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RB26が伝説の名機たる理由とは?第2世代スカイラインGT-Rなど搭載車種を総まとめ

第2世代のスカイラインGT-Rに搭載され、数々のレースで優勝に導いた名エンジン、RB26DETT。この伝説の名機を搭載した車種やレースの実績などをご紹介します。今なお語り継がれるスカイラインGT-Rの名を飛躍的に高めた名エンジンRB26DETTとはどんなエンジンだったのでしょうか。

日産が誇る伝説の名機、RB26DETTってどんなエンジン?

RB26DETTエンジン 1989年

RB26DETTとは、日産がスカイラインGT-R用に開発したエンジンです。
日産のRB(レスポンス バランス)系エンジンは1980年代から2000年代前半まで生産されていました。

26は排気量が2.6Lであることから、DETTはDOHC(ダブルオーバーヘッドカムシャフト)、エレクトロニック、ツインターボの頭文字から取られています。

スカイラインGT-R用に開発され、市販車のエンジンとしては珍しい多連スロットルを備えています。多連スロットルとは、エンジンに吸気する際に流体制御し空気の量を調整するスロットルバルブを、気筒(シリンダー)ごとに備えたものの事です。

RB26DETTは1989年にR32型スカイラインGT-Rに初めて搭載されました。
国産エンジンの中でも高い回転数を持ち、チューニングのベースとなるエンジンとして高い評価を獲得しています。

また、RB26DETTを搭載したスカイラインGT-Rはレースで華々しい戦績を挙げ、伝説の名機と呼ばれるまでになりました。

RB26DETTを初めて搭載したスカイラインGT-R(R32型)

RB26DETTはBNR32型スカイラインGTーRに初めて搭載されました。
RB26DETTを搭載した第2世代にあたるスカイラインGT-Rは、R32型、R33型、R34型とモデルチェンジしながら、1989年から2002年まで発売されています。

レースに勝つためのエンジンとして開発され、日本のツーリングカーレースの最高峰である全日本ツーリングカー選手権(JTC)のレギュレーションに合わせるため、2.6Lの排気量に設定されました。

R32型に搭載されたRB26DETTのスペックは、
最高出力280PS/6800rpm、最大トルク36.0kgf・m/4400rpmです。

RB26DETTを搭載したR32型スカイラインGT-Rは1990年から全日本ツーリングカー選手権に参戦し、1990年の初参加の年には、ポールポジションを6度獲得しての優勝という圧勝とも言うべき記録を打ち立てました。

RB26DETTを搭載したR32スカイラインGT-R

RB26DETTのレースにおける華々しい戦績

RB26DETTはレースで勝つために設計され、RB26DETTを搭載したスカイラインGT-Rはその期待に応えてレースで華々しい結果を残しています。

RB26DETTを搭載したR32型スカイラインGT-Rは1900年に全日本ツーリングカー選手権に出場し、カルソニックスカイラインとリーボックスカイラインの2台は3位以下を周回遅れにして圧倒的な勝利を飾ります。

年間で6か所のサーキットをめぐり、その全てでスカイラインGT-Rがポールポジション(予選での最速ラップを獲得する事で得られる決勝のスタート位置)と優勝を獲得。
そのうち5個所は星野一義が所属するチームインパル(カルソニックスカイライン)が獲得。
残りの1つを長谷見昌弘が所属するハセミモーターズ(リーボックスカイライン)が獲得。
総合優勝はカルソニックスカイラインの星野一義が獲得しました。

その後、全日本ツーリングカーレース(JTC)の規定が変わる1993年までに、29連勝という破竹の快進撃を続けます。

JTCの規定が変わって2000CCまでの車で競われる事になったため、以降は全日本GT選手権へ出場する事となります。

1990年以降、スカイラインGT-Rは世界の舞台でも活躍しています。
マカオギアレースで圧勝、1991年にベルギーのスパ・フランコルシャン24時間レースで総合優勝、1992年にオーストラリアツーリングカーレースでチャンピオンシップタイトル獲得などなど、世界中でその性能の高さを証明しました。

これらの活躍から、スカイラインGT-Rの名は世界に轟き、その躍進に大きく貢献したRB26DETTエンジンもその名を知られる事となりました。

1990年全日本ツーリングカー選手権の動画

RB26DETTを搭載した車種をご紹介!

ステージア260RS(特別仕様車)

日産 ステージア 260RS

日産のステーションワゴンであるステージアにも、RB26DETTが搭載された例があります。
1997年にRB26DETTを搭載した特別仕様車260RSが発売されました。前期型と後期型が存在しています。

車重が1700kg以上あるとはいえ、内装や外装もかなりスポーティで、高い速度性能を誇りました。

画像は日産の特装車部門を手がける関連企業「オーテックジャパン」がチューニングしたステージア 260RS オーテックバージョンです。

ステージア260RSの動画

R33型スカイラインGT-R

スカイラインGT-RのBCNR33型は1995年から1998年まで発売されました。
33型は、GT-R単体としては初のテレビCMを放映しています。
全日本GT選手権や、ル・マン24時間レースなどにも参戦しました。

スカイライン生誕40周年を記念する40thアニバーサリーモデルなども発売されています。

スカイラインGT-R33型のCM

R34型スカイラインGT-R

最後のRB26DETT搭載スカイラインGT-Rとなった、BNR34型スカイラインGT-Rは1999年から2002年まで販売されました。

2000年に施行された大規模な排ガス規制を受け、2002年に生産終了。
2007年に後継となる日産GTRが発売されるまでしばらく間が空き、スカイラインGT-Rの名前で発売されるモデルはR34型が最後となりました。

このモデルに搭載されたRB26DETTは、最高出力280PS/6800rpm、最大トルク40kgf・m/4400rpmと、トルクが向上しています。

スカイラインGT-R34型のCM

名機として比較される事の多い2JZ-GTEとは?

トヨタの2jz-gteエンジンも日産のRB26DETTと並んで評価の高いエンジンです。
どちらもチューンベースとして活躍し、1000PSを超えるチューンが施される場合もあります。

ゼロヨンレース(約400mの直線速度を競うレース)などでは、チューニングされたこれらのエンジンが世界で活躍しています。

トヨタの2JZ-GTEと日産のRB26DETTは、ともに強力なエンジンとして比較されるライバルと言えます。

伝説の名機、RB26DETT

レースに勝つべくして誕生し、一般的な市販車のエンジンを凌駕する強度を誇ったRB26DETTエンジン。
ハイパワーのチューンに耐え、多くのレースで実績を残した名機です。

2000年の排ガス規制の影響により、搭載車種はすでに販売を終了していますが、中古市場でも依然高い人気を誇っています。
現在では後継となる日産GT-Rに搭載されているVR38DETTが活躍しています。

日産の躍進に大きく貢献したRB26DETTエンジンは、日本車の歴史に華々しい記憶とともに名を遺したと言えるでしょう。

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