ホンダのコンプリートカー「Modulo X」とは?“ひとつの究極”を目指してたどり着いたModulo Xを紹介!

Hondaがカタログモデルとして正式にラインナップしているコンプリートカーブランドである「Modulo X」。2012年12月に第一弾である「N-BOX Modulo X」発表してから2年半ぶりとなる2015年7月に第二弾の「N-ONE Modulo X」が発表となりました。そのコンプリートブランド「Modulo X」の魅力についてまとめてみました。

「Modulo X」とは?

Hondaのクルマづくり哲学が「ひとつの究極」を目指してたどり着いたクルマ...
それが「Modulo X」です。

出典:http://www.honda.co.jp/

HONDA公式サイト

Hondaは、コンプリートカーブランド「Modulo X(モデューロ エックス)」の展開を開始します。
Modulo Xは、専用のカスタマイズパーツを生産ラインでベース車に装着し、販売するコンプリートカーです。

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Honda車の走りを極める純正アクセサリーブランド「Modulo」!

ホンダでディーラーオプション装着される純正アクセサリーは、本田技研工業の連結子会社である「ホンダアクセス」で開発・生産されています。

1994年にホンダアクセスは初めて「Modulo」というブランドをアルミホイールに冠しました。
「Modulo」はその後、1999年に純正カスタマイズブランドとしてエアロパーツを「Modulo」ブランドで発売以降は、走りを極める純正パーツのブランドとして成長しました。

高い走行性能、優れたデザイン性はもちろんのこと、安全性、信頼性、品質、そしてHonda車にベストマッチするフィッティング性などを徹底的に追求。
装着したときはもちろん、長く付き合えば付き合うほどに愛着が深まる…。
そんな、他にはマネのできない奥深いカスタマイズの世界を提供します。

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資本関係のないパートナー契約という位置にあるM-TECの「無限」とは違って連結子会社であるホンダアクセスの「Modulo」は、車両と同時に開発が進められているので高い信頼性を持ちながら、ドリキンこと土屋圭市氏を開発アドバイザーに招いてHondaRacingのDNAを継承した走行性や機能性も追求したパーツになっています。

第一弾は「N-BOX Modulo X 」!

Modulo

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第一弾モデルの「N-BOX Modulo X」は、2013年1月18日に「N-BOX カスタム」をベースとしたコンプリートカーとして発売されました。

専用グリルやブラックアウトされたヘッドライトハウジングなど、走りを予感させるアイテムが装着されてベース車との差別化が図られています。

究極を目指したエアロパーツ!

出典:http://bizmakoto.jp/

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高速道路での走行安定性の向上を目指して風洞テストを繰り返し検証して開発されたエアロパーツは、究極を目指した証です。

鍛えあげられた足回りはホンモノ!

専用開発された“X”サスペンションは、15mmのローダウン仕様ながらもしなやかな乗り心地とスポーティーな操作性を両立させていて、軽ミニバンらしからぬ走りの楽しさを味わうことができます。

出典:http://bizmakoto.jp/

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白いダンパーと赤いスプリングで構成される専用サスペンションは、発売当時のベース車には設定されていなかった15インチアルミホイールと組み合わされています。

このサスペンションは、高いロードホールディングを実現するために北海道にある本田技術研究所の鷹栖プルービンググラウンドのテストコースを走り込み、コンマ刻みでスプリングレートを調整しながら1年にわたる開発期間をかけてセッティングされました。

HONDA公式サイト

本田技術研究所の鷹栖プルービンググラウンドは「日本のニュルブルクリンク」とも称される過酷な路面環境を持つコースで、タイプRやS2000などの走りを真骨頂とするHONDAのスポーツモデルの走りを鍛え上げるのに使われてきました。

そのコースで1年もの期間をかけてセッティングされた足回りは、開発スタッフが「もっとも心血を注いだ」部分と言っていることからも、ホンモノと呼んで間違いないでしょう。

軽自動車だからこんなものか、というのは止めよう。
変える価値のあるものを作ろう。
土屋さんとホンダアクセス開発の福田正剛さんが考えたのが「バカにされない軽自動車を作る」という目標であった。そのため、お金を出しても欲しいという逸品にする必要があったと言う。

出典:http://ecocar-asia.cocolog-nifty.com/

「オートルック ワン」より(N BOXの試乗記は後半)

第二弾は「N-ONE Modulo X」

第一弾の発表後、2年以上も追加機種がなく「Modulo X」というブランドも消滅かと思われていた、2015年7月に第二弾の「N-ONE Modulo X」が発表となりました。

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「N-ONE Modulo X」は、第一弾の「N-BOX Modulo X」と違ってルーツとなるモデルが存在します。

