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オールシーズンタイヤの選び方|スタッドレスとの性能比較などまとめ

日本ではあまり馴染みのないオールシーズンタイヤですが、北米やヨーロッパでは新車装着もされるほどメジャーな存在です。そのオールシーズンタイヤの冬用タイヤとしての性能やスタッドレスタイヤとの比較映像などをまとめました。

オールシーズンタイヤって何?

タイヤ ノーマルタイヤ

©Shutterstock.com/EFKS

冬装備の定番といえば、スタッドレスタイヤの装着です。

しかし、都市部のドライバーがその恩恵に与れる機会は、実際1年に数回あるかないかです。
ドライバーの中には、保管場所の問題や経済的な理由から夏用と冬用でタイヤを2セット持つことは難しい、さらに季節で履き替えが面倒臭いという人も少なくないでしょう。

そんなドライバーに注目してもらいたいのがオールシーズンタイヤです。

オールシーズンタイヤは日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパや北米では主流のタイヤです。
雪上性能も考慮されていることから一年を通じて使用可能なため「オールシーズンタイヤ」と呼ばれます。

冬になったらスタッドレスタイヤが必要なの?

寒くなってくると「そろそろスタッドレスに履き替える時期ですね」という声が聞かれますが、必ず交換しなければならないといったルールはどこにも存在しません。

東京などの都市部の場合は、雪が降ってしまったら車にチェーンなどの滑り止めを装着する手段だけでなく、車自体の使用を控え公共交通機関を利用するという選択肢もあります。
そのため、他の交通機関を利用できるのであれば、スタッドレスタイヤは不要と言えます。

しかし、降雪エリアにおいて他の交通機関を利用できない場合は、スタッドレスタイヤは必須アイテムです。
雪の降らないエリアに住んでいても、自分の車でスキーやスノーボードに出かける場合も同様です。

スタッドレスタイヤはなぜ雪道に強いの?

スタッドレスタイヤの前身は「スパイクタイヤ」

スタッドレスタイヤが登場する前も、冬の雪道を安全に走れるように設計された「スノータイヤ/ウインタータイヤ」は古くから存在していました。
しかし、凍結路面ではグリップしないためにチェーンの併用を強いられていました。

それを解消したのが、1950年代にフィンランドで誕生したスパイクタイヤです。
スパイクタイヤはスノータイヤにスパイクと呼ばれる金属製の鋲を埋め込んで、凍結路面へのグリップを高めたものでした。

凍結路面では絶大な成功を発揮したスパイクタイヤですが、舗装路面に対しての攻撃性が高いことが問題でした。
またスパイクによって削り取られたアスファルトが「車粉」と呼ばれる粉塵となり健康被害を呼ぶこととなったのです。

スパイクタイヤに代わってスタッドレスタイヤが登場

スパイクタイヤは日本では1990年に法規制によって姿を消してしまいます。
その代わりに登場したのがスタッドレスタイヤなのです。

1980年代に登場した当初は「スパイクレススパイクタイヤ」という意味不明な名称でした。
これは「鋲=スタッド」を取り除いたタイヤという意味だったため、現在は同じ意味合いの「スタッドレスタイヤ」と呼ばれるようになっています。

以上のことから、スタッドレスタイヤはスノータイヤの一種であると言えます。
スノータイヤにはサイドウォールには「SNOW」や「M+S(マッドアンドスノー/泥と雪)」と刻印がされています。
降雪による走行規制時には、この刻印があるかないかで滑り止め装着が必要かどうかの判断ができるのです。

また、設計上、雪上走行が考慮されたオールシーズンタイヤの多くは「M+S」の刻印がされていて
チェーン規制時でも走行可能となるケースがあります。

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤって何が違うの?

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤは分類上では同じ「スノータイヤ」なのですが、性格は全く異なるといってよいでしょう。

そもそも、スノータイヤは雪道走行を主眼に置いたタイヤで、凍結路面での性能は発揮できません。

レーシングタイヤのスリックタイヤとレインタイヤを例にすると、溝のないスリックタイヤでもダンプと呼ばれるチョイ濡れの路面を走行することは可能でも、完全に濡れてしまった路面では溝のあるレインタイヤでないとハイドロプレーニング現象で走行することは不可能になってしまいます。

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤは、雪上走行を考慮した同じスノータイヤですが、
オールシーズンタイヤは凍結路面には対応していません。

また、夏のアスファルト上を走行することも考慮したオールシーズンタイヤでは、スタッドレス
タイヤと同等の雪上走行性能を期待することも酷と言えるでしょう。

しかし、優れた性能を有するオールシーズンタイヤも存在します。

それが、日本でも正規販売されているグッドイヤーの「VECTOR 4SEASONS」です。

雪上走行では、見事にサマータイヤとスタッドレスタイヤの中間的性能を示しています。

冬場の都市部でも急のつく操作をしなければ、十分にその性能を期待することができるでしょう。
突然の雪に対応するには適したタイヤといえます。

グッドイヤーの公式サイトでは「VECTOR 4SEASONS」に関する動画を見ることができます。

動画を見る限りではいいことづくめのように思えますが、自動車が唯一路面と接している部分が
タイヤであるということを忘れてはなりません。

雪上走行における性能を比較すると、専用設計されたスタッドレスタイヤには劣ってしまうので
その点には十分留意してタイヤ選択をする必要があるのです。

降雪エリアで日常的に舗装路面よりも雪上走行での走行性能を優先させたいと考えた場合には、
間違いなくスタッドレスタイヤを選択した方が良いかと思われます。

「餅は餅屋」という言葉がありますが、専用設計されたものに勝る兼用品は存在しないのです。

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