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フェラーリの維持費まとめ!車検費用や故障時の修理費用は?

フェラーリの維持費と聞くと「年間100万円以上かかる」という、高額なイメージがあると思います。フェラーリの維持費は本当に高額なのか?車検費用や故障時の修理費用など「フェラーリの維持費」についてまとめました。

フェラーリの維持費はどれくらいかかる?

フェラーリ テスタロッサ

フェラーリの維持費は高額で毎年100万円以上の維持費がかかると、噂されている声を聞くことがありますが、この噂は「正解」であって「不正解」でもあります。

フェラーリの維持費はV8モデルよりV12モデルの方が高額であり、新車・中古車の違いや車種によっても異なりますので、一概にすべてのフェラーリの維持費が毎年高額というわけではないのです。

では具体的なフェラーリの維持費についてみていきましょう。

※この記事内の「維持費」とは、修理/整備費用・車検費用・法定費用・任意保険費用が含まれており、駐車場・燃料代は含まれていません。

フェラーリが故障したら覚悟が必要?

フェラーリが故障したからと言って、必ず高額な修理費用がかかるとは限りません。

新車であれば3年の保証期間に加え、最長15年の保証プログラムがありで安心してフェラーリに乗ることができます。

現在人気が高い「ネオクラシック」と呼ばれている1980〜1990年代のフェラーリは車種を問わず世界欠品の部品が数多くあり、欠品部品が必要になったときの部品費用が維持費に大きく関わってきます。

使用する部品によって価格は大きく異なり、部品の状態に関わらず純正部品が高い傾向です。

まずは主治医に相談!

部品の価格はおおむね以下の順序になっていますが、正規ディーラーに純正部品を注文しても、リプロ品が届くことは珍しくありませんので、まずは主治医(専門家)のディーラーやショップに相談しましょう。

「新品(デッドストック)部品」>「リペア部品」>「中古部品」>「リプロ部品」>「他車流用部品」

フェラーリの世界欠品部品は、普通の車で使用する部品代に「0」をひとつ足した金額という噂がありますが、あながち嘘ではありません。

以前フェラーリ328GTSのハザードランプスイッチが壊れた際、部品を注文したら定価で5万円でしたが国産車であれば、せいぜい数千円前後です。

フェラーリの修理費用

エンジンのメンテナンス

フェラーリの修理費用で一番高額なのは部品代、次に工賃です。

フェラーリはタイベル(タイミングベルト)の交換費用が高額であるという話をよく聞きます。
V12エンジン車は575Mマラネロ/612スカリエッティまで 、V8エンジン車は360モデナまでがタイベルを使用しており、それ以降のフェラーリはタイミングチェーンに変更されており定期的に交換する必要はなくなりました。

タイベルの交換費用が高額になるのは、エンジンを降ろしてタイベルを交換するモデルが存在するからで、エンジンの脱着をするとついでにあれもこれもと作業を追加したくなるため、さらに高額になるのです。

車種によって異なりますがエンジンの脱着費用のみで、15万〜25万円ほどの工賃がかかりますので、タイベル交換だけではなく他の消耗部品や予防交換をするのは当然といえるでしょう。
 ※エンジン脱着費用は車種・ショップによって異なります。

エンジンの脱着がなくても高額になる作業費用

とくに古いフェラーリのパッケージングはエクステリア/ インテリアのデザインが最優先され、パワートレイン・トランスミッションなどの機関が、デザインに合わせて押し込まれていると言っても過言ではありません。

そのため整備性が悪く、部品交換に至るまでの工数がかかってしまうことで工賃が高くなってしまうこともあります。

フェラーリの車検費用は?

フェラーリの法定費用は普通の車と同じで、「自動車税」「重量税」「自賠責保険」は同じ基準で決まりますので、フェラーリだからといって高額な金額ではありません。

「法定点検・車検整備」費用はショップによって多少の差はあるもののやはり特別高額ではありません。

車検と一緒に修理や調整を行うことで「消耗部品の交換」「部品の予防交換」が発生することで、トータルコストが高くなり「フェラーリは車検費用が高い!」と勘違いされていると思います。

フェラーリ328GTSを車検に出しました!

車検整備中のフェラーリ328GTS

フェラーリ328GTS_1988

©︎久太郎

分解されたクラッチまわり


©︎久太郎

取り付けられた新品のクラッチプレート

フェラーリ328_クラッチ

©︎久太郎

フェラーリ328GTSの車検満期を1ヶ月後に控えた9月下旬、主治医と相談して車検と同時に下記の整備をすることにしました。

 ・クラッチの交換
 ・クランク角センサーの交換
 ・フューエルホースの交換(タンクからポンプ間)
 ・タイヤの交換
 ・エンジンオイルの交換
 ・ミッションオイルの交換
 ・ブレーキオイルの交換
 ・オルタネーター/ウォーターポンプ/ACコンプレッサー:ベルト交換
 ・エンジン調整

車検整備のために車をリフトに乗せてあちこち点検しますので、気になっている箇所を同時に整備をすることは工賃と時間を節約することができます。

フェラーリ328GTB/GTSについてはこちら

今回の総額費用は?

フェラーリ328のタイベル/他ベルト類・クラッチ交換は、エンジンを降ろす必要がないため、工賃を抑えることができます。
また任意保険の更新も同時期で車両保険を1,300万円で更新しました。
 ※任意保険の条件:20等級/ゴールド免許/37歳以上/本人およびその配偶者

今回の「車検」「整備」「任意保険」の総額は約75万円でした。

車検がない年はトラブルがなければ油脂類の交換とエンジン調整、部品の予防交換を行いますので、費用は10万〜20万円ほどですからフェラーリ328GTB/GTSは、大きなトラブルがない限り毎年100万円以上の維持費がかかるわけではありません。

任意保険についてはこちら

フェラーリを維持するコツ

ストックしているフェラーリ328用部品の一部

フェラーリ 部品

©︎久太郎

必要なときに部品がないことが一番困りますから、普段から部品を見つけたら購入し、ストックしておきたいところです。しかし、個人で部品情報を集めて購入するにも限界があります。

そんなときは、情報が集まるクラブへの加入することで多くの情報を集めることができます。同じフェラーリが数台集まれば、トラブルや予防交換/部品交換についての体験談を伺うことができます。

とはいえこの部品をストックする費用も維持費に含まれるとすれば、フェラーリの維持費は普通の車以上にかかるのは間違いありません。

フェラーリは普通車のようなメンテナンスフリーでは維持できませんが、その維持費は世間で噂されているような毎年数百万円がかかるとは限らず、きちんとメンテナンスさえしていれば最低限の維持費ですみます。

その維持費が高いと思うか?安いと思うかはあなた次第です。

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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