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【ついに市販化】ミラーレス車とは?メリット・デメリットやレクサスやアウディなど採用車種についても

ついに合法化され、日本での公道走行が解禁されたミラーレス車。ここでは、とうとう販売開始したレクサス新型「ES」や、生産開始したアウディ「e-tron」の最新情報、ミラーレス車のメリット・デメリットや今後登場予定のコンセプトモデルなどを解説します。

【最新情報】レクサスが世界初ミラーレスを採用!

レクサス 新型ES

2018年9月12日、レクサスが新型セダン「ES」に「デジタルアウターミラー」を搭載することを発表し、大きな話題となりました。新型ESは10月24日より販売開始し、世界初のミラーレス車として今なお注目を集めています。

またミラーレス車の開発については、レクサスだけでなくアウディも注力しています。アウディは、SUV電気自動車「e-tron」にミラーレスを採用。2018年9月に生産開始を発表しています。

ともに高い開発技術を誇るブランドではありますが、現在のところはレクサスが一歩先を行く状態となっています。

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ミラーレス車とは?メリットとデメリットも解説

ミラーレス車とは、サイドミラーを搭載していない車を指します。レクサスを例に挙げると、ミラーの代わりに小型カメラを搭載し、車内ディスプレイから映像が確認できる、という作りになっています。

日本だけでなく、アメリカやドイツなどでもミラーレス車の開発に乗り出しており、徐々に注目されつつあります。またメーカーだけでなく、JVCケンウッドやボッシュなど、部品開発メーカーの間でもミラーレスパーツの開発が行われています。

メーカーによっては、ルームミラーについてもミラーレス化が進められているところもあるようで、今後徐々にメーカー毎の差別化が広まっていくものと思われます。

メリット

大きなメリットとしては、ミラーでは死角となっていた箇所について確認できるようになり、より快適な走行が可能となるという点が挙げられます。

また、ミラーよりも設置スペースを取らないため、幅の狭い道の通行や駐車などが容易に行える、という点などもメリットと言えるでしょう。

メーカーによっては、衝突危険性がある場合にシステムと連動し、アラート音が鳴るよう設定されているところもあるようで、安全性能についても大きな向上が期待できます。

そのほか、サイドミラーが排除されることで空気抵抗が削減し、航続距離の延長や風切り音の減少なども望めます。

デメリット

大きなデメリットとしては、カメラで撮影してから映像を映し出すまでに若干のタイムラグが発生する、という点が挙げられます。

また、雨や雪など天候によってディスプレイの表示が乱れる危険性がある、という不具合・故障リスクなども考えられます。

そのほか、まだミラーレスモデルは流通数が少ないこともあり、価格が高くついてしまうという点や、盗難の危険性などもあるでしょう。

ミラーレス車での公道走行が合法化

2016年6月に国土交通省は、ミラーレス車(バックミラー・サイドミラーではなく、カメラ・モニターを搭載した車)の公道走行を合法化。それに伴い、道路運送車両法の保安基準も新しく作り変えられました。

ミラーレス車の公道走行を合法化したのは日本が世界初。ちなみに、対象となるのは乗用車・トラック・バスで、二輪車については対象外となります。

公道で走行可能なミラーレス車の条件とは?

公道を走行できるミラーレス車については、安全性の確保のため、国土交通省が定めた基準を満たしている必要があります。

国土交通省はミラーレス車の条件として、モニターの表示範囲・画質・倍率・設置箇所などについて規定を設定。ドライバーの視界を十分に確保し、安全運転ができる状態に整備しておかなければなりません。

交通省の整備も本格化

ミラーレス車の公道走行について、交通省の整備も本格化しています。

国際基準として、バックモニターに代わり「カメラモニタリングシステム」が採用されたことで、国内基準についても各所手が加えられています。

こうした基準が整備されることで、国際基準に対応した電子ミラーやモニタリングシステムを搭載したミラーレス車の開発が可能となります。保安基準においては、間接視界の協定規則に定められる範囲が新しく採用されています。

なお適用期間については、新型車が2019年6月18日、継続生産車が2021年6月18日と設定されています。

発売中&発売予定のミラーレス車

レクサス ES

ミラーレス車の市販モデルとしては世界初となる、レクサス新型「ES」。2018年10月24日より販売開始し、今回のモデルは7代目となります。

アウターミラーについては、最上級グレードである「versionL」を選択することでミラーレス化が可能です(税込み216,000円)。また、ルームミラー(インナーミラー)についてもミラーレス化が可能で、「versionL」と「F SPORTS」を選択することでオプション設定できます(税込み108,000円)。

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アウディ e-tron

アウディは2018年9月、SUV電気自動車「e-tron」の生産を開始することを発表しました。「e-tron」はQ6がベースとなっており、アウディ初の電気自動車です。

オプションとして「バーチャルエクステリアミラー」を設定することで、車体をミラーレス化することができます。カメラについては自動ズーム機能が搭載されており、シーンに応じて最適な映像が映し出されるよう設計されています。

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今まで発表されたミラーレス車コンセプト

テスラ社モデルX

2012年にテスラが発表した「モデルX」には、サイドミラーの代わりにサイドビューカメラが設置。市販モデルについてはミラーレスが導入されていませんが、世界に先駆けて登場したミラーレスコンセプトカーとして、発表時はニュースなどでも大きく取り上げられました。

BMW i8

2016年1月、ラスベガスで開催された『CES16』にて、BMWは「i8 ミラーレス」のコンセプトモデルを公開しました。

こちらは「i8」をベースに開発されており、ミラーの代わりに3台のカメラが搭載。死角部がないよう視野角の広いカメラが採用されており、危険時には警告マークが表示されるなど、安全性能についても配慮された作りとなっています。

レクサスLF-FC コンセプト

LF-FC コンセプトは、2015年10月の『東京モーターショー2015』にて初公開されたコンセプトモデルです。

こちらは燃料電池車にあたり、一部の間では「MIRAI(ミライ)に続き、今後はレクサスブランドでも燃料電池車の開発に注力するのではないか」とも噂されています。

ミラーレス車である点が大きな特徴ですが、シャープかつ未来的なデザインが採用されている点なども特徴的です。レクサスは、2020年までに生産開始することを発表しています。

日産IDS コンセプト

IDS コンセプトは、2015年10月の『東京モーターショー2015』で発表されたコンセプトモデルです。

こちらは「電気自動車の未来を具現化させたモデル」として紹介されました。ミラーレス車である点だけでなく、自動運転機能が搭載されている点なども特徴的です。

ミラーレス車が量産される未来は近い?

ミラーレス車については、タイムラグや故障など若干のデメリットはあるものの、安全性能や走行快適性の向上など一定のメリットが期待できます。

特に自動車業界は、技術革新の目覚ましい業界でもあります。各メーカーから、続々とミラーレス車が販売される未来が訪れるのも遠くないかもしれません。

今後、実用的なミラーレス車が普及することで、より安全な車社会が実現することを期待しましょう。

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