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当たり屋の5つの最新手口と対処法!ナンバーリストの真相は?

故意に車に接触するなどして、慰謝料などの賠償金をだまし取る当たり屋。最新の手口と対処法を解説します。当たり屋を特定するナンバーのリストは実在するのかについても。ドライブレコーダーが有効?タクシーや自転車も当たり屋に注意!

当たり屋とは?

当たり屋とは、故意に車に接触して慰謝料などの賠償金をだまし取る詐欺行為を行う人のことです。

故意に自動車に接触する行為は非常に危険で、常識的に考えてそんな行動をとる人はいません。さらに良識のある人ほど、自分の車が接触した人を疑ってかかることはできないものです。

また、走行中の車が起こした交通事故の原因について「過失」か「故意」を証明することは困難な場合が多いです。多くのドライバーは自動車保険に加入しているため、事故の補償は保険でカバーされます。

当たり屋は、そういったドライバーの心理や状況を利用して、チャンスを狙っています。当たり屋の手口や被害を防ぐ方法、被害にあったきとの対処法などを解説します。

当たり屋行為は犯罪【詐欺罪 恐喝罪 道路交通法違反など】

当たり屋行為は、刑法や道路交通法に違反する犯罪行為です。

当たり屋行為が立証された場合、当たり屋が事故によって損害を被ったとしても、当然損害賠償は生じません。その損害は加害者から被害者に対する不法行為によって生じたものとはいえないからです。

そういった状況下であるにも関わらず、当たり屋がけがをしたという偽りの証言により賠償金を得れば詐欺罪となりますし、相手を脅迫して金銭を得れば恐喝罪となります。

また、歩行者であっても故意に車に接触するために道路に飛び出すのは、道路交通法違反となります。

当たり屋の最新手口5つ

①急ブレーキやノロノロ運転で後続車の接触を誘う

急ブレーキを踏んだり、ブレーキランプが点灯しないようにサイドブレーキを使ったりして、故意に後続車両を追突させます。また、ノロノロ運転を続けて後続車のドライバーの苛立ちを誘い、車間距離を詰めさせるのも手口のうち。

こうした「後部」での当たり屋行為が増えている背景には、ドライブレコーダーの普及により、前方の事故は動画で記録されているケースが多くなっているためと考えられます。

また追突事故は、追突した側の車に対して100%の過失が認められることが多いことも理由のひとつです。

追突事故の過失割合についてはこちら

②サイドミラーなどに接触、物を落として破損したと言う

車の近くを通る際、当たり屋が故意に物を落として「壊れたから弁償しろ」と金銭を要求してくるケースです。実際に接触していなくても、最初から壊れたスマホや時計などを用意。場合によっては複数犯で目撃者を用意しているケースもあります。

走行中の車のサイドミラーなどに接触したように装うだけでなく、車が歩行者の予測を裏切るような動きをしたため、それに驚き物を落としてしまったという証言をする場合もあります。

人と車が接触していなくても、被害者が危険を避けるために回避行動を行い、その結果として転倒してしまったり他のものに衝突して被害を被ってしまった場合、「非接触事故(狼狽事故)」が成立することがあります。

この手口の巧妙な点は、あくまでもスマホなど物損の弁償だけを要求し、高額な賠償を求めないこと。場合によっては数千円で済ませることもあるそうです。
その場で払える程度の金額であり、警察沙汰を避けたい心理などから、要求されるままに金銭を渡してしまうドライバーが多いようです。
また、圧倒的に女性ドライバーを狙うことが多いようです。

非接触事故(狼狽事故)についてはこちら

③バック(後退)中の車に接触する

最近、コンビニの駐車場などで推奨されている前向き駐車を利用した手口です。

駐車スペースからバックで出ようとしている車に、通りすがり歩行者のふりをして近づき、時計や眼鏡等の物を落としたり、車のトランク部分を叩いて大きな音を出します。物損事故を装って弁償を要求しますが、前のケースと同様、その場で払える程度の金額であることが多いです。

これは「ガッチャン詐欺」として流行った手口が小型化したものだそうです。
昔は①の手口で追突事故を誘い、トランクに積んでいた壷などの骨董品が破損したとして、高額な弁償金を要求されるケースがあったそうです。

④タクシードライバーをターゲットにした待ち伏せ

タクシードライバーを狙う、卑劣なケースもあります。
1人が客を装ってタクシーに乗り込み、事故を装いやすい狭い路地などへと向かわせます。そこで、待ち伏せしていた被害者役が物陰などから現れて接触します。

⑤スマホながら運転の自転車にぶつかる

スマホを使っている自転車に近づいて接触するものです。転んで打撲や捻挫などの症状を訴えたり、持っていたスマホやパソコンなどが壊れたとして、損害賠償を請求する他、靴やかばんなどの高価な思い出の品に傷が付いたとクレームをつけることもあります。

加害者と言われても「ながらスマホ」なので、前方不注視をは事実である場合が多く、本人も接触の状況を見ていないことがほとんどです。自業自得と言うのも酷かもしれませんが、根本的に「ながらスマホ」で自転車に乗って対人事故を起こした時点で、非常に弱い立場に立たされます。

人身、物損事故にしてきますが、自転車はドライブレコーダーが搭載されていないので、当たり屋であることを立証するのは車よりも難しい場合があります。

ながら運転や自転車の道交法違反については

当たり屋行為は立証が困難!対処法はある?

前項で「当たり屋行為が立証された場合、当たり屋が事故によって損害を被ったとしても、当然損害賠償は生じない」と解説しましたが、当たり屋行為は「立証が難しい」という前提がある点も忘れてはいけないポイントです。

交通事故が発生した際、状況を示す客観的な証拠がない場合は、当事者の証言によってのみ状況が認定されます。そのため、相手が故意にぶつかってきたことを客観的に証明できない場合、双方の過失となってしまい、当たり屋に損害賠償金を支払わざるを得なくなります。

当たり屋行為を客観的に証明するためには、周囲の人の証言を集める、ドライブレコーダーの記録を提出するなどの方法があります。ただし、これらについては注意点もありますので、事項で合わせて解説します。

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