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ディーゼル車を選ぶメリットとは?費用や人気車種、デメリットも紹介

ディーゼル車とは?

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ディーゼル車とは、ディーゼルエンジンを搭載した車種のことです。

以前は「ディーゼル車=黒煙を撒き散らす」というイメージがありましたが、現在は従来に比べて環境負荷が少ないのディーゼルエンジンを搭載した乗用車「クリーンディーゼル」が登場しました。

環境負荷が少ない「クリーンディーゼル」が主流に

従来のディーゼルエンジン搭載車は環境負荷が高かったことから、2003年に東京都をはじめとした地方自治体で「ディーゼル車規制条例」が制定されました。

基準を満たさないディーゼルエンジン搭載車は、指定区域の走行が禁止となる厳しい規制です。

その後、2009年に制定された「ポスト新長期規制(平成22年排出ガス規制)」では、ディーゼルエンジン搭載車にガソリンエンジン搭載車並の規制がかけられるようになりました。

この排出ガス規制を受けて、各メーカーは環境負荷が低いディーゼルエンジンを開発。現在ディーゼルエンジン搭載している車の多くは、クリーンディーゼルや規制への対応が施されています。

ディーゼル車のメリットとデメリット

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ディーゼル車を選ぶメリット

燃費が良い

ディーゼル車最大の特徴は燃費の良さです。ディーゼルとガソリン両方のエンジンをラインナップするマツダ MAZDA2で比較すると、ガソリンエンジンは20.2km/Lなのに対して、ディーゼルエンジンは21.6km/Lとなっています。

燃料1Lあたりの走行距離は大きく差があるわけではないものの、ディーゼルエンジンは軽油を使うため、燃料代を抑えることが可能です。

税金が安い

現在、クリーンディーゼルモデルはエコカー減税の対象となっているため、自動車税や重量税といった車にかかる税金がガソリンエンジン車よりも安くなる場合があります。

トルクが大きい

走行性能面では、ディーゼル車は低回転から大きなトルクを発揮するため、低速時や登坂時などの力強さに優れています。

ディーゼル車を選ぶデメリット

定期的なメンテナンスが必要

ディーゼルエンジンはススが発生しやすいという性質上、除去などのメンテナンスが定期的に発生します。また、それに伴ってオイル交換などもこまめにおこなう必要があります。

また、短い距離だけ走行するいわゆる「ちょい乗り」を繰り返すとススが溜まりやすくなり、不調の原因となります。

減税は今後なくなるかも?

現在はエコカー減税により税制面で有利なクリーンディーゼルですが、これは一時的なもので、今後減税の対象ではなくなる可能性があります。そうなったとき、車両重量が重くなりがちなディーゼル車は、重量税などが高額になる場合も。

車両価格が高い

燃料代や税金が安く抑えられるディーゼル車ですが、車両価格はガソリン車よりも高く設定されていることがほとんどです。

日常的に長距離のドライブをする人ならディーゼル車はメリットを感じやすいですが、こまめに車を買い換える方や、たまにしか車を使わないという方はデメリットばかり感じてしまうでしょう。

ディーゼル車とガソリン車との違い

ディーゼル車とガソリン車の大きな違いとして、まずは燃料が違います。ガソリン車はその名の通りレギュラーやハイオクといったガソリンが燃料ですが、ディーゼルエンジンの燃料は軽油です。

また、排気量や過給器の有無などが同じ条件であれば、ガソリン車よりもディーゼル車のほうがトルクが大きくなります。

エンジンの最高回転数はガソリン車よりも低くなるため、ガソリンエンジンを積むモデルよりもディーゼルエンジンを積むモデルのほうが、タコメーターに表示されるレッドゾーンの回転域が低めになっています。

間違えてガソリンを入れてしまったら?

セルフのガソリンスタンドで、給油する油種を間違えるミスは後を断ちません。入れ間違えたことに気付かずそのまま走り出してしまうと、エンジンの故障を招くことになります。

ディーゼル車に軽油ではなくガソリンを給油してしまった場合、燃料噴射ポンプなどに故障が発生。そこから派生してエンジン内部のさまざまな箇所にトラブルが起きてしまいます。

油種を間違えてしまった場合は、ただちにガソリンを抜いたり、タンクなどを洗浄するなどの修理が必要となります。

ディーゼル車人気ランキングTOP10

ここからは、ディーゼルエンジンモデルが選べる車種の販売台数ランキングTOP10を発表します。

このランキングはディーゼルエンジンが搭載されたグレードとそうでないグレードの販売台数を合算した、車種全体の販売台数を基にしたものです。

【1位】トヨタ ランドクルーザープラド

トヨタ ランドクルーザープラド(2020年)

1位はランドクルーザープラドです。

高級感溢れるエクステリア及び内装と、高い悪路走破性が特徴のモデルです。

悪路を走る上で重要な低速域での力強さが特徴のディーゼルエンジンと、ランドクルーザープラドの相性は抜群だと言えるでしょう。

ランドクルーザープラドはすべてのグレードでクリーンディーゼル搭載仕様を選択することができます。

最新「ランドクルーザープラド」中古車情報
本日の在庫数 1724台
平均価格 402万円
支払総額 90~759万円

【2位】マツダ MAZDA2

マツダ MAZDA2(2020年)

2位はマツダ MAZDA2です。

マツダの掲げる「人馬一体」の走りをコンパクトサイズながら実現した、マツダの人気車種です。

また、マツダの全ラインナップで一番安く購入できるクリーンディーゼル車となっています。

ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD(¥1,903,000 〜)をはじめとして4グレード用意されています。

