もっと安く修理できるかも?クルマのへこみの修理料金まとめ

大切な愛車に凹みが…。それがしかも新車だったら、泣くに泣けません。これから長く乗り続けていくためにも、早く直してあげたいけど、修理料金っていったいいくらくらいかかるの? 今回は気になるへこみの修理費用について調べてみましょう。

ヘコミを直すには

クルマのヘコミを修理依頼した場合、業者さんはどのような方法で修理しているのでしょう。
なんとなく聞いたことはあるけど、よくわかりませんよね?
今日はそのへんを詳しく調べてみましょう。

車の大きなへこみは板金塗装をする事で解決します。格安で施工してくれる専門業者もあるのでぜひ利用してみましょう

出典:http://xtril.com/

自動車の板金塗装とは、事故などにより、自動車の外装に損傷があった際に「板金」と「塗装」の2つの工程で修復修理を行う事です。

出典:http://www.w-messages.org/

板金塗装とは知っている方も多いと思いますが、板金・塗装とそれぞれ工程が違いますが、一つの言葉として記憶している方もいるでしょう。板金にも種類があり、衝撃で凹んでしまった外側の板金をハンマーや当て盤、溶接機などを使用して元の形に復元することを外板板金といいます。

内側の骨格の部分を修理することをフレーム修正やボディー修正と呼んだりします。板金やフレームを元の形に戻した後、車種と同じ色になるように微調整してから塗装する、という流れになります。

出典:http://technical-auto.com/

板金塗装は腕の良し悪しも出やすく、経験が無いと綺麗に直せない場所などもあるので、板金塗装を行う人は職人の部類に入り、料金の安い板金工場と高い板金工場で塗装の出来栄えに差が出る事も多いです。

出典:http://www.w-messages.org/

板金塗装というのはよく耳にします。
いったいどれくらいの料金になるのでしょう?

板金塗装の料金や相場というのは、とても分かりにくく相場もしっかりとした相場はありません。
板金工場によって、料金設定のやり方もさまざまですし、車の損傷した部分にもよります。

車の損傷の度合いは様々で、同じ部分を損傷させたとしても、その損傷の大きさによっても料金は変わってきますし、損傷の大きさを手間がかかる損傷と捉えるのか、簡単に直せると捉えるのかも、見積もりを出す職人さんの見方によって変わってきます。

出典:http://www.w-messages.org/

修理の位置や損害状況、塗装の種類によって様々ですが、数万〜数十万円になる場合もあります。

出典:http://www.tdg-okayama.com/

小さなエクボやドアパンチ程度のへこみでしたら板金塗装せずに直るへこみが多々あります。これからは小さなへこみは”デントリペア”、大きなへこみや傷を伴うへこみは”板金塗装” この使い分けをすることが一番ベストなカーライフだと思います。

出典:http://www.dent-ys.com/

大きなへこみは板金塗装、小さなへこみはデントリペアと覚えておくのがよさそうですね。
でもデントリペアってなんでしょうか?

デントリペアって何ですか?

大きなヘコミの場合は、修理代金が高くなるのは仕方がないし、あきらめもつきます。
でも小さなヘコミなら、なるべく安くおさめたいですよね。
小さなヘコミを直す方法として、デントリペアという方法があるようです。
いったいどういうものなのでしょう。

デントリペアとは

「デント」とは、車のボディーにできた小さなヘコミのことです。
通常は、車のヘコミを直すとき、多くの方々は鈑金塗装をイメージすると思いますが、このデントリペアは、金属部分にできた小さなヘコミを特殊な専用工具を使って、塗装をせずに、ヘコミを修復します。
正式名称を、「ペイントレスデントリペア」と言い、塗装の作業をまったくしません。
もともとは、ヨーロッパで生まれた技術で、雹害の多い、アメリカで広まり、育った技術だそうです。
修理時間が板金修理にくらべて短く、料金も手頃の為、人気があるようです。
特殊工具を使うことで、従来の修理よりも格安・短時間での完全修復を可能にしているそうです。

