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左折可の標識
道交法・交通事故

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常時左折可の標識とは?一方通行と見間違えないよう解説!

意外と間違えやすい標識「常時左折可」

左折可の標識
左折可の標示板

皆さんは「常時左折可」の標識を見たことはありますか?

常時左折可の標識とは、白地に青い「←」が描かれた標識のことを指しますが、この「左折可」は正確には道路標識ではなく、「標示板」に分類されます。

本記事では左折可の標示板の正確な意味と、見た目で間違えやすい「一方通行」の標識との違いについて解説しているので、是非ご覧になっていってください。

左折可の標示板の意味

©tsuchikure/stock.adobe.com

左折可の標示板が設置された場所では、信号の色に関係なく常時左折ができます。

ただし、通行が優先されるのは青信号で進行している車であり、左折時には周囲の車や歩行者に対して十分な注意を払う必要があるので、覚えておきましょう。

主な設置場所は交通量が多い交差点

左折可の標示板は、主に交通量が多く、渋滞の原因となる交差点に設置されます。

標示板を設置することで、車の流れがスムーズになり、渋滞が解消されるという訳ですね。

ただ、左折可の標示板は年々数を減らしており、現在は日本全国でも300程しか設置されておらず、設置数が0という県も存在しています。

そのため、若いドライバーだと左折可の標示板を見たことが無く、標示板が設置されている交差点の手前で信号待ちをしてしまい、クラクションを鳴らされたなんてこともあるようです。

左折可の標示板は何故激減した?

左折可の標示板が激減した理由としては、交通事故の増加が挙げられます。

横断歩道があり歩行者や自転車の往来も多い交差点では、左折可によって左折した車と、信号に従って交差点を渡ろうとした歩行者や自転車との事故が絶えなかったのです。

そのため現在では、横断歩道がある交差点の標示板は殆ど撤去されてしまい、歩行者の往来が少なく、交通渋滞の原因となる可能性がある交差点にのみ、左折可の標示板は設置されています。

常時左折可と似ている「一方通行」 とは?

一方通行の標識

左折可と見間違えやすい標識として、一方通行の標識があります。

その見た目は青字に白い「←」という、左折可の標示板とそっくりなデザインをしているのです。

©中村健二/stock.adobe.com

この標識が設置されている場所では、車両は矢印の示す方向には進むことができますが、逆方向から進むことはできません。

標識を無視した場合、道路交通法における通行禁止違反となり、反則金と減点2点が科せられてしまうので注意しましょう。

通行禁止違反の罰則

免許区分反則金違反点数
原付5,000円2点
小型特殊
二輪自6,000円
普通自7,000円
大型自9,000円

「左折可」と「一方通行」 間違えずに覚えよう

上段:左折可、下段:一方通行

左折可と一方通行は間違えやすいですが、設置数の多い一方通行が白矢印と覚えておけば、大体の場合はなんとかなります。

左折可の標示板は設置場所も限られているので、見かけた際に思い出せればOKです。

ただし、どちらも交通法規に基づいた重要なサインですので、その内容には必ず従って安全運転を心掛けるようにしてくださいね!

分かりづらい標識を解説!

道路交通法に関する記事はこちら

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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