フェラーリやマクラーレン等のスポーツカーからMT車が消えた?その理由とは

フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニ、アストンマーチン、ブガッティ…と名立たるスーパー・スポーツカーからMT仕様が消えていったのはご存知でしょうか?どうしてなくなったのか、その理由と背景をご紹介していきます。言われて納得のその理由とはなんでしょうか?それでは、ご覧ください!

スーパーカーからMTが消滅……

2009年〜2013年に発売されたランボルギーニ最後のMT「ガヤルド」

ランボルギーニ 最後のMT「ガヤルド」

出典:http://turboprezent.pl/

フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、アストンマーチン、ブガッティ…といったスーパーカーからの新型車からはすっかりとMT車(マニュアル車)のラインナップが消えてしまったのはご存知でしょうか?

ランボルギーニは2013年の最終デリバリーとなった「ガヤルド」が最後のMT車となり、マクラーレンは2010年からの公道走行可能なモデルの発売以降、一貫してMTを採用していません。(オプションでMTが選択できるようですが、途方も無い金額が必要だそうです)

どうしてスーパー・スポーツカーからMT車のラインナップが廃止されてしまったのか解説していきましょう。

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もはや“人の手に負えないハイパワー”

最高出力1,000psを超え最高時速は400km/hを超えるブガッティ・ヴェイロン

ブガッティ・ヴェイロン

出典:http://lifeonunleaded.com/

フェラーリの製品マーケティング責任者である「ニコラ・ボアリ」氏は、MTではパフォーマンスが低下するとし、“フェラーリにとっては耐えがたいことだ”というコメントを発しています。

同じエンジン、同じ足回り、同じシャシーでMT車とパドルシフトAT車を同じレースコースを走行した場合、周回ラップタイムは数秒の差が出るようです。たった数秒でも周回を重ねるレースでは大きなアドバンテージとなってしまいます。

ハイパワーなエンジンを搭載したスーパー・スポーツカーを操るには、クラッチ操作とシフトレバーの操作を人間の手足で行うより、コンピューターで制御し電気機器で機械的にシフトチェンジをする方が圧倒的にパフォーマンスは勝ります。
超絶なパフォーマンスを誇るスーパーカーをマニュアルで運転するのは、もはや無謀なのでしょうか。コンピューターの正確さと電気機器の操作の早さには人間でも太刀打ち出来ませんね。

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F1がトランスミッションの技術力を育てMTは影を潜めた…

F1 パドルシフト

出典:http://f1-gate.com/

1989年にF1で初めてパドルシフトのセミオートマチックが採用され、その性能に世界が驚きました。
それ以降、さまざまな改良がなされF1からはマニュアル車が消滅していきました。

このF1のオートマチックの技術は市販車にも反映され、公道を走る車にもマニュアル車からパドルシフトATやDSGギアボックスなどが開発され採用されていきました。

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よくよく考えてみればミッションだけ手動に!?

出典:http://goo.gl/

最近の自動車の操作のほとんどにコンピューター制御が入り、もはや運転そのものまでが人からコンピューターに変わろうとしています。
コンパクトカーにも装備されるようになったブレーキアシストABS(アンチロックブレーキシステム)トラクションコントロールオートクルーズなど、オートマチック車の普及でギア操作とクラッチ操作から開放された1990年代以降、次々に運転の主要な部分にコンピューターが入り込んできています。

さまざまなコンピューター制御の固まりのハイパワー車に、ミッションだけが旧式のマニュアルトランスミッションが、装備されているのも何だか不自然な気がしませんか?

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ハイパフォーマンスな車は「DSG」が基本

出典:https://www.carwow.co.uk/

現在販売されているハイパフォーマンスな車のほとんどが「DSG(DCT)」を採用しています。

DSG(DCT)はクラッチが2系統あり、ギアチェンジの際、次のギアのクラッチを予め繋いでおくことができる機構を持っています。
これは、なめらかでスピーディーなギアチェンジを可能にしています。

DCTやAMTなどの最新のトランスミッションをはじめ旧来からあるマニュアルトランスミッションの違いなどをご紹介する記事はこちらです。

トランスミッションに関する記事はこちら!

それでもマニュアル車には根強い人気がある!

世間のMT車の現状は一部のマニア・オタクのみ?




しかし即日完売したルノー・トゥインゴ MT仕様限定車

なぜスーパーカーからMT車がなくなったのか、その理由と背景はお判りいただけたのではないでしょうか?

MT車の影がどんどん薄くなっていく中ですが、MT車はまだまだ根強い人気を持っています。
扱いやすいエンジンを目一杯回して自分でギアをチェンジする楽しみは捨てがたいものがありますよね。

実際、先日予約販売を開始したルノー・トゥインゴ MT仕様車は、日本国内で即日完売という人気となりました。

免許を取って以来、一度もマニュアル車を運転していない方は気分転換に一度乗られてみてはいかがでしょうか?

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