サターンまとめ|GMの世界戦略車をご紹介!中古車価格なども

90年代後半に鳴り物入りで日本に上陸したGMの小型乗用車サターン。日本車に対抗すべく開発されたクルマでしたが、残念ながら日米で返り討ち・・・。でも悪いクルマじゃないんですよ。今回はそんなサターンの魅力と中古車、燃費情報をお届けします。

サターンってどんな車?

サターンSL(初代)

出典:http://auto-database.com/

サターンは米国のゼネラルモータース(以下、GM)社が生産した乗用車です。
日本市場では1997〜2001年にかけてSシリーズが販売されました。

1970年代のオイルショック以降、燃費がよく、信頼性が高い日本車が北米市場を席巻しました。
これに危機感を抱いたGMは、85年に日本車を好んで購入する高学歴・高収入のホワイトカラー層をターゲットとした高品質な小型車開発に乗り出します。

その結果、90年にデビューしたのがサターンSシリーズ(初代)です。

サターンSシリーズは、環境保護とメンテナンスコストの低減を謀り、モノコックボディに架装したドアやボディの一部をぶつけても復元するプラスチック樹脂製としました。
また、搭載されるエンジンは燃費性能と生産性を重視した専用のものを搭載しています。

Sシリーズはセダン(SL)とステーションワゴン(SW)、クーペ(SC)の3バリエーションが用意されました。
その後、96年に2代目にモデルチェンジし、このモデルは右ハンドル仕様が生産されて日本市場にも輸出されたのです。

サターンSL(2代目)

出典:http://auto-database.com/

全長:4,520mm
車幅:1,695mm
車高:1,385mm
ホイールベース:2,600mm
車重:1,130kg
エンジン:直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1,901cc
最高出力:126hp/5,600rpm
最大トルク:16.8kg-m/4,800rpm
サスペンション(前):マクファーソン式ストラット
サスペンション(後):パラレルIアーム+トレーリングリンク
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ドラム
タイヤサイズ:185/65R15

サターンSシリーズの燃費はどれくらい?

サターンSC(初代)

出典:http://auto-database.com/

国交省に届け出のあったサターンSシリーズの10・15モード燃費は11.4〜13.2km/L。
実用燃費は街乗りで9〜10km/Lで、高速燃費は10km/L以上。
乗り方によってはさらに燃費は延びるようです。
米国車にしてはサターンはかなりの高燃費です。

サターンの中古車価格

サターンSW(2代目)

中古車情報サイトを確認したところ、流通台数は非常に少なく1桁台しかありません。
かなりのレア車です。
もはや相場が構成されるほどの台数ではありませんが、見つかれば1桁〜30万円程度で購入できます。

サターンは日本から撤退する際に、沖縄のレンタカー業者にまとめて在庫車を販売したことから、以前は沖縄でレンタカー落ちの中古車を見かけることがありましたが、現在ではそれらも淘汰されてしまったようです。

正規販売店がすでに存在せず、GMジャパンの販売店でもメンテナンスを断られることがあるため、保守管理の面では若干不安が残ります。

しかし、内外装はともかく消耗品はACデルコなどの部品販売業者を通じて購入できますし、アメ車の整備を得意としているショップなら、本国からの部品入手のルートがあるため、メンテナンスもなんとかなるハズです。
整備が難しいクルマではないので、ネットを使って必要なパーツを米国から個人輸入すれば、お近くの自動車整備工場でも面倒を見てくれることと思います。

http://car-moby.jp/wp-content/themes/moby_pc


0.0万円
本日の在庫
0
平均価格
0.0 万円
本体価格
0 ~ 0 万円

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0.0万円
本日の在庫
0
平均価格
0.0 万円
本体価格
0 ~ 0 万円

サターンのラインナップを教えて?

