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チタンマフラーのメリットとデメリットとは|磨きの手入れから焼き色についても

クルマのチューンナップアイテムのひとつ、マフラー。なかでも人気が高いのがチタンマフラーです。知っている人ならうなずく、あの美しい焼き色。チタンマフラーとその他のマフラーを大比較、 お手入れ時の磨き方まで、たっぷり解説します。

チタンマフラーとは

チタンマフラーとは、素材にチタンを用いているマフラーのことをいいます。
マフラーとは、排気ガスの排気音を低減する消音機のこと。
排気の圧力や温度を調整して音を減らします。
使われる素材にはチタンのほか、鉄、ステンレス、ブラス(真鍮)、アルミ、カーボンなどがあります。

素材によるマフラーの音の違い

マフラーは素材により音が変わります。チタンマフラーの音は高くて軽く感じられます。はじける感じの音だという人もいます。

これに対しカーボンやアルミ製のマフラーは、低くて重い音だといわれます。
どの音が良いかは好みの分かれるところですが、チタンマフラーの音もファンが多いようです。

素材によるマフラーの性質の違い

マフラーは素材により重さや硬さなどの性質も変わります。
重さでいうと最も重いのがブラス、続いてステンレス、鉄、チタン、アルミ、カーボンの順。
硬さなら一番はチタン、カーボン、ステンレス、鉄、ブラス、アルミという順番です。

チタンは硬度が高いのに軽いという特性を持っているのです。

チタンマフラーの焼き色

チタンマフラー独特のブルーの焼き色。
見た目の美しさもチタンマフラーの人気が上がってきている理由の1つです。
そこで、チタンマフラーの焼き色の正体、作り方についてご紹介していきます。

チタンマフラーの焼き色の正体とは?

チタンマフラーの特徴のひとつはその色。
「ヒートグラデーション」と呼ばれる焼き色です。
その正体は「酸化皮膜」といって、チタン原子と酸素が結合してできています。
ブルーから虹色に変化していくグラデーション、美しいですよね。
この色がたまらないという理由でチタンマフラーを選ぶ人も少なくないようです。

チタンマフラーの焼き色の作り方

焼き色の作り方にはふたつの方法があります。
ひとつ目は電解液に素材を浸し電気を流す方法。
一度に大量に、品質にむらのない色付けを行うことができます。
もうひとつはバーナーであぶる方法。
温度が高くなるにつれ、イエロー、パープル、ブルー、ライトブルー、ホワイトの順で色が変わります。
この方法だと色むらができやすく、職人技が求められます。

チタンマフラーのメリットとは

デメリット

近年、幅広い世代の車好きの人気を集めるチタンマフラーにはどんな特徴があるのか。
そんなチタンマフラーにすることのメリットについてまとめました。
マフラーの購入・交換を考えている方はぜひ、参考にしていください。

チタンは硬くて錆びなくて丈夫!

チタンは硬くて腐食しない素材なので、強度や耐久性はマフラーの素材中一番です。
薄くても強いため、多くは厚さ0.6mmという極薄のチタンパイプを使って作ります。
曲げ加工部分はもっと薄くなりますが、それでも強度に問題はありません。

チタンは軽い

チタンは軽い金属で、比重が鉄の60%ほどしかないため、チタンマフラーを使うとクルマを軽量化できます。
もともと軽い上に薄くできるため、車種によっては10kg以上の軽量化となり、走る・曲がるといった運動性能が上がるとともに、燃費向上にも貢献します。
カーボンも軽くて丈夫な素材、軽さだけでいえばチタンを上回りますが、金属とは違って粘りがなく割れてしまうことがあります。
総合的に見るとやはりチタンに軍配が上がります。

チタンは美しい

チタンの美しい焼き色も他の素材にはない魅力です。
軽くて丈夫というチタンの性能よりも、この色を手に入れたいという人も少なくありません。
鮮やかなチタンマフラーのブルーはとても目立ちます。
クルマの存在感がグッと高まりますね。

チタンマフラーのデメリットとは

メリット デメリット はてな 考える人

チタンマフラーの最大のデメリット、それは価格の高さです。
またチタンは加工が難しい金属です。
非常に硬く、曲げ加工が大変難しいのです。
素材としての価格が高い上、加工が難しく加工費が高くつくため、高価なパーツになってしまいます。
マフラー全体をチタン製にした場合には、数10万円~100万円ほどの値段になってしまいます。

安くするためには?

価格を下げるには、マフラーに使うチタンの量を減らすしかありません。
たとえば、ハーフチタン(見えない部分などはステンレス製とし、エンドパイプなど表面に出る部分のみチタン製とするもの)にするという手があります。
ドレスアップのため装着するマフラーカッターだけにすればさらに安く済みます。

チタンマフラーの磨きの手入れはどうすればいい?

車 メンテナンス 点検

出典:©iStockphoto.com/gilaxia

ついに見つけたお気に入りのチタンマフラー。
でも、「マフラーの手入れってどうしたらいいの?」と疑問を持つ方もいらっしゃることでしょう。
大切に、美しく使うために正しいチタンマフラーの手入れ方法をご紹介します。

手入れは水洗いだけでOK

チタンマフラーの手入れは、基本的に水洗いだけで十分です。
チタンは金属表面の素材感をそのまま仕上げとします。
そのためチタンマフラーの表面にはもともと何も塗られていませんから、ワックスなどは塗らなくて大丈夫です。

油は丁寧に拭き取る

ただし、油分が付いたままになっていると排気熱がかかった際に焼き付き、非常に取りにくくなります。
エンジンオイルなどの油分や手の脂が付着したら丁寧に拭き取ってください。
ブレーキクリーナーをスプレーして拭きあげるとよいでしょう。

ゴシゴシ磨いても大丈夫

チタンマフラーの手入れでは、傷や汚れを落とすのにサンドペーパーをかけても問題ありません。
チタンマフラーは大変薄いので、磨くと摩耗で強度が落ちてしまうのではないかと不安に感じる人もいるかもしれません。
たしかにチタンマフラーの厚さは0.6mmほど。
でも、普通に磨いた程度では強度が落ちる心配はありません。

美しい焼き色を落としてしまわないようご用心!

ただし、注意しなければならないのは表面の焼き色です。
チタンマフラーの美しい焼き色は非常に薄い酸化皮膜。
研磨剤などを使って勢いよく磨くとそこだけ焼き色が落ちてしまいます。
磨きをかけたい場合、まず裏側の見えない部分でどのぐらい力を入れてよいかを試してみてください。

チタンマフラーを選ぶかどうかのポイントは?

指をさす女性

チタンマフラーについて理解してもらえたでしょうか。
マフラーの素材にはいろいろな種類があって、性質や音、価格にそれぞれ特徴・違いがあります。
チタンマフラーは性能的には最高ですが、価格も一番。
どれを選ぶかは、重量、強度、音、見た目、価格などのうち、何を重視するかということです。
クルマのドレスアップを考えているなら、マフラーについても、ぜひこだわってみてください。
MOBYにはマフラーなどパーツについての記事がありますので、ぜひ見てみてくださいね。

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