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【車についた水垢の落とし方】水垢ができる原因・放置したらどうなる?

車の水垢の種類とできる原因

©naka/stock.adobe.com

「なんかボディがくすんでいるな」と思ったら水垢がこびりついて落ちなくなっていた。そんな経験をお持ちの方も多いはず。

水垢の種類はざっくり油性と水性の2種類に分けられます。

それぞれ汚れの原因は異なりますが、付着してすぐであればカーシャンプーで簡単に落とすことができます。

水性の水垢ができる原因

水性の水垢は、主に雨水や水道水に含まれるミネラルや大気中のゴミやチリが原因です。

雨水に含まれる大気中のチリやゴミが雨に混じってボディに付着し、水分が蒸発するときにごみだけがボディにこびりついてしまうことで水垢となります。

このとき、ミネラル分がリング状に白く残った水垢を“イオンデポジット”といい、イオンデポジットを長期間放置すると最悪の場合、除去にボディ研磨が必要です。

いずれの場合にしても、汚れた水分をボディに付けたまま放置してしまうと発生するため、対策としてはこまめな洗車しかありません。

油性の水垢ができる原因

油性の水垢は、ボディに塗ったワックスや、取っ手やミラーの可動部から流れ出たグリスがボディに付着することが原因で発生します。

主成分が油のため、水性に比べると洗車で落ちにくく、長期間放置すると通常の洗車では落とせません。

みつけた場合、すぐ洗車することが必要です。

ウォータースポットとは?

水垢とよく混同されるのがウォータースポット。これは水垢とは違いボディのダメージですので、水垢取りでは落とすことができません。

原因は濡れたボディを炎天下に放置すること。ボディに付いた水滴がレンズの役割を果たし、太陽光でボディを焼いてしまうことで発生します。

虫眼鏡で黒い紙を焼く実験と同じ原理です。

特に黒いボディに発生しやすく、ひどい場合は研磨や再塗装が必要になるので、ウォータースポットには注意しましょう。

主な原因は天気の良い日中の洗車や、青空駐車。対策としては洗車は天気の良い日中を避け、青空駐車の場合はカバーをかけるのがおすすめです。

簡単!車の水垢を落とす方法

洗車の画像
©Nataly/stock.adobe.com

車の水垢は、付着して間もないモノであれば水垢落とし用のカーシャンプーで比較的簡単に落とせます。油性、水性の水垢に関わらずキレイにすることができるので、是非チャレンジしてみて下さい。

車の水垢を落とす方法は以下の手順になります。

  1. 洗車をする
  2. 水垢落とし用のカーシャンプーで洗う
  3. 水ですすぎながら落ちていない汚れを落としていく

落とす手順①洗車をする

水垢落としを始める前に、まずは車をキレイに洗車します。水垢落としはボディをこすらなくてはいけません。

車が汚れた状態で水垢落としを始めてしまうと、ボディについた砂などを巻き込んで車を傷つける原因になってしまいます。

水垢落とし作業の前準備として、キレイに洗車をしておきましょう。洗車は手洗い、機械洗車どちらでも問題ありません。

落とす手順②水垢落とし用のカーシャンプーで洗う

汚れを一通り落としたら、次は水垢落とし用のカーシャンプーで洗います。

使い方は普段の洗車用カーシャンプーと同じです。スポンジにシャンプーを付けて、ボディを洗っていきます。

このとき、水垢落としシャンプーの威力を強く発揮させるために、ボディ全体にシャンプーを塗り広げたら、1~2分ほど放置する工程を入れると非常に効果的です。

水垢落とし用のカーシャンプーは、シャンプーに含まれる成分と水垢を化学反応させて分解する仕組みになっています。

ですので、水垢が付いている部分を強くこするよりも、時間をおいて、水垢を分解した方が、ボディを傷めず簡単に水垢を落とせます。

落とす手順③水ですすぎながら落ちていない汚れを落としていく

水垢落とし用のカーシャンプーで洗い終えたら、最後は水でシャンプーを洗い流していきます。もし、洗い流している最中に残っている水垢を見つけたら、スポンジで軽くこすりましょう。

水垢落とし用のカーシャンプーで、既に柔らかくなっている水垢は、少しこすれば簡単に落とせます。

洗い残しのタッチアップは、水垢落としで使ったスポンジを使いまわすと、洗剤を節約しながら効果的に作業を進められるのでおすすめです。

頑固な水垢はコンパウンドを使って落とそう

水垢が付着してから時間がたち、カーシャンプーで落とせなかった水垢は、コンパウンドを用いて削り落とします。

使う手順は水垢落とし用のカーシャンプーと同じで、洗車でボディをキレイにしてからコンパウンド入りのカーシャンプーを使用します。

コンパウンドはボディを研磨する効果があるので、頑固な水垢も研磨剤の力で削り落とすことが可能です。

しかし、削る力があるということは、ボディへの攻撃力が高いということ。強い力でこすってしまうと、かえって傷ができてしまいます。

コンパウンド入りのシャンプーを使うときは十分に気を付けて使用してくださいね。

コンパウンドとの相性が悪い車両もある

ちなみにコンパウンド入りシャンプーを使わない方が良い車両には、以下のようなものがあります。

  • ボディコーティングを施工している車両
  • ボディ色が暗い車両
  • セルフリペアリング、スクラッチシールドなど特殊な塗装を施している車両

これらの車両はコンパウンドとの相性が悪く、コーティング施工車両にコンパウンドを使用すると、コーティングをはがしてしまう恐れがあります。

コンパウンドの使用は最終手段として考えておくと無難でしょう。

車にできた水垢を放置するとどうなる?