最新「MAZDA2」中古車情報
本日の在庫数 341台
平均価格 157万円
支払総額 88~260万円

【3位】マツダ CX-5

マツダ CX-5(2020年)

3位はマツダ CX-5です。

マツダ CX-5は、マツダの新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」が初搭載された車種です。

200馬力のパワフルな2.2Lディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を搭載し、大柄なボディながらキビキビとした走りを楽しめます。

ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD(¥2,997,500 〜)をはじめとして3グレード用意されています。

最新「CX-5」中古車情報
本日の在庫数 2838台
平均価格 206万円
支払総額 43~439万円

【4位】マツダ CX-30

マツダ CX-30(2021年)

4位はマツダ CX-30です。

マツダ CX-30は、MAZDA3に続く新世代商品群の第2弾として登場したクロスオーバーSUVで、日本とヨーロッパを中心にグローバル展開がされています。

CX-5よりコンパクトながらCX-3よりも室内が広々としている、CX3とCX-5の中間に位置するモデルです。

1.8Lのディーゼルエンジン搭載モデルが用意されていて、ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD PROACTIVE(¥2,887,500 〜)をはじめとして3グレード用意されています。

最新「CX-30」中古車情報
本日の在庫数 627台
平均価格 239万円
支払総額 150~364万円

【5位】ミニ MINI

ミニ MINI 5ドア(2020年)

5位は「ミニクーパー」でおなじみのミニです。

2001年からドイツ・BMWの生産となったミニは現在3代目のモデルが発売されています。2.0Lのディーゼルエンジン搭載モデルを選択可能です。

3ドア・5ドア・クラブマン・クロスオーバーの各モデルでディーゼルエンジン搭載仕様を選択することができます。

最新「MINI」中古車情報
本日の在庫数 405台
平均価格 224万円
支払総額 78~838万円

【6位】マツダ MAZDA3セダン/ファストバック

マツダ MAZDA3ファストバック(2021年)

6位はマツダ MAZDA3です。

マツダ MAZDA3は、日本のみならずアメリカやヨーロッパなど全世界で販売されているマツダの世界戦略車です。

マツダの新世代商品群の第1弾として発売され、1.8Lのディーゼルエンジンを含め全4種類と豊富なパワートレインが用意されています。

ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD PROACTIVE(¥2,790,741 〜)をはじめとして3グレード用意されています。

最新「MAZDA3セダン」中古車情報
本日の在庫数 118台
平均価格 209万円
支払総額 147~290万円
最新「MAZDA3ファストバック」中古車情報
本日の在庫数 618台
平均価格 222万円
支払総額 109~398万円

【7位】マツダ CX-8

マツダ CX-8(2020年)

7位はマツダ CX-8です。

マツダ CX-8は、マツダが販売するクロスオーバーSUVのの最上位モデルで、マツダの現在のラインナップでは唯一の3列シートを採用しているモデルです。

最上位にふさわしい豪華な装備が特徴で、6人乗りのグレードでは2列目シートにキャプテンシートが用意されています。

ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD (¥3,377,000 〜)をはじめとして4グレードが用意されています。

最新「CX-8」中古車情報
本日の在庫数 915台
平均価格 286万円
支払総額 132~490万円

【8位】デリカD:5

三菱 デリカD:5(2020)

8位は、三菱 デリカD:5です。

悪路走破性が高いミニバン、という他にはない個性を持っていることがデリカD:5の特徴です。

現在ラインナップされているデリカD:5は、全車がクリーンディーゼルエンジン搭載モデルとなっており、2.2Lのディーゼルターボと8速ATが組み合わされます。

全4種のグレードが用意され、標準グレードの「M」は¥3,913,800からとなっています。

最新「デリカD:5」中古車情報
本日の在庫数 2107台
平均価格 277万円
支払総額 20~636万円

【9位】マツダ CX-3

マツダ CX-3(2020年)

9位はマツダ CX-3です。

MAZDA2をベースにしたクロスオーバーSUVで、マツダが販売するSUVの中で最もコンパクトなモデルとなっています。

2014年に発売が開始され、当初はディーゼルエンジン搭載車のみをラインナップしていましたが、現在はガソリンエンジン搭載車も追加されています。

ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XD (¥2,492,600 〜)をはじめとして3グレードが用意されています。

最新「CX-3」中古車情報
本日の在庫数 798台
平均価格 167万円
支払総額 69~297万円

【10位】メルセデス・ベンツ Aクラス

メルセデス・ベンツ Aクラス(2018年)

10位は、メルセデス・ベンツ Aクラスです。

Aクラスは、メルセデス・ベンツが販売する車種の中で最もコンパクトなモデルとなっています。

かつては全高が高いトールワゴンでしたが、現在は全高を下げたハッチバック/セダンボディが与えられました。

「A200 d」がクリーンディーゼル搭載グレードとなっており、価格はハッチバックが¥4,360,000から、セダンが¥4,360,000から用意されています。

最新「Aクラス」中古車情報
本日の在庫数 712台
平均価格 237万円
支払総額 28~588万円

今後のディーゼル車はどうなる?

燃料代や税金を安く済ませられるというメリットから、魅力を感じる方は多いでしょう。

しかし、現在はEVの普及が急ピッチで進められています。EVと比較するとクリーンディーゼルはメリットが少なく、開発コストもかさんでしまうため、三菱やトヨタはクリーンディーゼルの展開には消極的です。

今後、ガソリンエンジン車とともに廃れていってしまう可能性は、低いとは言えない状況です。

ディーゼル車の今後を見守りましょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
監修者プロフィール
鈴木 ケンイチ
鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...

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