ロールバー(ロールケージ)とは?取り付け方法や実際の効果から車検時の注意点まで

ロールバー(ロールケージ)の意味と、ロールバー(ロールケージ)の取り付け方法や実際の効果等を解説していきます。ロールバーの取り付け方法を順番から説明します。またロールケージの取り付け例も紹介。ロールケージを取り付けることでどんな効果があるのかもこの記事を読めば丸わかり!

ロールバー(ロールケージ)とは?

Sparcoロールケージ

出典:http://www.demon-tweeks.co.uk/

ロールバーとは、主にオープンカーを始めスポーツカー、レーシングカー等で車両が横転した際に乗員の安全を確保するために装着される安全装備の事を言います。
ロールオーバーバーと呼ばれる場合もあります。

ロールバーに使用される材料で多いのは金属で、スチールまたはクロームモリブデン鋼、そして多くはありませんがアルミも使用されることがあります。
そして車両に装着する、または装着されて鳥かごの様な形状になった物をロールケージと言いそれを組み立てるバー単体や、簡易的な製品を指してロールバーとも言われます。

ロールバー(ロールケージ)と一言で言っても形状は様々ですが全てにおいて共通しているのは乗員の安全を守ることです。
いくら形状が変わろうと、車種が変わろうともそこだけは絶対に変わりません。
ここからは、その安全装備であるロールバーについて説明していきます。

ロールバー(ロールケージ)の2つの取り付け方法

【1】ボルト留め

出典:http://www.rollbar.jp/

ロールバー(ロールケージ)の種類によって取り付け方法は異なりますが、一般的なのはまずこの様にボルトで固定するタイプです。

一言にボルト止めと言っても、最初から車体に用意されている取り付け穴を使用して固定する製品と、内装やボディに穴あけの加工をして取り付ける製品が存在します。
加工が必要な製品はそれに伴って防水・防錆の対策も必要となり、個人で装着するとなると工具も必要ですから、部品を買って来てすぐに交換!と言う訳にはいきません。

車種によっては最初から取り付け位置のマーキングがされている物もありますが、一般的にはそれぞれの車ごと、一台一台に合わせての作業が必要です。
ですが、ロールバーの取り付けを専門で行っている取り付け業者も存在しますし、中には自動車ディーラーで注文・装着をして貰える製品もあります。

一度きちんと装着すればその苦労を上回るメリットがあるパーツですから、欲しい人に取ってはさほど超えにくいハードルでは無いでしょう。

【2】ロールバーをボディと溶接

出典:http://www.carbing.co.jp/

先程紹介したロールバー(ロールケージ)と異なるのはその装着方法。
こちらの製品はボディに直接ロールバーを溶接して、車体と一体構造にする事で強度の確保を狙った製品です。
言うまでも無く、作業には専門知識やノウハウ、技術が求められる物で、ここまで来ると個人で作業できるレベルの話ではありません。
ですが、いつかは自分も・・・と、憧れている人も中にはいるのではないでしょうか。

ロールバーの製品として理想的なのはこちらの製品ですが、その分装着費用も高額になり、車両と仕様によって大きく工賃も異なる所を考えると、ボルト止めで固定するタイプが現実的な選択肢になってきますね。

マツダ ロードスターでのロールバー取り付け例

参考までにボルト止めでの装着例としては、ロードスターのNR-Aにオプション設定されている6点式ロールケージが部品代、工賃込みで¥213,548 (税込・参考販売価格)となっています。

ロードスターの様な開口部の広いオープンカーだと判り安いと思いますが、ノーマルの車と比べて随分雰囲気が違うのが判りますか?
レースやラリーをする車の雰囲気が好きな人にはたまらない外観ですね。

ロールバー(ロールケージ)装着のデメリットは?

様々な性能・安全性の向上を果たしてくれるロールバーですが、パーツの性質上避けられない事ではあるものの、車内にパーツが増える為に圧迫感を感じたり、乗り降りが少し窮屈になる場合もあります。
また、物理的に大きなパーツが追加される為、重量が増加してしまう点も注意が必要です。
ですが、重量の増加についてはいくつか存在するロールバーの材質から軽い製品を選ぶ事である程度軽減させる事も可能です。

デメリットがあるのも確かですが、それを補って余りあるメリットがあるからこそ、装着する意味のあるパーツなのです。

ロールバー(ロールケージ)の実際の効果とは?

