキュリティ、自車位置の特定など、システム面での整備が多く必要になる点です。スマホおよび車両と管制センターが通信を行うにあたっては、電波の干渉やセキュリティ対策が必要です。また、自動駐車にあたっては、空きスペースや障害物を検知するシステムだけでなく、自車位置を推定するための仕組みが必要ということです。

3つ目は、ドライバーに「自分でやった方が早いな」と思わせないような自動駐車技術が求められるという点です。サイドミラーにぶつからないギリギリまで寄せながらすばやく駐車できるなど、プロドライバー顔負けのレベルまでに進化しなければ、ユーザーニーズを満たせないといいます。

自動バレーパーキングビジネスをどう形成するかにも注目

JARIは、自動バレーパーキングを利用する車両や管制センター、駐車場のインフラなどについて、2021年に国際規格として発行することを目指しています。

今後も実証実験やシステム改良が必要であることはもちろんですが、自動バレーパーキングをどういったビジネスモデルを形成・展開していくかも大きな課題となっています。

駐車場側(事業者側)は、自動バレーパーキングの導入により、空きスペースを駐車場として有効活用や、空き駐車場を探すユーザーによる周辺道路の「うろつき渋滞」の緩和を期待しています。

しかし、自動バレーパーキング専用駐車場の普及には、自動バレーパーキングに対応した車両の普及が不可欠です。サービスの実現には、専用駐車場と専用車両(制御ソフトウェア)、両方の側面で整備を進める必要があります。

今回のJARIの実証実験には、トヨタ自動車や日産自動車、アイシン精機、コンチネンタル・オートモーティブ、三菱電機が参加しました。これらの関連企業が今後どんなかたちでサービスをローンチしていくかにも注目です。

自動運転についての記事はこちら

トヨタとソフトバンクによる新サービスにも注目

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