2014年1月に開催された東京オートサロンのホンダブースに出品されていた「N-ONE Modulo Concept」です。

出典:https://www.studio-access.jp/

2014年といえばリコール問題にHondaが悩まされた年で、発売・発表予定だったモデルが一年遅れで登場している状況を考えると「N-ONE Modulo X」も2014年にリリースされる予定だったのかもしれません。

エアロだけではない、一目でわかるその違いは

出典:http://www.honda.co.jp/

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エクステリアは、専用のエアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュなどが装備されています。

特筆すべきは、空力を追求しつつ美しいフォルムを実現させた前後のエアロバンパーです。

フロント下部から積極的に取り込んだ空気を引き抜いて高速走行時の安定を促すリアデュフューザーや正面から空気を側面に向かって整流するサイドディフレクターは、レーシングカーではおなじみのアイテムです。

出典:http://www.honda.co.jp/

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美しいフォルムを生み出している要素は、エアロパーツだけではありません。

「N-ONE Modulo X」は、コンセプトモデルと違って2015年に追加された「N-ONE LOWDOWN」をベースしながら、さらに10mmのローダウンが施されています。

・N-ONE(FFモデル):全高1610mm
・N-ONE LOWDOWN:全高1545mm
・N-ONE Modulo X:全高1535mm

全幅1475mmに対して全高1610mmと腰高感が強かった「N-ONE」と比較して
全高1535mmとなった「N-ONE Modulo X」は、明らかにスタイリッシュになりました。

走りは「四人乗りのS660」を思わせるチュニング!

「N-BOX Modulo X」でも心血を注がれた足回りは、「N-ONE Modulo X」でも健在です。

ロードホールディングを追求すると堅めにセッティングになってしまいがちなサスペンションは、厳選されたベストマッチのタイヤと組み合わされて、大幅にローダウンしながらもしなやかな乗り心地を実現しています。

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さらに「N-ONE Modulo X」では、ボディ剛性や走行性能面でもファインチューニングが施されました。

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専用チューニングされたEPSと専用高剛性バンパービームが装着されたことで、リニアなハンドリングと優れたロードホールディングを得て軽やかなコーナーリングを楽しむことができます。

さらにS660のセッティングをベースにModulo X専用にファインチューニングされたCVTは、Sレンジ使用時にパドルの応答性が高めることでリニアな変速フィーリングを実現しています。

走りを追求する上で忘れてならない制動性能の面でも、専用フロントブレーキディスクローターや専用ブレーキパッドを装備して、軽快かつ上質な走行性能を追求しています。

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インテリアでも究極を目指す!

フロアからルーフまでブラックで統一された室内は、1970年代に「ベビーギャング」と呼ばれたスポーツ軽を彷彿させ、走りの雰囲気を助長させます。

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インテリアの随所で見られる「レッド」のアクセントも、ドライバーの気分を高める重要なアイテムです。

出典:http://www.honda.co.jp/

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サーキット走行を目指したモデルではないので「タイプR」ではありませんが、その雰囲気は「N-ONE TypeR」と呼びたくなる一台です。

「Modulo X」は「和製ジョンクーパーワークス」?

プレミアムミニの代表選手である「MINI」には、エントリーモデルの「ONE」高性能モデルの「COOPER」ホットモデルの「COOPER S」といったグレードがありますが、ホットモデルをさらにチューンした「JCW(ジョンクーパーワークス)」というモデルが存在します。

出典:http://minicooper-sketch.com/

「ミニクーパースケッチ」より

限られたクルマ好きを満足させるために妥協なきチューニングが施された「MINI」のスペシャルバージョンが「MINI ジョンクーパーワークス」なのです。

「N-ONE Modulo X」と「MINI ジョンクーパーワークス」が、どことなく似ているのはご愛嬌といったところでしょうか。

安いのか高いのか、気になる価格は?

気になる価格をベース車と比較してみましょう。

エントリーモデルの「N-BOX Modulo X G」の価格は、税込1,830,000円
ベース車の「N-BOX G・ターボLパッケージ」が1,520,000円なので、その差は31万円。

「N-ONE Modulo X」の価格は、税込1,898,000円
ベース車の「N-ONE Premium Tourer LOWDOWN」が1,698,000円なので、その差は20万円。

「N-BOX」の価格差が大きいように感じられますが、15インチアルミ&タイヤが装着された鍛え抜かれた足回りと専用のエアロパーツの代金をM-TECの無限パーツと比較してみましょう。

・¥231,120:フロント・サイド・リアスポイラー・15インチホイールセット
・¥95,040 :スポーツサスペンション(20mmダウン)
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計 ¥326,160(工賃含まず)

これ以外にもハンドルやチェンジノブが革巻きだったりすることを考慮すると、チューニング内容に納得できればバーゲン価格と見ることもできます。

M-TEC公式サイト

HONDA公式サイト

HONDA公式サイト

第三弾は何をベースに開発しているのか、今後の展開に期待大です。

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