パーキングブレーキとは?仕組みと解除方法や調整を解説!電気式もある?

車を駐車するときに使用するパーキングブレーキ。サイドブレーキやハンドブレーキとも呼ばれるこのブレーキは、緊急時に走行中の車を止める効果も持っています。今回は、パーキングブレーキの構造や調整などについて説明していきます。

パーキングブレーキとは?

パーキングブレーキとは、手動式の車両制動機構のことを指します。
本来の走行中に使うブレーキは四輪全てに制動力がかかりますが、パーキングブレーキ後輪のタイヤにしかかかっていないので制動力にそれほど期待はできません。

その他の違いとしては、フットブレーキはオイルを使う油圧ブレーキですが、パーキングブレーキはワイヤーを使って止めているため、ブレーキオイルがなくてもちゃんと効きます。
また、パーキングブレーキはハンドブレーキやサイドブレーキとも呼ばれていて、ドライバーの方の中にはそれらのほうが馴染み深いかもしれません。

サイドブレーキ(ハンドブレーキ)について

サイドブレーキについて

出典:http://minkara.carview.co.jp/

2000年代以前はサイドブレーキ(ハンドブレーキ)の二つの名前が馴染み深かったのですが、現代に近づくにつれて、足踏み式や、押しボタンスイッチで作動させる電気式パーキングブレーキを採用する車も増えてきたため、ハンドブレーキやサイドブレーキという名前に合わなくなってしまったため、従来のパーキングブレーキや、駐車ブレーキと呼ぶようになりました。

パーキングブレーキという名前ですが、駐車するときのみに操作するわけではなく、足で踏むフットブレーキがきかなくなってしまった場合の緊急用のブレーキとして使うこともあり、そこから英語でエマージェンシーブレーキと呼ばれることもあります。

走行中は緊急時のみ!

走行中にパーキングブレーキを使って止める場合は、あくまでも緊急のときのみとなっているため、制動力はフットブレーキより弱くなっています。
ブレーキ自体は後輪の二つのみにかかるようになっており、四つのタイヤ全てにかかるフットブレーキより制動力が弱いことが分かります。

サイドブレーキは走り屋の必須装備?

サイドブレーキが走り屋に愛用されるのには理由があります。
その理由はサイドブレーキがドリフトを行うのに必要だからです。

ドリフトにはいくつか種類があり、パワースライド、ブレーキングドリフト、サイドブレーキドリフト、四輪ドリフト、慣性ドリフトといくつも有るんですが、この中でもサイドブレーキドリフトにサイドブレーキが使われます。
サイドブレーキドリフトはサイドブレーキを行うことで強制的にリアタイヤの固定化し、リアタイヤをすべらせることです。車を180度転換させる際などに使われます。

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電気式のパーキングブレーキ

電気式ハンドブレーキ

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また、現代では電気式のパーキングブレーキも登場しており、手動で操作する場合よりも適切な操作で車を停止させることができます。
操作法はボタンを押すなど、簡単にできるため、運転の手間が少し省けます。

ですがこの電気式のパーキングブレーキが搭載されている車両はなかなか無く、最近の高級車によく搭載されています。
電気式のパーキングブレーキの利点は自動車側でブレーキの掛け具合を最適化するので、ブレーキのかかりが甘くなることはないです。

今回は、パーキングブレーキについて説明していきます。

パーキングブレーキの構造とは?

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パーキングブレーキの構造について説明する前に、まずはパーキングブレーキとフットブレーキの違いについて説明します。

前述のとおり、パーキングブレーキは後輪の二つのみにブレーキをかけ、フットブレーキは四つのタイヤすべてにブレーキをかけます。
それ以外にも、フットブレーキは油圧ブレーキということに対し、パーキングブレーキはワイヤーによってブレーキをかけています。

つまり、ブレーキオイルがなくなってフットブレーキがきかなくなってしまっても、パーキングブレーキはきくようになっています。
これが、エマージェンシーブレーキといわれる所以となっています。

パーキングブレーキの構造

パーキングブレーキの構造は、ハンドルを引っ張ることによって、ワイヤーが引っ張られ、ドラムが作動して後輪にブレーキをかける仕組みになっています。
この仕組はいわゆるドラム式サイドブレーキと呼ばれて、一般車両の多くに搭載されていますが、他にもブレーキの種類はあります。

ディスク式サイドブレーキ

一部のスポーツカーに採用されている、ディスク式サイドブレーキというものがあります。
仕組みは基本的に変わりませんが、制動力はドラム式に比べると弱くなっているため、近年ではほとんど見かけなくなっています。

パーキングブレーキの解除について

サイドブレーキの場合

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先端に有るボタンを押し込みながらグリップ部分を下ろします。
もし、ボタンが押しづらい場合は一度グリップ部分を軽く持ち上げながら押し込むと簡単に押せます。

フットブレーキの場合

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左足元にあるフットブレーキペダルを踏み込むだけです。

パーキングブレーキの調整について

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車検では、ブレーキ検査というものがあり、フットブレーキやパーキングブレーキがきちんと稼働しているかどうかを検査します。
場合によっては検査で不合格になってしまうこともあるので、そうならないようにパーキングブレーキを調整しましょう。

調整するタイミングは?

調整する必要がある状態は、ブレーキの利きが緩くなってしまった場合などです。
ブレーキの利きが緩くなっているということは、ワイヤーが緩くなっているので、ワイヤーを適度に締める必要があります。
締めすぎると、ブレーキが常にきいている状態になってしまうため、適度な調整が必要なのです。

調整のやり方について

調整のやり方は、まずタイヤのリアホイルを外します。
そうすると中のワイヤー調整にアクセスできるようサービスホールが設けられているので、そこからドライバーを使って調整します。

ブレーキの調整は整備工場などでやってくれるので、車検前は念のために整備工場で検査してもらいましょう。

パーキングブレーキを安全に使おう!

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パーキングブレーキに関する記事はいかがでしたか?
緊急で使う際は、周りに注意して使わないと、事故のもとになってしまいます。
パーキングブレーキで走行中に車を停止する、という状況がないように、普段からブレーキ周りのチェックを怠らないようにしましょう。

MOBYには、この他にもブレーキに関する記事がいくつかありますので、そちらもあわせてどうぞ!

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