デントツール

デントリペアをするうえで最も大事なツールがデントツールです。
デントツールは、へこみを裏側から押し出したりひねり出したりするための鉄製もしくはステンレス製の特殊な形状をした棒状のものです。
ちなみにこのデントツールはほとんどがアメリカ製だそうです。

先端部も微妙に違いがあって、へこみの場所や状況に応じて使い分けることにより、様々なへこみに対応出来るそうです。
職人さんは平均で40本前後所有していると言われています。
なかには100本以上所有している達人もいるとか。

デントリペアの特徴

(1) デントリペアは材料費や設備が必要ないため、一般的な鈑金塗装と比較すると
半額以下~3分の2の費用で修理が可能です。

(2)デントリペアの場合,出張修理ができるので車を預ける必要がなく、最短30分程度で修復可能です。
内装脱着が必要な作業箇所の場合などは2~3時間くらいかかる場合もあります。

(3)デントリペアはオリジナル塗装を守れるという大きな利点があります。
鈑金をしているかどうかは見る人が見ればすぐに分かります。

「オリジナル塗装である」ということは査定時などに大きく影響を与え、鈑金している場所によっては事故車扱いされる可能性もあります。

デントリペアは、仮に修復箇所がボディの骨格部分であったとしても、修復歴には含まれないとされるのが一般的です。それは、外から異なる材料を使用して修復したのではなく、あくまで素材の形そのもののみを修復しているに過ぎないためです。
そこに変質や劣化の可能性が生まれないため、リスクとしては取られないわけです。

そのヘコミはデントリペアで直せます

修理可能なヘコミは、塗装面に大きな傷みが無く、物理的に伸びすぎていない状態に限られます。

小さなヘコミ(エクボ)

