全てはNSXから始まった!ホンダが上級モデルに与える「タイプR」とは

今年2015年12月、ついに10年ぶりにNSXが復活します。ノーマル・バージョンの販売を前に、モーターファンの間では、早くも「タイプR」の噂が流れています。ホンダが自社のスポーツカーの最上級モデルに与える「タイプR」はモーターファンのみならず、胸をゾクゾクさせるものです。初代NSXから連なる「タイプR」とはいかなるものか? これまでその称号を与えられた名車の数々とともに、「タイプR」の歴史を紐解きます。

NSX タイプR

ホンダが「日本で唯一のスーパーカー」と言われたNSXを世に送り出したのは、バブル絶頂期にあった1990年のことです。

それから2年後の1992年、NSXがレーシング仕様を意味する「タイプR」の称号を、ホンダ車ではじめて手にすることになります。

ノーマルとの違い

スペック

ノーマルとの最大の違いは、ただでさえNSXは車両重量が1,350kgと、超軽量にも関わらず、オーディオ機器や遮音材を取っ払い、約120㎏に及ぶさらなる軽量化が図られたことです。

V型6気筒3.0リッターエンジンこそノーマルのままでしたが、クランクシャフトのバランス性や、ピストン、コネクティングロッドの重量精度を上げ、サーキット走行時のパフォーマンス性がより強化されました。

タイプRの証

タイプRの絶対的な威厳の一つが、この真紅のエンブレムといっても過言ではありません。

ホンダユーザーの中には、タイプRが設定されてないモデルでも、量販店からこのエンブレムだけ買ってきて、わざわざ付け替えてしまう人も少なくありません。

タイプRにはそれだけ羨望を抱かせる魅力があると言えます。

TYPE Rのイメージカラーもある?

エンブレムの他にもう一つタイプRを印象付けるものがあります。

チャンピオンシップホワイトと呼ばれるイメージカラーです。

ハードトップのみを黒とし、それ以外はホイールに至るまで、白で染め上げられています。

洗練されたスポーツカーのイメージカラーにふさわしい白は、真紅のエンブレムをより際立たせ、都市や田舎を問わず、場所を選ばない勝手でドライバーを導いてくれます。

コックピット

ノーマルでこそ、スポーツカーの快適性を追及していましたが、タイプRはあくまで走りにこだわった作りになっています。それはコックピットにも現れています。

ドライバーがレカロ製のバケットシートに身体をフィットさせると、右手にmomo製ステアリング、左手には削り出し無垢のシフトノブを握ります。

バケットシートの窮屈さと、momoステの重厚感、夏は熱く、冬は冷たいシフトノブは快適性とは程遠いですが、走り一辺倒のユーザーにとっては、停車時であれ、トップスピードに乗ったときの幻想を煽情します!

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