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ナローポルシェとは?中古車選びの注意点からカスタムまで

「ナローポルシェ」とは、車幅が狭い小柄なボディの「ポルシェ911」の初期モデル・901型のこと。定義には諸説ありますが、いずれもポルシェ好きにとって特別な存在です。ナローポルシェについて、中古車選びの注意点やカスタムなどを解説します。

ナローポルシェとは?

ポルシェ 911 1963年型

車好きの方であれば一度は「ナローポルシェ」という言葉を聞いたことがあると思います。

この「ナロー(Narrow) 」は「狭い」という意味で、車幅が狭い小柄なボディをもつ「ポルシェ911」の初期モデルが「ナローポルシェ」と呼ばれています。

ポルシェ 911は1963年にデビューし、現代(2018年)でも製造・販売されているドイツのポルシェ社が誇る、全世界にファンをもつ人気の高いスポーツカーで、日本では「スーパーカー」として認識されている1台です。

ナローポルシェは一般的にポルシェ 911の「1963〜1973年」に製造された901型のボディタイプをさしますが、1968年の改良にてホイールベースが60mm延長される前までのモデルが、本当の「ナローポルシェ」と呼ばれることもあるようです。

ポルシェ911の歴史についてはこちら

扱いやすいボディサイズが魅力

ポルシェ 911 フロント比較(1964 vs. 2013)

ポルシェ 911 リア比較(1964 vs. 2013)

ポルシェ 911 サイド比較(1964 vs. 2013)

ナローポルシェと現代のポルシェを比較してみれば、その大きさの違いは一目瞭然で、まるで子供と大人という感じに見えなくもありません。

ポルシェ 911は「運動性能」「快適性能」「安全性能」が進化する過程において、そのボディサイズが大きくなってきましたが、基本的なフォルムは初期型であるナローポルシェをベースとしたデザインを引き継いでいることがわかります。

ナローポルシェのスペック

ポルシェ 911のボディサイズ比較
911(901型:1964年)911カレラ(991型:2018年)
全長4,1634,499
全幅1,6101,808
全高1,3201,294
ホイールベース2,211(1968年から2,271)2,450
車両重量1,0951,570〜1,590
乗車定員44
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
ポルシェ 911のパワートレインスペック比較
911(901型:1964年)911カレラ(991型:2018年)
エンジン種類空冷 水平対応6気筒水冷 水平対応6気筒ツインターボ
排気量2.0L3.0L
最高出力96[130]/6,100272[370]/6,500
最大トルク174.6[17.8]/4,200450[45.9]/1,700〜5,000
トランスミッション5MT7MT/7AT
駆動方式RRRR
使用燃料ハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

ナローポルシェの大きさはスペックで比較しても一目瞭然で、全高以外は最新の911がまさっています。

日本の公道・駐車場事情を考えると、ナローポルシェの方が断然的に扱いやすく乗りやすいことでしょう。

ナローポルシェの中古車選びの注意点

フェルディナンド・ポルシェ 設計 「ウル911」1963年

ナローポルシェはデビューから50年以上経過しているため、車体全体の錆には十分な注意が必要です。

またエンジン・ミッションからのオイル漏れはお約束ですから「漏れていること」を前提として、どれくらいのオイル漏れなのかがポイントとなり購入後の整備・修理・費用を大きく左右します。

インテリアについても、50年経過していればレストアされていない限り「ヤレ」はありますので、ボディ・機関部とともにどれくらいのレベルの整備・修理を考えておくかで予算も決まります。

ナローポルシェの中古車情報

ポルシェ 911 1970年式


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最新「911」中古車情報!

本日の在庫数 588
平均価格 887.7万円
本体価格 150〜2880万円
Pick up!
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ナローポルシェの中古車価格の幅は広く、レストアベースの個体かレストア済みの個体かで数千万単位の金額差があります。

具体的な金額としては、レストアベースであれば 500万円前後から、レストア済みであれば2,000万円という個体もあります。

911カレラRS2.7といった限定モデルによっては、過去にオークションにて「1億円」というプライスタグが付いたケースもあるぐらい、ナローポルシェは希少価値が高い車です。

空冷ポルシェ 911の中古価格について

ナローポルシュのカスタム

ポルシェ 911 カレラ RS(1972)

ポルシェは「完成された芸術品」という考え方があり、とくにクラシックポルシェではオリジナル思考が強いため、一般的な「カスタム」が施されたナローポルシェを見かけることはほとんどないでしょう。

一般的な「カスタム」というと「アフターパーツメーカー」や「ショップ」によるオリジナルデザインのパーツを取りつけることですが、ナローポルシェの「カスタム」は少々異なり、「クラシックモデルでも普段乗りできる現代の車にする」というカスタムです。

ナローポルシェのオリジナルデザインはそのままに新しいポルシェのエンジンに換装し、快適な装備(エアコンやオーディオ)を取りつけるカスタム、930型の911を901型にカスタムするチューナーもありますが、どちらもオリジナルデザインを尊重した「カスタム」なのです。

最新のポルシェこそ最良のポルシェ

ポルシェ 911 カレラ

「最新のポルシェこそ最良のポルシェ」とは、ポルシェ社の創業者であるフェルディナント・ポルシェ博士の言葉です。これはポルシェに限らず時代とともに進化していく車としては当たり前のことなのですが、「ポルシェ」と言われると妙に説得力があるように思えます。

しかし「最良のポルシェ」という定義は人によって異なり「空冷エンジン」でこそ最良のポルシェという人も少なくありません。901型は911の始まりであり、911のオリジナルモデルともいえ「最良のポルシェ」と解釈する人もいるでしょう。

現代の911と比較すれば「運動性能」「安全性能」「快適性能」もプアですが、オリジナル911である「ナローポルシェ」を見なおすことで、「最良のポルシェ」の意味がわかるかもしれません。

最新型ポルシェ 911についてはこちら

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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