イモビライザーとは?その効果は?仕組みとスペアキーや後付けについて

イモビライザーとはどんな仕組みなのでしょうか?後付けは可能なのでしょうか?スペアキーはどうやって作るのでしょうか?イモビライザーについてのさまざまな疑問にお答えします!イモビライザー付きのキーをなくしたときの対処方法も紹介!車両保険の保険料が安くなるかも?

イモビライザーとは?仕組みや概要を紹介!

イモビライザーとは

出典:http://www.okinawa-kagiya.com/

イモビライザーとは、専用のキー以外でのエンジンの始動を不可能にするという自動車盗難防止システムのことです。
電子的なキーの照合システムによってそれを可能にしているので、高い防犯性と安心性があります。

イモビライザーの仕組みとは?

イモビライザーの仕組み

出典:http://www.jama.or.jp/

車の鍵は、通常キーシリンダーの内部とキーの鍵山が一致すれば電源をオンにすることでエンジンの起動ができます。
それに対しイモビライザーは、専用のキーに埋め込まれた電子チップ(トランスポンダ)が持つ固有のIDコードと、車両側に設定されているIDコードを電子的に照合し、一致するとエンジンの起動ができます。

設定されているキーのIDは暗号化されており、解読するにしても組み合わせが数百万以上あるため、複製するのは極めて難しいでしょう。
仮にできたとしても、膨大な時間がかかってしまいます。
そのため、イモビライザーは非常に有用なセキュリティとされてきました。

イモビライザーは世界標準に?

イモビライザー

イモビライザーは、ヨーロッパでは1995年から全ての車に装着することが義務となりました。
これはEU諸国で法整備がされた背景があります。

日本ではヨーロッパほど普及が進まないイモビライザー

しかし、日本でイモビライザーが広まったのは2000年代に入ってからであり、現在でもイモビライザーを搭載していない車が多くあります。
昔から使っている車に現在も乗っているというドライバーは、イモビライザーの存在すら知らない方もいるでしょう。

これは、日本が安全な国だからという背景もありますが、法律でイモビライザーの装備が義務付けられていないことが、日本での普及が進まない最大の理由となっています。

イモビライザーの欠点とは?

防犯性の高いイモビライザーにも欠点はあります。

それは、あくまでもエンジンを起動することを防ぐものであるため、その他の犯罪には効果がないことです。
例えば、車上荒らしで窓を強引に割られたり、レッカー車などで強引に車を盗まれたりなどの犯罪には全く意味がないのです。

イモビライザー破り

イモビライザーの欠点

「イモビライザー破り」という言葉が存在します。

これは、イモビライザーによってエンジンが起動できなくなっているが、何らかの方法を使ってイモビライザーのセキュリティを破ってエンジンを起動してしまうという手法です。

例を出すと、イモビカッターという装置を使ってイモビライザーを突破するという方法があります。
これは、特定の車種の車に対して有効な装置なのです。

国産車の中には、運転席付近にある整備用のコネクタに差し込むことで車両側のIDコードをリセットできるものがあります。
この国産車に対し、イモビカッターを使って別のキーのIDコードを照合させることでエンジンの起動を可能にする、というとんでもない方法です。
これにより、数十秒でイモビライザーを突破することができてしまいました。
純正品のイモビライザーは特にイモビカッターで突破されやすいため、注意が必要です。
どちらかというと、純正以外の方が盗難されないという話があるので、搭載する場合は純正以外の方がいいかもしれません。

イモビライザー搭載車の盗難で車両保険未払いの事件が

イモビライザーを搭載していた車が盗まれ、保険会社が車両保険の保険金の支払いをせず、裁判に至った、という事件がありました。

保険会社は、イモビライザー付きの車は絶対に盗まれないという主張でしたが、調査を進めていくうち、盗まれた車はレッカーか車載車でどこかに運ばれ、別の場所でイモビライザーを解除されたという結論に至ると同時に、保険会社に保険料の支払いが命ぜられ、イモビライザーの搭載が車両保険での盗難の補償が免除されることがないことが決定されました。

イモビライザーに対応したスペアキーはどう作るのか

↓イモビライザーのスペアキーを作るための機材の1つ「トランスポンダー判定機」

イモビライザー スペアキー

出典:http://w01.tp1.jp/

イモビライザーを搭載した車のスペアキーは、ホームセンターなどで作った合鍵では起動することができません。
たとえ鍵屋であったとしても、全ての鍵屋がイモビライザーのスペアキーを複製することができるわけではないのです。

スペアキーを作るためには、イモビライザーの仕組みに精通し、トランスポンダを判別する機械やイモビライザーキーを登録するための装置、クローンキーを作製するための装置などの専用機材が必要です。
通常の鍵のスペアキー作成とは手間の掛かり方が違います。

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