出典:http://www.thecarconnection.com/

日本国内で販売されたのは2代目Sシリーズだけになりましたが、米国内ではサターンブランドでさまざまな車種が販売されました。
その販売ラインナップは下記の通りです。

サターン・アイオン

出典:https://www.netcarshow.com/

サターンSシリーズの後継車種として2004年に登場。
セダンとクーペ、ステーションワゴンが設定されました。搭載されるエンジンは、
当初は2,200cc直4DOHC「エコテック」のみでしたが、のちに2,000cc直4スーパーチャージャーと2,400cc直4が追加されました。
06年の生産終了後、パワーステアリングの不具合による衝突事故が多発したことが明らかされ、14年のGM大規模リコール事件に発展しました。

サターン・ヴュー(初代)

出典:http://www.autos.ca/

2002年に登場したサターンのクロスオーバーSUV。オペル・アンタラとプラットフォームを共用し、姉妹車にシボレー・エクノイックスやポンティアック・トレントがありました。
搭載されるパワーユニットは2,200cc直4DOHC、ホンダ製の3,000ccと3,500ccV6DOHC、2,400cc直4DOHC+ハイブリッドがありました。

07年にはシボレー・キャプティバ スポーツのOEMとなる2代目サターン・ヴューが登場しましたが、ブランド廃止に伴い10年に生産終了しています。

サターン・オーラ

出典:https://www.cars.com/

06年登場したサターン・オーラは、販売不振で生産を終了したLの実質的な後継車です。
プラットフォームはオペル・ベクトラやシボレー・マリブなどと同じく、GMイプシロン・プラットフォームを採用しています。
スタイリングはドイツのオペルが担当しました。
ブランド廃止に伴い10年に生産終了しました。

サターン・スカイ

出典:http://voriyuxinishi.tumblr.com/

駆動方式にはFRを採用したサターンの2シーター・オープンスポーツ。
姉妹車にポンティアック・ソルスティスがありました。
搭載されるエンジンは2,000cc直4DOHCターボと2,400cc直4DOHCの2種類。
トランスミッションは5速MTと5速ATから選ぶことができました。

サターン・リレイ

出典:http://auto-database.com/

2004年に登場したサターンのミニバンで、ポンティアック・モンタナの姉妹車。
搭載されるエンジンは3,500ccV6でしたが、のちに3,900ccV6DOHCに換装されました。
商業的には成功したとは言い難く、5年間に2万5000台が生産されたのみで販売を終了しました。

サターン・アウトルック

出典:http://www.caranddriver.com/

2006年に登場した3列8人または7人乗りサターンのフルサイズ・クロスオーバーSUVです。
搭載されるパワーユニットは3,600ccV6DOHCで、駆動方式はFFと4WDのいずれかから選ぶことができました。
ブランド廃止に伴い10年に生産終了しています。

サターン・アストラ

出典:https://www.cars.com/

2008年に登場したサターン・アイオンの後継車種。
2代目オペル・アストラのOEM車種で、違いはエンブレムのみ。
ブランド廃止に伴いわずか2年間で販売を終了しました。

かつてのサターンの販売店

出典:https://architectureandbranding.wordpress.com/

サターンは北米で販売店を新規展開するに当たって、綿密な市場調査を行いました。
その結果、顧客のGMディーラーのイメージは最悪で、「誠実さに欠ける」「信頼できない」「女性のみでは入りにくい雰囲気」との調査結果が返ってきました。

こうした悪評をぬぐい去るために、サターンでは販売店のことを「ディーラー」ではなく「リテイラー」と呼称するようにし、あわせて販売時の価格交渉に伴う不公平感を払拭するために、値引きを行わないワンプライス販売を原則としました。

また、納車時には担当セールスマンやメカニックが揃って「納車セレモニー」を行ったり、サターン販売店のウェイティングルームを充実させたりするなど、当時の自動車ビジネスの常識を覆すようなサービスを展開しました。

このサターンでの試みは多くの新車ディーラーが参考にし、日本ではトヨタ自動車が旧トヨタオート店と旧トヨタビスタ店をトヨタネッツ店に改組する際に、サターン販売店を参考にしたと言われています。

世界戦略車だったサターン

出典:http://unitas.tistory.com/

サターンについて詳しくご紹介してきましたが、はいかがでしたでしょうか?

世界のGMの世界戦略車だったサターン。
幅広いラインナップと、当時としては新しいサービスで人気を勝ち取ってきたようです。

現在では、トヨタが世界第1位となっていて今では、日本ではほとんどお目にかかることはできません。
中古車市場でも流通台数も少ないようですね。

知っていると、少し車の「通」になれる「サターン」についてこれを機会にぜひ覚えていってください。

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