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【意外と知らない】商用車と乗用車の違いとは?税金や車検から乗用車との比較まで

乗用車と商用車の違い③|税金

各定義のおさらい

前置きとして、自動車重量税に関係する「車両重量」・「車両総重量」・「最大積載量」の定義を以下に示します。

 ・車両重量・・・「車体本体(燃料満タン)の重量+その他車載用品」とする重量
 ・車両総重量(乗用車)・・・「車両重量+乗車定員×55kg」とする重量
 ・車両総重量(貨物車)・・・「車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」とする重量
 ・最大積載量・・・「車両総重量-(車両重量+定員重量)」とする重量

これを踏まえ、自動車重量税は「車両重量」を基準に計算を行います。

また、貨物車と乗用車では、自動車税の課税基準が異なり、乗用車は"排気量"、貨物車は"最大積載量"を基準に計算を行います。ちなみに軽自動車の自動車税は、区分によって固定の税額が適用されています。

乗用車と商用車に税金の違いはある?

先ほどから強調している「商用車には貨物車と乗用車の2種類が含まれる」ことが関係しますが、商用車と乗用車を比較したとき、自動車重量税自動車税が同じになる場合とそうでない場合があります。例えば、乗用車と同じボディ、車両重量、排気量、そして荷室割合が乗用車と同じ5ナンバーであれば、商用車であれども自動車重量税・自動車税ともに違いが生じません。

一方で、貨物車と乗用車を比較した場合には、税金に違いが表れます。

まずは自動車重量税についてですが、大きく分けて乗用車(自家用/事業用)・貨物車(自家用/事業用)の4パターンに分類でき、以下の表の通りになります。

乗用車(自家用) 貨物車(自家用) 乗用車(事業用) 貨物車(事業用)
自動車重量税
(乗用車:0.5t以下の場合)
(貨物車:1t以下の場合)
7,500円 2,500円 2,500円 2,500円
※税率はエコカー減税を適用しない「本則税率」とする
※新車新規登録等時の税率とする
※貨物車は車両総重量8トン未満のものとする

次に自動車税について、課税基準が乗用車と貨物車で異なるため、「税額が最低となる区分同士」で比較してみます。乗用車は総排気量が1リッター以下の場合は年間29,500円と高額であるのに対し、最大積載量1t以下の貨物車の場合は年間8,000円と、かなり大きな差が生じます。

軽自動車については、乗用車(自家用/事業用)・貨物車(自家用/事業用)の4パターンに分類でき、以下の表の通りになります。

乗用車(自家用) 貨物車(自家用) 乗用車(事業用) 貨物車(事業用)
軽自動車税 10,800円 5,000円 6,900円 3,800円

乗用車と商用車の違い④|車検

自動車を維持する上で欠かせない車検についての取り決めについても、乗用車と商用車で違いが存在する場合とそうでない場合があります。

まず乗用車の場合ですが、軽自動車も普通車も、新車購入時から初回の車検まで3年、その後は2年おきの車検になります。

次に貨物車の場合、軽自動車は、乗用車と異なり新車購入時から初回の車検まで2年、その後は乗用車同様2年おきに車検となります。それ以外の4ナンバー車は、初回の車検までの期間が車両総重量で異なり、車両総重量8t以上の場合は1年、8t未満の場合は2年、その後は毎年車検を受ける必要があります。

つまり、貨物車としての商用車は、乗用車と車検の期間が異なりますが、乗用車としての商用車には乗用車のルールが当てはまります。

商用車と乗用車を代表車種で比較!N-VAN V.S. N-BOX

実際に、代表車種を例に挙げて商用車と乗用車の違いを比較していきましょう。

商用車代表は、2018年7月にデビューした新型軽バン「N-VAN」。そして乗用車代表は、ホンダの人気No.1軽乗用車「N-BOX」です。

ホンダ N-BOX

ホンダ N-VAN

まずはナンバープレートの違いですが、N-BOXについては、小型乗用車カテゴリーに位置する「5ナンバー」となり、N-BOXをベースに荷室領域等の条件を満たはN-VANは、小型貨物車に位置する「4ナンバー」となり、双方で違いが生じます。

次に車両の構造の観点ですが、乗用車であるN-BOXは、後部座席のシートの作りは立体的かつクッション性に優れ、乗り心地を重視しており、もちろんリクライニングも可能です。対するN-VANは、後部座席シートは商用車特有の「荷室重視で後部座席は飾り」と言わんばかりの平坦で味気ない印象が否めず、リクライニング機能もありません。

N-BOX 内装

N-VAN 内装 ※後部座席を畳んでいる状態

税金については、軽自動車同士の比較ですから、軽自動車税を例に挙げてみます。"平成27年4月以降に新規取得する場合の軽自動車"について、5ナンバー軽乗用車(自家用)であるN-BOXが年額10,800円、そして4ナンバーの軽貨物車(自家用)であるN-VANが5,000円と、N-VANの方が倍以上安く済むことがわかります。

車検については、N-BOXは新車購入時から初回の車検まで3年、N-VANは2年、そしてその後は両車とも2年おきに車検を受ける必要があります。

ここまで解説したN-BOXとN-VANの違いについて、最後にわかりやすく表でまとめます。

N-BOX N-VAN
ナンバープレート 5ナンバー 4ナンバー
車両構造 乗り心地重視 荷室空間重視
年額税金(軽自動車税) 10,800円 5,000円
車検期間(初回) 3年 2年
車検期間(継続) 2年 2年

商用車の魅力は圧倒的な積載力!実はアウトドアにも最適

ホンダ N-VAN 車中泊例

商用車は、乗り心地は二の次、とにかく積載力を重視したストイックな車両です。

当然ビジネスシーンでも活躍しますが、先ほどご紹介したN-VANも含み、アウトドアで車中泊をする際など、実はプライベートな場面でも商用車は使い勝手が良いという魅力があります。

商用車に大して堅い印象を抱いていた方も、個人でも持つ車として選択肢に数えてみてはいかがでしょうか?

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