©hakase420/stock.adobe.com

車にできた水垢を放置すると、汚れがこびりついて通常の洗車では落ちなくなってしまいます。

場合によっては専門の業者に除去作業を依頼しなくてはならないため、水垢を発見した場合は、なるべく早く落とすようにしましょう。

もし放置してしまった場合

とはいえ、平日は忙しく洗車をする時間がなかったため、水垢を放置してしまった。という方もいるでしょう。

もし水垢を放置してしまった場合は、とりあえず洗車をします。もしまだ水垢がボディに浸透していなければ洗車で落ちる可能性は十分にあります。

放置してしまったと諦めずに、まずは洗車をしてみることが大切です。

洗車をしても落ちなかった場合

洗車をしても水垢が落ちなかった場合は“水垢取り”用のカーシャンプーで手洗いをしてみましょう。

水垢取り用のカーシャンプーには化学反応で水垢を落とすものと、研磨作用で水垢を落とすものの2種類があります。

種類によってはワックスやコーティングまで落としてしまう商品もあるので、もしボディコーティングを施工している車は使用前に取扱説明書をよく読んでから作業を進めてくださいね。

洗車以外で水垢を予防する方法も

車のカバー
©Oleksandra/stock.adobe.com

カーカバーをかける

車に水垢を発生させない予防方法も効果的です。水垢は車が雨にぬれることで発生します。つまり、雨にぬれないようにしてあげれば、きれいな状態を維持できます。

最も簡単な方法は、駐車中の車カバーです。車カバーをかけることで青空駐車の車でも雨に濡れません。常にボディを乾いた状態にできれば、ウォータースポットなどは発生しないのです。

また、車カバーは水垢以外に紫外線から塗装を守る効果も期待できます。紫外線は塗装面だけでなく、ゴムであるタイヤの劣化も加速させます。また、盗難防止効果も期待できるので、オススメアイテムの一つです。

ボディやガラスに撥水加工する

車カバーにはデメリットもあり、車を使うたびにカバーを外したりかぶせたりしなければなりません。

そのような方はボディやガラスに撥水加工をしてみてはどうでしょうか。撥水加工をすれば、雨水を弾いてくれるので流れ落ちても水跡が残りづらくなります。結果的に、撥水加工のない車よりも水垢がつきづらくなるのです。

しかし撥水加工にもデメリットはあり、撥水加工の費用がかかることや、水垢の種類でお伝えしたように撥水コーティングが雨水と一緒に流れ落ちることで、油性の水垢が発生する原因にもなりえます。

水垢取りを業者に依頼したときの料金は?

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水垢取りを業者に依頼した場合の料金は、店舗によって大きく異なります。また、水垢取りのメニューのない整備工場も多くあります。相場としてお伝えするなら1,000円~3,000円ほどと考えておけばいいでしょう。

ただし、店によってもっと高くなることも考えられるので、事前に問い合わせを行い確認しておくことをオススメします。

ガラス面に関しては名称が「油膜取り」になります。また、ボディの水垢取りではなく、洗車という形で対応する場合も。

いつもお世話になっている整備工場があるなら、「ここの水垢が気になる」と伝えることで、サービスで水垢を取ってくれる場合もありますが、無料でしてもらうなら常識の範囲内でお願いするようにしましょう。

簡易コーティング施工もオススメ

コーティングを何もしていない車は、洗車をしてもすぐに水垢が発生します。しかしコーティングを行えば、雨水がボディやガラスに残りづらくなるので水垢の発生を大幅に抑えることができるのです。

最近ではコーティング専門店だけでなく、ガソリンスタンドやディーラーなどでも簡易コーティングに力を入れています。

簡易コーティングとは、高額なコーティングより持続期間は短いものの、安い金額で行うコーティングのことです。コーティングを行うためには洗車が必須になるのですが、その洗車である程度水垢を落とします。

また、撥水効果を維持することで、水垢を発生しづらい状態にできます。簡易コーティングの料金は、約5,000円から1万5,000円ほど。コーティングが落ちてしまった車の場合、塗装のツヤもよみがえらせることができオススメです。

定期的に洗車をするのはめんどくさいと思われる方は、料金の安い簡易コーティングを試してみてはどうでしょうか。

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執筆者プロフィール
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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