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【ホンダ ラグレイト 総合情報】中古車選びの注意点からUSDM仕様とカスタムから燃費まで
ホンダ ラグレイトの総合情報!かつてホンダが販売していたラグレイトは、北米仕様のオデッセイを輸入した国内最大クラスのフルサイズミニバンです。ホンダ ラグレイトの中古車選びの注意点や燃費、カスタムまでの総合情報をまとめました。
この記事の目次
ホンダ ラグレイトとはどのような車?
前期型ラグレイト
ホンダ ラグレイトの発売日
ラグレイトとは、ホンダがかつて製造・販売していた上級ミニバンです。
1999年の6月3日に発売され、2004年に販売を終了しています。
ホンダ オデッセイとの関係
北米では、日本と同じ仕様の初代オデッセイがあまり売れませんでした。
そのため、2代目以降はボディと排気量を拡大した、現地生産の独自仕様としています。ラグレイトは、この北米仕様の2代目オデッセイを輸入したものなのです。
なお、ラグレイトとしては一度もフルモデルチェンジを行いませんでしたが、北米仕様のオデッセイは2代目以降もモデルチェンジを重ね、現在は5代目となっています。
ホンダ ラグレイトのコンセプト
ラグレイトは、上級セダンの走りと質感をもちながら、これまでにない大きなゆとりと乗員すべてに快適な居住空間を提供する、新たな価値をもった「プレミアムライフ・ビークル」を目指して開発されました。
ホンダ ラグレイトの人気
5m超えの全長をもつラグレイトは、日本国内ではかなり大型の部類に入ります。
そのため、日本の交通環境ではあつかいづらく、高い自動車重量税もかかるので、販売は終始低迷していました。
一方で、フルサイズミニバンとしての迫力あるスタイリングや、広い室内空間は高く評価されており、現在も中古市場において一定の人気があります。
ホンダ ラグレイトの特徴
・力強くスムーズな心地よい走り
・存在感のある上質なデザイン
・乗員すべてに快適な居住空間
・高い衝突安全性能
ホンダ ラグレイトの外装・内装
前期型ラグレイトのエクステリア・インテリア
前期型ラグレイト フロント
前期型ラグレイト リヤ
前期型ラグレイト インパネ
前期型ラグレイト シート
ラグレイトは2001年のマイナーチェンジを境に、前期型と後期型に分けられます。
前期型ラグレイトのエクステリアは、鋭さと重厚感を伴った機能美を追求し、走りの躍動感にあふれるスタイリングとしました。
インテリアは旅客機のファーストクラスをイメージとし、全体の色調をツートーンに統一することで、上級車に相応しいゆとりとくつろぎ感を演出しています。
後期型ラグレイトのエクステリア・インテリア
後期型ラグレイト フロント
後期型ラグレイト リヤ
後期型ラグレイト インパネ
後期型ラグレイト シート
後期型ラグレイトは、前期型からホイールとフロントバンパーが変更されました。
ヘッドランプもHID化し、出力の向上やトランスミッションの変更などが行われています。
ホンダ ラグレイトのスペック
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
5,105 | 1,935 | 1,740 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
3,000 | 前期型:1,950・1,960 後期型:1,970・1,990 | 7 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
前期型ラグレイト | 後期型ラグレイト | |
---|---|---|
エンジン種類 | V型6気筒SOHC | V型6気筒SOHC |
排気量 | 3.5L | 3.5L |
最高出力 | 151[205]/5,200 | 177[240]/5,500 |
最大トルク | 296[30.2]/4,300 | 324[33.0]/4,500 |
トランスミッション | 4速AT | 5速AT |
駆動方式 | FF | FF |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
ホンダ ラグレイトの燃費
ラグレイトの燃費性能は、昨今の一般的な日本車と比較すると、かなり悪いです。
大型のボディにV6エンジンを搭載するという、まさにアメ車を体現した仕様なので、燃費に関しては仕方ないと割り切るしかないでしょう。
ホンダ ラグレイトの燃費性能
前期型ラグレイト | 後期型ラグレイト | |
---|---|---|
10・15モード燃費 | 8.0 | 8.2 |
実燃費 | 5~7 | 5~7 |
[単位]km/L |
ホンダ ラグレイトをUDSM仕様にカスタムして楽しむ!
ラグレイト USDM仕様
国産車のうち、アメリカでも同じモデルが発売されているケースがあります。この場合、米国仕様車は、アメリカの法規制や市場に合わせて内外装を変更しています。ホンダ ラグレイトは、米国ではオデッセイの名称で販売され(国内で販売されるオデッセイとは異なる設計)、このケースに当てはまるモデルとなります。
USDMとは、狭義において日本国内で流通している車に、米国仕様の純正パーツに取り替えてカスタムすることをいいます。広義においては、米国で販売されている純正ではないカスタムパーツを国内仕様車に取り付けてドレスアップするなどのカスタムをすることをいいます。
上記のInstagramの画像は、米国で販売されていた純正ではないカスタムパーツでドレスアップしたラグレイトです。(この撮影はイベントに出展された車で、公道走行中のものではないようです。公道走行には保安基準を満たしたカスタムパーツであることが求められますので、ご注意ください)
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ホンダ ラグレイトの中古車価格
最新「ラグレイト」中古車情報!
ラグレイトはあまり人気がなかったため、中古車市場にはあまり出回っていません。
価格もあまり高くはありませんが、国内最大クラスのフルサイズミニバンということで、一定の需要があることから、安くなりすぎることもないようです。
ホンダ ラグレイトを中古で買うときの注意点
中古車を買う前にチェックしたい注意点
ラグレイトは、トランスミッションの変速不良が起きやすい車種として知られています。
これには、ラグレイトのトランスミッション内の弁にスラッジが詰まりやすいことが関係しており、ミッションオイル(ATF)の交換を怠っていた車両では、高確率で変速不良が発生するようです。また、車重が重く、トランスミッションに大きな負担がかかりやすいことも影響しているようです。
トランスミッションの修理・交換には多大な費用が掛かるので、ラグレイトを中古で購入する際には、ミッションオイルの状態をしっかりと検分し、前オーナーによる修理履歴や車検に関する情報なども、ディーラーから確認するようにしましょう。
ホンダ ラグレイトのカスタム
ホンダ ラグレイトのカスタム例
グリルの変更をはじめとした改造が施されています。
ホイール変更の他、日本ではあまり見られないバグガード(虫よけ)がフロントに装着されています。
ホンダ ラグレイトのカスタムパーツ
ラグレイト用の2本出しマフラーカッターです。
ラグレイト用のマフラーカッターです。
ホンダ ラグレイトの魅力とは?
後期型ラグレイト
ラグレイト最大の魅力は、国産車には珍しい全長5m超えの迫力ある大きなボディではないでしょうか。日本の一般的なミニバンでは味わえない迫力があり、室内空間も広々としています。
燃費は悪いですが、それを補って余りある魅力が、ラグレイトにはあると言えるでしょう。
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