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世界で愛される名車ランキングTOP10・2022年最新情報【世代を超えた傑作集】

5位:トヨタ ランドクルーザー(日本)

全世界で愛される我らがランクル

トヨタGRJ76K ランドクルーザー70バン(70誕生30周年日本国内復刻仕様・2014-2015)

1951年に登場したトヨタ製ジープの系譜を受け継ぐのが、ランクルの愛称で親しまれるトヨタ ランドクルーザーです。本格オフローダーの直系となる70系とは袂を分かったものの、高い悪路走破性能を備えつつワゴンやSUVとしての要素を盛り込んだ80系の流れを組むランドクルーザーは、100系・200系と続き、2021年8月には300系に進化しました。

300系では、TNGAに基づく新ラダーフレームの採用に加え、トルクフルなディーゼルエンジンモデルも復活。変速機の多段化や電子制御化により、高い走破性と快適性を高次元で両立しています。

外観はより力強くスタイリッシュに改められ、スポーティなGR SPORTモデルもラインナップ。故障しづらいトヨタのオフローダーは世界中で大人気であり、300系に指紋認証スタートスイッチが付けられたのは盗難率万年No.1のランクルゆえです。

最新「ランドクルーザー70」中古車情報
本日の在庫数 216台
平均価格 504万円
支払総額 200~1,180万円

4位:フィアット500(イタリア)

イタリアはモチロン世界の愛され車

初代フィアット500″トポリーノ”(1936-1955)
©ermess/stock.adobe.com
2代目フィアット500(NUOVA500) “チンクェチェント”(1957-1977)
©PUNTOSTUDIOFOTO Lda/stock.adobe.com
3代目フィアット500 “ニューチンク” (2007-)
©Goodpics/stock.adobe.com

フィアット 500はイタリアの国民車となる小型車。映画「ローマの休日」に登場した初代はトポリーノの愛称で呼ばれ、ヌォーバと呼ばれる2代目は「ルパン三世」の愛車としても有名です。とくに古い500は、イタリアで文化遺産扱いとなっています。

2007年にはヌォーバをモチーフにしたリメイク版が登場。さらに2022年には電気自動車の500eとなってリニューアルしました。

「エレットリカ」の愛称で呼ばれる500eは、満充電で最大335kmを走行可能。先代よりもわずかに大型化したものの、キュートなスタイリングはそのままです。内装は先進的でありながらもクラシカルなデザインが豊富に取り入れられ、初代から続く伝統のキャンパストップモデルも揃っています。

500eがリースのみで供給される事情はあるものの、EVの新型が登場してもガソリンモデルの先代が併売されるのは、世代を問わず500が世界中で愛されている証拠と言えるでしょう。

最新「500」中古車情報
本日の在庫数 1088台
平均価格 120万円
支払総額 25~331万円

3位:BMC ミニ(イギリス)

安くてよく走るだけで愛されたとお思いですかな?

BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション) ADO15 “ミニ” (旧ミニ・イギリス・1959-2000)
©Wolfgang/stock.adobe.com
BMW “ニューミニ” (ドイツ・第3世代・2013-)

1959年、第2次世界大戦での荒廃と、中東戦争によるガソリン高騰に苦しむイギリスで、「低燃費で安価な実用車」としてBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が開発、傘下の各ブランドでさまざまな派生車も作られた、偉大なる「ミニ」。

2000年までの長きにわたり販売されましたが、ユニークなメカニズムや、ラリーではポルシェ911すら抜き去った事もある走りで世界中に愛好家が多く、日本でも1990年代レトロカーブームの時期に人気でした。

最後までイギリスで「ミニ」ブランドを保持、次期モデルを開発していたローバーを買収したBMWがブランドを引き継ぎ、2001年にニュー「ミニ」を発売して今に至ります。

最新「MINI」中古車情報
本日の在庫数 409台
平均価格 225万円
支払総額 84~838万円

2位:フォルクスワーゲン ビートル(ドイツ)

フェルディナント・ポルシェ博士の素敵なお仕事

フィオルクスワーゲン タイプ1 “ビートル” (1941-2003)
©Aisyaqilumar/stock.adobe.com
フォルクスワーゲン ザ・ビートル(2011-2020)

第2次世界大戦前に開発、戦争勃発で量産は見送られたものの、戦後ドイツ占領軍に加わったイギリスの軍人が先進性に目をつけ、ドイツ復興のためただちに生産再開するやヒットしたのがフォルクスワーゲンタイプ1、通称「ビートル」。

小さくとも頑丈でよく走り、チューニングやカスタマイズも自在なビートルは世界中で愛され、2003年までに2,100万台以上と、「世界でもっとも多く作られた四輪自動車」です。

日本でも若き日の秋篠宮皇嗣殿下が愛車にするなど人気で、バブル期には古臭いと敬遠されたものの、1998年にリメイク版ニュービートルで復活するや人気が再燃。しかし、2020年まで販売された3代目ザ・ビートルを最後に生産終了となりました。

フェルディナント・ポルシェ博士が生み出し、「カブト虫」の愛称で親しまれ続けたビートルは登場から約80年を経て、その長く偉大な歴史に幕をおろしました。

最新「ビートル」中古車情報
本日の在庫数 155台
平均価格 211万円
支払総額 50~490万円

1位:マツダ MX-5ミアータ(ユーノス ロードスター・日本)

車と走りへの永遠の愛

“ユーノス” マツダ ロードスター (初代NA系・1989-1998)
歴代マツダ ロードスターによるパレードラン
“マツダ ロードスター”
初代NA系(左上) / 3代目NC系(右上)
4代目ND系(左下) / 2代目NB系(右下)

1989年にこの小型軽量FRオープンスポーツが発売された時、「1960年代に流行ったスポーツカーの焼き直しじゃないか」と、あまり重視されていませんでした。

しかし思わぬ大ヒットで、実はこれこそユーザーが待ち望んだ、「手頃な価格と性能、美しいデザイン、運転がとても楽しいスポーツカー」と思い知らされ、世界中のメーカーが同種の車の開発に乗り出す「革命」を起こしたのです。

その多くは長続きしませんでしたが、ロードスターは世界中でもっとも愛されるスポーツカーとして現在も大きく変わらぬ4代目が販売されており、名車として愛好家も多い初代モデルのメーカーによる修復や、純正部品再販も行われています。

最新「ユーノスロードスター」中古車情報
本日の在庫数 118台
平均価格 187万円
支払総額 70~478万円

これからも「愛される車」は作れるか

©Wolfgang/stock.adobe.com

現在、世界の主要自動車メーカー各社とスーパーカーメーカーでさえ、遠くない将来に可能ならEV(電気自動車)、最低でも電動化でよほど燃費のいいハイブリッドに新車販売を限定し、ICE(純エンジン車)は廃止する流れになっています。

時代の大きな転換期にあって、かつての名車のリメイクや後継車、あるいは現在もモデルチェンジで生き残っている名車は、いずれも時代に合わせた存続が可能なのか、不安視されているのが現状です。

まずは名車のEVリメイクに挑戦しているメーカーもありますが、そもそも新世代の車で、これまでのように「世界中で愛される名車」が作れるのか、各メーカーの手腕が問われる時代がやってきました。

世界のトヨタ、はじまりは自動車メーカーではなかった…

メルセデス・ベンツ95年の歴史

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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