出典:http://osamu-factory.jp/

安全性の向上

例えば一般的な6点式のロールケージを装着すると横転してもルーフが簡単には潰れなくなります。
また、サイドバーと呼ばれるドアの内側を通るバーを追加することによって側面衝突時の安全性を更に確保する事も可能です。

車体剛性の向上による運動性能の向上

・ハンドルを切った時の反応が良くなる。
・段差をまたいだ時の振動が減る
サスペンションの効果が高まる

といった効果があります。
これらの効果は運転中に感じる不安を軽減してくれます。
尚、車によってはブレーキやサスペンションのセッティングをやり直す必要が出る場合がありますので注意が必要です。

ロールバー(ロールケージ)を装着するときの注意点

車をより楽しく、安全に走らせるのには良い事がたくさんある様に見えるロールバーですが、残念ながら良い事だけでは有りません。
ロールケージを装着した車が、公道を走らないレーシングカーなら何も問題はないのですが普通は自分の車で通勤通学、買い物などの日常生活で運転することの方が多いことでしょう。

ロールバーがむき出しだと車検には通らない

出典:http://item.rakuten.co.jp/

道路運送車両の保安基準第一章 総則 第十八条 

2 自動車(次の各号に掲げるものを除く。)の車枠及び車体は、当該自動車の前面が衝突等による衝撃を受けた場合において、運転者席及びこれと並列の座席のうち自動車の側面に隣接するものの乗車人員に過度の傷害を与えるおそれの少ないものとして、乗車人員の保護に係る性能に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

ロールバー、ロールケージを構成するパイプが素材のままむき出しでは「この過度の障害を与える恐れのあるもの」となってしまう為、そのままだと車検には通りません。
ロールバーをただ装着しただけの状態だと、金属のパイプが車内にそのまま存在している訳ですから、ドライバーやその他の乗員の頭部が何かの拍子に当たると言うまでも無く危険な事故に繋がります。
勿論それを防ぐ方法もあり、この様なパッドをロールバーに巻きつけて使用する事で乗員を衝撃から保護します。
部品単体だと分かり辛いですが、先程紹介したロードスターがパッドを巻きつけた状態のロールバーを装着していますので、そちらを見て頂くと分かり易いかも知れません。

ロールバーの形状によっても車検対応可否が分かれる

下の写真は、乗車定員の変更が必要となる形状です。(このままでは車検が通りません)

出典:http://osamu-factory.jp/

乗車定員が2名以上の車でリアシートがある車両についてはロールバーの形状によっても車検の対応可否が変わってきます。

乗車定員の変更が必要ないロールバーの形状(このまま車検が通せる例)

出典:http://www.saito-rollcage.co.jp/

最初に車検が対応していない物として紹介した形状はリアバー(車両後部側のロールバー)がまっすぐ斜めに下へ向かっていたり、シートへ座るのに邪魔になるバーがあるのに対して車検対応の形状の製品は、ドアの開口部や乗員を避ける様にして後部へとバーが伸びています。

この様に、形状によっても車検の可否が別れてくるので、装着の際は専門知識を持ったショップ等で自分の車を見てもらいながらじっくりと相談の上装着するのがオススメです。

用途にあったロールバーを選んでより安全で楽しいドライブを!

Rollcage

出典:http://www.carbing.co.jp/

以上、ロールバー(ロールケージ)についてのご紹介記事でした。
ロールバーがどの様な役割を果たす製品か参考になりましたか?

ワインディングで、サーキットで、ダートトラックで。
車で楽しく走る上で、安全もしっかりしたいと思うなら最後に行き着くパーツだと思います。

そして、きちんと取り付ければ体感できる効果も出てくるパーツですから、ぜひ自分の車と使い方にあった製品を選んでもっと楽しく安全にドライブできるようになりましょう!

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