車のライトの正しい使い方を解説!夜間はハイビームが基本でロービームだと違反って本当?

「夜間のヘッドライトはハイビームが基本」というのは本当なのでしょうか?今回は道路交通法を引用して正しい夜間のヘッドライトの使い方をご紹介します!今一度、自動車のヘッドライトの正しい使い方を復習してくださいね!安全運転のための必読記事です!

勘違いされ易いヘッドライト使用に関する法律について

意外と知らないヘッドライトの正しい操作方法

まずは、道路運送法で定められているヘッドライトの使い方からご紹介致します。

道路交通法 第十節 灯火及び合図 (車両等の灯火)

第五十二条  車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

ここでは、ヘッドライト(前照灯)を点けなければならない時間を定めています。
日没から日の出までの時間は、周囲が明るくても点灯する必要があります。

2  車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

道交法第五十二条 2では、対向車が現れたら「灯火の光度を減ずる」ように定めています。
この法律について、道路交通法施行令ではさらに細かく定めています。

道路交通法施行令(他の車両等と行き違う場合等の灯火の操作)

第二十条  法第五十二条第二項 の規定による灯火の操作は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める方法によつて行うものとする。
一  車両の保安基準に関する規定に定める走行用前照灯で光度が一万カンデラを超えるものをつけ、車両の保安基準に関する規定に定めるすれ違い用前照灯又は前部霧灯を備える自動車 すれ違い用前照灯又は前部霧灯のいずれかをつけて走行用前照灯を消すこと。
二  光度が一万カンデラを超える前照灯をつけている自動車(前号に掲げる自動車を除く。) 前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

道路交通法施行令 第二十条では、すれ違い用前照灯という言葉が出てきます。
これが、いわゆる「ロービーム」のことです。

道路交通法では、ハイビームが基本

以上のことから道路交通法では、

ヘッドライト使用時はハイビームが基本。
対向車がきたらロービーム。

ということになります。
道路交通法では、夜間の道路はほとんど車が走っていないことが普通という状況を想定しているのです。

なぜ、そうなったのか?

道路交通法が制定されたのは、昭和35年(西暦1960年)です。
当時は今ほど交通量が多くない時代です。
その時代の道路状況をベースにして作られた道路交通法で、現在に至るまで改正がされていないため、「ヘッドライトは基本ハイビーム」となったままとなっているようです。

昭和35年当時の国道2号線(芦屋市)

道路交通法 制定時の国道2号線 芦屋市

出典:http://www.city.ashiya.lg.jp/

正しいヘッドライトの使い方とは?

出典:http://www.goo-net.com/

現在の道路事情において、道交法に従った正しいヘッドライトの使い方は、


・市街地など交通量の多い道路はロービームを基本
・山間部、農村部など対向車が少ない道路ではハイビームを基本
・市街地でも深夜など交通量が少ないときはハイビームを基本


となるでしょう。
対向車がどれくらい来るかが判断基準です。

きちんと点灯していれば捕まることはありません。

ヘッドライトの正しい使い方についてのまとめ記事は、いかがでしたでしょうか?

道路交通法を正しく理解できていた方は少なかったのではないでしょうか?
法律が古いからといって守る必要がなくなるわけではありません。
警察は現在の道路事情に合わせて法律を解釈していますので、きちんと夜間に点灯していれば、捕まることはありません。

大切なのは他の車への思いやりや、周囲に迷惑をかけないマナーですね。
夜間は事故の多い時間帯です。
くれぐれも、ヘッドライトを正しく使って事故のないようにお願い致します。

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