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トヨタの名機エンジン「1JZ-GTE」とは?搭載車種を全てご紹介!

ヤマハ発動機が開発してトヨタ車に搭載された名エンジン、1JZ-GTE。頑丈さや力強さ、音の良さなどが今なお高く評価されるこの1JZ-GTEを搭載している車種をご紹介します。ソアラやマークⅡ、クレスタやチェイサーなど往年の名車の多くが1JZ-GTEを搭載していた事をご存じでしたか?

トヨタの1JZ-GTEってどんなエンジン?


1JZ-GTEエンジンは、ヤマハ発動機が設計し、トヨタの供給していた2500ccのターボエンジン。初期型はツインターボでしたが後期型でシングルターボとなりました。

この1JZ-GTEが名機として知られる理由は、優れた速度性能や加速はもちろん、当時としてトップクラスのターボラグ(ターボの遅延時間)の低減や、チューニングに耐えうる頑丈さ、エキゾーストサウンドの力強さなどが挙げられます。

第1世代のツインターボ仕様は1990年に登場し、1996年に第2世代のシングルターボ仕様が追加されました。

1JZ-GTEは1990年代から2000年代初頭にかけて、ソアラやマーク2、スープラなどに搭載されました。
大排気量、高トルクのいわゆるパワーのあるスポーツカーが流行していた時代のエンジンであり、今でも吹きあがる排気音や力強い加速を思い出す人も少なくないようです。

2000年の大幅な排ガス規制強化により、こういった大排気量のエンジンは少なくなっていきます。しかし1JZ-GTEは優れた名機として国内外で今も高い評価を得ています。

YAMAHAの刻印

ヤマハの刻印の画像

出典:http://ameblo.jp/

ヤマハが設計した証、YAMAHAの刻印がパーツに施されています。部品をトヨタ工場で生産し、設計、開発や組み立てをヤマハ発電機が担当していました。
JZ系のエンジンの中でも異色のエンジンといえます。

1JZ-GTEのエンジンサウンド動画

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トヨタの名エンジン「1JZ-GTE」のスペック

■第1世代1JZ-GTEスペック
種類 インタークーラーツインターボ
排気量 2500cc
出力 206kW(280PS)/6200rpm
トルク 363N・m(37.0kg・m)/4800rpm

■第2世代1JZ-GTEスペック
種類 VVT-iインタークーラーターボ
排気量 2500cc
出力 206kW(280PS)/6200rpm
トルク 378N・m(38.5kg・m)/2400rpm

トヨタの名エンジン「1JZ-GTE」を搭載した車

トヨタ・チェイサーX80型~X100型ツアラーV

チェイサーの画像

チェイサーには4代目X80型の後期に1JZ-GTE搭載車が追加されました。
その後、5代目X90型、6代目X100型と、1JZ-GTEを搭載したモデルがラインナップされています。

2001年に生産中止になり、チェイサーの歴史に幕を下ろしましたが、6代目X100型の1JZ-GTE搭載グレードである「ツアラーV」は今でも人気が高く、中古車でも状態がいいものは200万円以上の価格で取引されています。

トヨタ・マークⅡ X80型~X110型

マークⅡはX80系が1990年にマイナーチェンジした際に1JZ-GTE搭載モデルが発売されました。
その後、X90型、X100型と経て、最終モデルであるX110型まで、1JZ-GTEエンジン搭載モデルはラインナップされていました。
X100系まで1JZ-GTE搭載モデルはツアラーVの呼称を引き継いでいましたが、X110型で廃止され、グランデの名称に変更となりました。

マークⅡは2004年に生産中止となりましたが、現在はマークXが後継として販売されています。

トヨタ・ソアラZ30型

1991年から2000年まで発売されたソアラZ30型にも1JZ-GTEは搭載されていました。
1996年のマイナーチェンジで1JZ-GTE搭載モデルはシングルターボのVVT-i仕様になりました。

VVTとは、可変バルブタイミング機構の事で、エンジンの負荷に応じてバルブタイミングを変化させ、低回転域と高回転域の出力特性を両立させるというものです。
VVTに対してVVT-iは、コンピュータによる連続可変機構を実現したものです。

トヨタ・スープラA70型

スープラの画像

出典:http://www.freenewmexican.com/

スープラA70型は1990年のマイナーチェンジの時に1JZ-GTEの搭載モデルがラインナップされました。
A70型は1993年まで発売され、次世代モデルであるA80型には2JZ-GTEエンジンが搭載されました。
グレード名称は2.5GTツインターボです。

トヨタ・クレスタX80型~X100型

出典:https://goo.gl/

マークⅡとチェイサーの姉妹車にあたるクレスタ。
1988年に発売されたX80型が1990年にマイナーチェンジした際に、マークⅡやチェイサーと同じく1JZ-GTE搭載モデルがラインナップされました。
バブル期という事もあってよく売れたようです。
X100型の1JZ-GTE搭載モデルのグレード名称はルラーンGです。
2001年に生産を終了し、ヴェロッサが後継車となりました。

トヨタ・ヴェロッサ

出典:http://www.carsensor.net/

トヨタのヴェロッサはチェイサーやクレスタの後継として2001年から2004年まで販売されていました。
ヴェロッサにも1JZ-GTEが搭載されており、特別仕様車のヴェロッサ スペチアーレ VR25 SGはヤマハが専用チューンしたエンジンが搭載されました。
最高出力は通常の280PSより高い300PSです。

トヨタ・クラウンS17型

クラウンの画像

出典:https://goo.gl/

1999年から2007年まで発売されたクラウンのS17型にも1JZ-GTE搭載モデルがラインナップされています。
1JZ-GTE搭載モデルとしてはほぼ最後期のモデルといえるでしょう。

1JZ-GTE搭載グレード名称はアスリートVです。
限定モデルとして、ヤマハ発動機が専用チューンを施して300PSに強化されたアスリートVXが発売されています。

ヤマハが設計しトヨタ車に搭載された名機「1JZ-GTE」

1JZ-GTEの画像

出典:http://ameblo.jp/

トヨタのエンジンJZシリーズの中でも、ヤマハ発動機が開発を手掛けたという異色の経歴を持つ1JZ-GTE。その頑丈さ、力強い加速感、伸びあがるエキゾーストサウンドなどは現代でも語り継がれるほどです。

排ガス規制以降は低燃費、高性能のエンジンが作られてきましたが、1JZ-GTEのように頑丈でシンプルに力強いエンジンはチューニングベースとして海外で今なお利用されています。

1JZ-GTEのエンジンサウンドを聞くと青春時代を思い出すお父さん方もいらっしゃるのでは!?

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