ストラットとは?特性や構造もご紹介|車のサスペンションの代表となった理由とは?

現代の多くの車に搭載されているストラット。このストラットは、一体どういった役割を持っているのか、構造はどうなっているのか、交換の時期や目安はどれほどなのかを解説します。

ストラットとは?

↓フォード・コンサル

出典:https://en.wikipedia.org/

ストラットとは、サスペンション方式の一つです。
正式にはストラット式サスペンションや、マクファーソンストラット式サスペンションといいます。
サスペンションとは、路面の凹凸を車に伝えない機能や、タイヤを路面に押さえつけて乗り心地などを向上させる機能を持った機構のことです。
サスペンションは、基本的に車軸の位置を決めるサスペンションアーム、車の重さを支えて衝撃を吸収する役割を持つスプリング、そのスプリングの振動を減衰する効果を持つショックアブソーバーで構成されています。

また、リアサスペンションを比較した記事もありますので、そちらもぜひご覧ください!

ストラットの歴史

ストラットの歴史

出典:http://minkara.carview.co.jp/

ストラットは、1940年代にアメリカの技術者であるマクファーソンという人物によって考え出されました。

マクファーソンは当時ゼネラルモーターズで働いていましたが、このストラットの考案を受け入れず、その対応に不満を抱いたマクファーソンは、テキストにこのアイデアを持ち込みました。
フォード・モーターもはじめは躊躇しましたが、このコンパクトな構造は小型車にあっているのではないかと判断し、当時の新型車に導入しました。

1950年代にストラットを導入して発売されたコンサルは、簡潔でコンパクトなメカニズムが受け、当時の自動車界に衝撃を与えました。

ストラットがヒットしてから、フォード・モーターは次々と新車にストラットを取り入れ、やがてヨーロッパをはじめとする世界中に、このストラットは広まっていきました。

日本でのストラット

日本のストラット

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日本でストラットが採用され始めたのは1965年で、ホンダが商用車として発売していたL700、P700という小型車の前輪に使われました。
その後、トヨタをはじめとするさまざまな自動車会社は、乗用車にストラットを採用し始めました。
こうして現代では、特別な理由がない限り中型車より小さい乗用車については、前輪にはストラットを採用しているのです。

今回は、ストラットの構造などについて説明していきます。

MOBYには、ホンダの歴史に関する記事もありますので、そちらも是非ご覧ください!

ストラットの構造とは?

ストラット 構造

出典:http://221616.com/

ストラットの構造は簡易的なものとなっており、サスペンションとしての役割とステアリングという進行方向を任意に変える役割を同時にこなしています。
ストラットにはアッパーアームは使われていませんが、サスペンション自体がアッパーアームの役割を兼ねているため、その他に使用する部品は少数で支えることが可能です。
少ない部品で構成することができるので、スペースを確保できたり、構造にかかるコストを最小限に抑えたりできます。
こういった様々な利点があるため、現在ではストラットはサスペンションの代表になったのでしょう。

ストラットの交換の目安は?

出典:https://ja.wikipedia.org/

ストラットも機械なので、使用していると当然故障します。
そうなった場合は、交換する必要があります。
交換する目安としては、5万kmほど運転していたり、運転中に前輪付近から異音が聞こえたりする場合です。
異音が聞こえると、ショックアブソーバーが消耗している可能性があります。

ショックアブソーバーについて

ショックアブソーバーについて

出典:http://minkara.carview.co.jp/

ショックアブソーバーとは、振動を減少させる装置のことです。
これが不調になってしまうと、運転が不安定になってしまったり、長距離走行で疲れやすくなってしまったりという症状が出てきます。

キャンバー調整について

また、ステアリングがうまくいかなかった場合は、キャンバー調整を行う必要があります。
キャンバーとは、自動車を正面から見たときのタイヤの倒れ角度のことです。
これが左右不揃いになっていると、ステアリングがうまくいかなくなってしまいます。
そうすると、事故のもとになってしまうので、調整を行います。

調整する際には、タイヤの上側が内側に、八の字型となるように倒します。ちなみにこうした調整をネガティブキャンバーといいます。
こうすることで、旋回能力やグリップ力があがるのです。
こういった異常が出てきてしまったら、業者に頼んで交換してもらいましょう。

また、キャンバーを極端に改造した「鬼キャン」の記事が、MOBYにはありますので、そちらも是非ご覧ください!

ストラットグリルについて

出典:http://www.calwingparts.com/

車には、正面から見たときに、左右のライトの間にある網状のグリルというものが装備されています。
このグリルの中に、ストラットグリルというものがあります。
ストラットグリルは、一見ストラットと関係がありそうですが、こちらは商品の名前がストラットというため、特にサスペンションのストラットとは関連性がありません。

王道サスペンションであるストラット!

出典:http://www.carlifesupport.net/

ストラットに関する記事はいかがでしたか?
現代では最も一般乗用車に普及されているストラットですが、よく知らないという方でも、このストラットが担っている役割が重要なものであるということが分かったと思います。
ストラットが故障した際に、スムーズに交換できるように、日頃からストラットを意識しながら運転してみてください。

MOBYでは、サスペンションに関する記事がいくつかありますので、そちらもあわせてどうぞ!

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