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フィアット・ムルティプラまとめ|独創的なMPV!中古車価格と燃費や故障など

変な車を代表!?フィアット・ムルティプラとはどんな車なのか?ボディサイズなどスペックから、燃費、中古車価格や修理についてまとめてご紹介します!初代フィアット・600 ムルティプラと各世代の内装もあわせてご覧いただけます!

フィアット・ムルティプラとは、どんな車?

フィアット・ムルティプラとは、イタリアの自動車メーカー「フィアット」が製造販売するMPV(Multi Purpose Vehicle:多目的自動車)です。
ムルティプラという車名は、イタリア語で「多様な」を意味をもつ「Multipla」からきています。

フィアット・ムルティプラは、初代モデルが1956年にデビュー、その後1966年までの10年間製造されました。
2代目フィアット・ムルティプラは、初代の製造中止から約30年経過した1998年のデューとなります。
2004年にマイナーチェンジをし、2010年に製造中止となりました。

初代 フィアット 600 ムルティプラ

初代モデルは「フィアット 600 ムルティプラ」という名称となります。
フィアット 600 ムルティプラは、フィアット 500(チンクエチェント)の兄弟となる、2ドア・セダンのフィアット・600をベースに3列シート(2人×3列の6人乗り)を基本としたMPVです。
フィアット・600と同じRRの駆動方式のキャブオーバー型のボディで、室内空間を確保するためにエンジンのない車体前部へ大きな空間を取った設計となっています。
この設計は、車のフロントは1BOXカーのように切り立った平面に近いデザインとなり、リアは流れるようなデザインとなる独特なものとなりました。
写真を見るとパッと見、どっちが前だかわからない感じもしますが、かわいいデザインですね。

ちなみに、フィアット・600 ムルティプラの設計は、当時のフィアット 500(チンクエチェント)と同じ、ダンテ・ジオカーサというデザイナーが担当していました。

ボディサイズは、
・全長:3,535mm
・全幅:1,450mm
・全高:1,580mm
と小柄で、軽自動車より全長が少し長いだけのサイズとなっています。
エンジンは、OHV直列4気筒663cc(最高出力21hp)と767cc(最高出力:29hp)、3速MTのトランスミッションというスペックです。

フィアット 600 ムルティプラ 独特なデザインと構造

後ろから見るだけなら普通な感じですが、観音開きドア、RRで3列シートという珍しい構造の車となっています。

初代 フィアット・600 ムルティプラの内装

↓フィアット 600 ムルティプラの内装。助手席足元にスペアタイヤがあります。

↓2列の後席シートは、片側が折りたためるようになっています。

2代目 フィアット・ムルティプラ(1998〜2010年)

↓2代目 フィアット・ムルティプラ 前期型

初代フィアット・ムルティプラの生産が終了してから32年が経った1988年に、フィアット・ムルティプラが復活します。
2代目フィアット・ムルティプラは、奇抜なデザインで世界中から注目を集めました。
フロントバンパーの上にあるのがロービーム用ヘッドライト、フロントウィンドウのすぐ下にあるのがハイビーム用ヘッドライトで、子亀を甲羅に背負った親亀のような構造デザインとなっており、「世界で最も醜いデザインの車」とも言われたことがあるようです。
しかし、この独特なデザインに惹かれるファンも多くいました。

エンジンは、日本へ輸入された直列4気筒1.6Lガソリンエンジン(最高出力76kW/103ps・最大トルク144N・m/14.68kgm)の他、ヨーロッパ仕様では、直列4気筒2.0Lコモンレール式直噴ディーゼルターボ、マイナーチェンジ後の後期型では天然ガス(CNG)を燃料とするブルーパワーエンジンと、ガソリンとCNGのどちらかが選択できるバイパワー・エンジンが採用されていました。
駆動方式はFF、5速MTのみの設定となっています。
日本へは右ハンドル仕様が正規輸入されています。

ボディサイズはフィアットのカタログスペックでは、全長3,999mmとなり、日本の法制度では4,005mmとなる短い車体となります。
この3,999mmという全長は、フィアットが、フランスのプジョー・シトロエンとの協定により、全長4,000mm以上のミニバンを製造できないこととなっていることと、ヨーロッパ諸国のカーフェリーの料金が全長4mを境に大きく変わることが要因となっています。

2代目 フィアット・ムルティプラの内装

4mの短いコンパクトなボディですが室内空間はとても広く取られています。
2列×3席というユニークなシート配列の6人乗りMPVで、実用的な内装でありながらも、イタリアらしい個性的なデザインとなっています。

ホンダにも2列3席シートの車が!

ホンダ・エディックスは運転席と助手席の間にもう1つシートがある2列シート6人乗りの車を製造していました。(2004〜2009年)
ムルティプラと同じコンセプトですね。

ホンダ エディックス 20X 2007年型

2代目 後期型フィアット・ムルティプラ

2004年にマイナーチェンジされ、一部には受け入れましたが不評だったフロントのデザインを大きく変更しています。
また、全長は4,000mmを超えた4,097mmとなりました。
ある意味、普通になってしまった2代目フィアット・ムルティプラですが、販売はそう振るわず、2010年に製造が終了されてしまいます。

通常、「ムルティプラ」といえば前期型を、後期型は「ニュームルティプラ」と呼ばれています。

フィアット・ムルティプラの燃費は?

初代フィアット・ムルティプラは個体数が少なく、ご紹介できる燃費データがありませんが、2代目フィアット・ムルティプラの実燃費は、自動車関係SNSなどの情報を集約しますと、6〜14km/L
となるようです。
MT車は運転の仕方、道路状況によって大きく変わってしまいますが、おおむね市街地走行で5〜8km/L、高速道路走行で10〜14km/Lといったところになるでしょう。

フィアット・ムルティプラの中古車価格は?修理費に注意!

年式が古いため車両価格はかなりこなれていますが、日本車に比べると故障は多くなります。
安い価格で購入しても、その後の修理費が高くつくリスクを考慮する必要があるでしょう。

2代目 フィアット・ムルティプラ 前期型の中古車価格


中古車情報
システムメンテナンス中


2代目 フィアット・ムルティプラ 後期型の中古車価格


中古車情報
システムメンテナンス中


変な車!?フィアット・ムルティプラの魅力

フィアット・ムルティプラのまとめ記事はいかがでしたでしょうか?

思わず「変な車!」と思った方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、その実用性は十分で、日本の道路事情にも合うボディサイズで一度くらいは乗ってみたいと思わせるパッケージングだったのではないでしょうか?
初代フィアット・ムルティプラも、個性的でかわいい車でしたね。


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この記事の執筆者

サトー・ルノーこの執筆者の詳細プロフィール

自動車専門のライターをしています。愛車遍歴はシボレー・カマロから近所の自動車修理工場で放置されていた3万円のカローラ2まで多岐に渡ります。自動車整備から保険まで幅広い経験を持っています。最も愛する車は1960〜70年代のシトロエンDSとシボレー・インパラ。...

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