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ドアミラーの歴史と未来!折畳ドアミラーを作ったのは日本だった?今後ドアミラーが消える?

車のミラー(ドアミラー)の歴史とは?

時代とともに移り変わるドアミラー

車のミラーといえば「ドアミラー」を想像するのが一般的ですよね。
しかし、実はひと昔前は、「車のミラー=ドアミラー」ではありませんでした。ドアミラーになったのは実は比較的最近のことなのです。
そして、ついにミラーが車からなくなる未来も見えてきています。

今回は、そんな車のミラー(ドアミラー)の歴史と未来をご紹介します。

フェンダーミラーが主流の時代

フェンダーミラー
©norikko /stock.adobe.com

ドアミラーが主流になる前は、フェンダーミラーが主流でした。
ボンネットにミラーがついている自動車のことですね。
1950年代、イギリスで販売戦略のためにバイク用のミラーを取り付けたのがその始まりです。

例外的にボンネットのないトラックやバンなどのキャブオーバーだけがドアミラーを認められていましたが、そのほかの自動車はフェンダーミラーでないといけないと、国土交通省(当時は運輸省)が法令を定めていました。

なぜでしょうか?

フェンダーミラーはボンネットについているため、ドアミラーに比べて目線の移動や頭をひねらずに後方を確認することができますし、死角も少ないからです。
また車幅感覚の補助や車体自体の最大幅も小さくなりますから、日本の細い道を走るときや駐車場を利用するときは都合がよかったのです。

ドアミラーへの移行

ドアミラー
©aijiro/stock.adobe.com

規制の撤廃

フェンダーミラーが主流であった日本でドアミラーが認められたのは1983年3月のことでした。
アメリカをはじめとする日本国外の自動車業界から「ドアミラーを認めないのは非関税障壁である」と指摘されてしまったのです。

その当時、日本国外の自動車はすでにドアミラーが主流となっていました。
しかし日本に自動車を輸入するにはフェンダーミラーでなければなりません。
日本に出荷するためだけにミラーの位置を変えなければならないのは、たしかに手間がかかってしまいますよね。

いわゆる「外圧」というものもあり、日本は規制を撤廃することとなったのです。

ドアミラーの普及

フェンダーミラーと比べて死角が多いという欠点はありましたが、対人事故の際の安全性やデザイン性に優れているなどの理由から、日本でもどんどんフェンダーミラーからドアミラーに移行していきました。

規制撤廃後初めてドアミラーが装着された自動車は、日産のパルサーエクサです!

日産 パルサーエクサ ターボR 1984年
画像は日産 パルサーエクサ ターボR 1984年

折畳ドアミラーを作ったのは日本人!

従来のドアミラーの問題点

日本国外の自動車業界からの影響で、フェンダーミラーからドアミラーへ移行した日本でしたが、日本特有の細い道路や駐車場ではやはり不便なことがありました。

ドアミラーになるとそれだけ車幅が大きくなります。
そのため壁に当たってしまったり、駐車場で歩行者が車と車の間を通るときに歩行者がドアミラーにぶつかり角度がずれてしまう、ということがあったのです。

折畳ドアミラーの誕生

ドアミラーに移行したことによって生まれた問題点をいち早く解決した自動車が日産、ローレルの折畳ドアミラーです。
ドアミラーを電動で格納できるもので、助手席側のドアミラーの調節も容易くなりました。
規制が撤廃された1983年の翌年に実用化されたので、その対応の速さに驚きです!

折畳ドアミラーの普及

日本で誕生したこの折畳ドアミラーに、当初日本国外の自動車メーカーはかなり戸惑ったようです。
そもそも日本特有の細い道路や駐車場に対応するために改善されたものです。
折り畳まなければ不便だということもありませんでしたから、当然と言えば当然のことかもしれませんね。

それでも、日本で自動車を売っていくためには折畳ドアミラーであることは必須です。
そのため日本で販売台数が多かったドイツ車から、続々と折畳ドアミラーに対応していき、その後世界各国に普及していきました。

ドアミラーからミラーレス車へ

ミラーのないミラーレス車って?

↓【参考画像:時期レクサスLSを予感させるLF-FCコンセプト】

レクサス LF-FC コンセプト

フェンダーミラー、ドアミラー、折畳ドアミラーとすこしずつ姿を変えてきたミラーですが、ついに、そもそもミラーのついていないミラーレス車の時代が到来しようとしています!

上記の画像は、東京モーターショー2015でレクサスが公開したコンセプトカーです。
レクサスのフラッグシップであるレクサスLSの未来の形として、ミラーレス車が提案され、話題となりました。

ドアミラーの代わりとなるものは?

国土交通省はこれまでの保安基準を改定し、2016年6月からミラーレス車が公道を走行することを認めました。
ドアミラーがなければ、どのように後方や側方を確認するのでしょうか?

実は現在、バックミラーやドアミラーの代わりカメラやモニターを搭載した自動車があるのです。
バックモニター搭載の自電車同様、車外に取り付けられたカメラによって、撮影された風景を車内のモニターに映し出します。
背後を撮影する社外カメラと、社内のモニターがドアミラーの代替となるようです。

ミラーレス車のメリットは?

ミラーレス車のメリットは、なんといっても安全性の向上です。
カメラを使うことによって視野角を広げると、ドアミラー死角であった運転席後方部分などがしっかり確認できるようになります。
追い越してくる車にすぐに気付くことができたり、巻き込み事故の軽減にも繋がりますよね!

またドアミラーに太陽光が反射しやすい早朝や夕方、運転しづらいときはありませんか?
そのようなときにも、カメラが画像処理をしてくれるので、とても見やすくなります!
夜間のヘッドライトも同様です。

さらにドアミラーがなくなることによって空気抵抗が軽減されるので、燃費がよくなります。
また風を切る音も軽減されたり、自動車の軽量化にもなります!

ミラーレス車は賛否両論?

メリットばかりあるように思えるミラーレス車ですが、問題点もあります。

まずは、カメラとモニターの性能の問題です。
いくら高性能のカメラであっても、カメラが風景を撮ってからモニターに映すまで、本当にわずかですが時間差が生じます。

運転中はいつ何が起こるか分からないものです。
わずかな時間であっても、事故が起きる可能性があることを忘れないようにしたいですね。

またシステム自体の信頼性や天候による映像の乱れも心配されます。

これらの問題を改善しようとすると、より高性能のカメラやモニターが必要となったり、定期的にメンテナンスをする必要が出てきます。
コスト面での懸念もあるようです。

車のドアミラーのこれから

ドアミラー
©sharaku1216/stock.adobe.com

車のミラー(ドアミラー)の歴史と未来など、ドアミラーについて詳しくご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

やはりミラーレス車の印象が強かったのではないでしょうか。
今はまだミラーレス車にどこか物足りないという気持ちや違和感を感じる方も多いかと思います。
ミラーレス車が当たり前のように公道を走り、「そういえばドアミラーなんてものもあったなぁ」と懐かしまれる時代がいつか来るのでしょうか?

どんどん姿を変えていく自動車に今後も目が離せないですね!

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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