よくあるドアパンチや知らない間についてしまったエクボ等、ほとんどのケースで修理可能です。

大きい(長い)ヘコミ

場所や深さにもよりますが、大きなドアパンチや長いヘコミでも問題なく綺麗に直る場合が多数あります。

キズを伴うヘコミ

キズが残る場合もありますが、ヘコミを修理する事で再塗装する事無く綺麗な状態に直ります。

深いへこみ

条件次第ですが、写真の様に深く突いた様なヘコミでも修理可能な場合があります。

複雑なヘコミ

こちらも条件次第ですが、複雑な凸凹状態のヘコミも修理可能な場合もあります

パネル全体のヘコミ

雹害によるヘコミや落雪のヘコミでパネル全体の修正が必要な場合でも基本的には修理可能です。

プレスラインのヘコミ

プレスラインは硬くて修理不可能とされる事がありましたが、技術次第で綺麗な修理が可能です。

Rコーナーのヘコミ

プレスライン同様に成型された部分は硬くて困難とされますが、基本的には平面同様に修理可能です。

デントリペアを見てみよう

デントリペアが実際にどのように行われているのか、早速見ていきましょう。

デントリペアの作業工程

1. Frフェンダー右側のビックデント修復例です。
蹴飛ばされた場合などにこのような感じで入庫されることが多いです。
フェンダーアーチ部のプレスラインと、上部のプレスラインも潰れています。

2. 作業に入る前にリフレクターボードを利用してお客様とご一緒に被害の状況を確認します。
フェンダーの上部から下部にかけ大きく歪んでいるのが分かります。

3.プッシング作業
デントツールを使用して塗装が割れないように注意しながらヘコミを裏側から押し上げていきます。
数百回、時には数千回押し上げていきます。

4.タップダウン作業
専用のポンチとハンマーを使用して微妙に高さを調整していきます。

5.中間の状態
その後3と4の工程を繰り返し、元の形状に復元していきます。

6.ポリッシング作業
ポリシャーを使用して塗装面の傷などを落とします。

7.作業終了後は作業前と同じようにお客様とご一緒に厳しいクォリティチェックを行います。
お客様がご納得されれば納車(お引渡し)となります。

びっくりするほどキレイに仕上りましたね。
ヘコミの場所がどこだったかわかりません。
これなら安心して依頼できそうです。

デントリペアの料金は

例えばドアに2cm程度の凹みがあり、これを修理した場合。

 デントリペアでは、15,000円前後
 板金塗装では、35,000円~50,000円前後

と言われていますが、実際のお店でもう少し確認していきましょう。

へこみ救急隊さんの料金表です。
へこみ救急隊さんのデントリペアは全国対応です。

東京都町田市のデントリペア専門店 Y's FACTORYさんの料金表です。
5センチまでの2ヶ所目以降はパネルに関係なく半額となるそうです。

トラストデント・グループ(TDG)さんの料金表です。
万が一、お客様が仕上がりにご満足されなかった場合は作業工賃は頂かない!
とのことです。

残念! デントリペアが難しいヘコミ

以下の部分の車のボディ修理の場合は直らなかったり,仕上がりが落ちる場合があります。

パネル(鉄板)の縁や段差の部分にかかっているもの

平らなパネルを折り曲げて,段差になっている部分にヘコミがかかっている場合

トランクの縁などの角の部分

トランクやボンネットフードの縁などで,パネルを折り曲げて角になっている部分にヘコミがかかっている場合

プレスラインや段差などの折れ曲がった部分

平らなパネルを折り曲げて,段差になっている部分にヘコミがかかっている場合

ドアなどの縁の部分

トランクやボンネットフードの縁などで,パネルを折り曲げて角になっている部分にヘコミがかかっている場合

フェンダーなどのアール(曲線)のきつい部分

平らなパネルを折り曲げて,段差になっている部分にヘコミがかかっている場合

ピラーなどの柱部分

フロントAピラーや前後ドア間のBピラーなどの柱部分にあるヘコミの場合

バイクのタンク

バイクのタンクは修理不可能です。

上図の赤マーク部分は,構造上デントツールが挿入できなかたり,バンパーなど材質が鉄板でないため,場合によっては車のボディ修理が不可能な部分です。

以上のように隅の部分や折れた箇所などデントリペアできない場合もあります。
さらにピンポン球以上の大きさでは、修復に時間と労力を要すため、板金修理と近い金額になることもあるので、大きさや凹み具合が気になる場合は、見積もりをあらかじめとっておいたほうがよさそうです。

デントリペア業者の選び方

実際に業者さんに修理依頼する場合、なにか注意することはあるのでしょうか?

業者さん自身が教えてくれていますので、しっかりと見ておきましょう。

東京のデント リペア・出張修理【ヴィークルクラフト】さん。

ウェブサイトの有無、修理時間が短い、口コミ情報で調べるの3点をあげて解説しています。

板金もデントリペアも行っている立山自動車工業さん。

一般的に利用されることが多い「ディーラー」と「板金工場」の違いをあげて選び方を解説しています。

板金もデントリペアも行っている丸山自動車さん。

ディーラー、個人鈑金修理工場、フランチャイズ店・チェーン店の特徴をあげ、選び方を指南。
費用対修理結果の高い工場を選ぶことが大切。

安心、納得、満足

出典:https://pixabay.com/

料金の目安というのはあくまでも目安であって、実際には車の色や車種、国産車か外国車か、また使用している部品の種類などによって作業や費用が大きく変わってきますので、いろいろな業者に見積もりしてみないと正確な値段はわからないようです。
費用が安く済めばそれが一番ですが、安全にも関わることなので、料金が安いからといって安易に飛びつかないようにしましょう。そして、

安心して依頼できる。
提示された修理料金が納得できる。
修理の仕上がり具合が満足できる。

これらを基本にしてじっくり考えてから依頼しましょう。

関連キーワード
キーワードからまとめを探す


関連する車種/メーカー
車種/メーカーからまとめを探す