マン島TTとは?事故・死亡者続出の世界一危険なレースの歴史と各記録をご紹介

マン島TTこと「アイル・オブ・マン・ツーリング・トロフィー」はユナイテッド・キングダムの中央部に浮かぶ小さな島を周回する歴史あるレースです。オートバイの発展のために今年109年目になる栄光を掲げていますが、一般道を使っている事により死亡事故も尽きません。

マン島TT(アイル・オブ・マン・ツーリング・トロフィー)とは?

出典:http://roadtrip.uk/

マン島TTとはイギリスのマン島という島で行われる公道レースです。正式名は「アイル・オブ・マン・ツーリング・トロフィー」と言います。海外では「IoM TT」と訳される事もあります。オートバイの排気量別に2種類のグループとサイドカーでほぼ10日かけてグループごとにレースを競います。

マン島TTが開催されるマン島ってどこにある?

イギリスのマン島がどこにあるのか分かる方は少ないかも知れませんね。マン島がどこにあるのか解説していきます。

イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの4つから成り立っています。そして丁度真ん中あたりに浮かぶ小さな島がマン島こと「アイル・オブ・マン」です。

マン島TTは地図でいうダグラスからスタートして、西へ北へと大きく曲がりながら、北東海岸部のラムジーを経由して、またダグラスまで戻ります。1周にて37.75マイル(60.7km)、250以上?のコーナーがあります。

海抜0ft~1,300ft(396m)を超える高低差もあり、このコースは日常では、一般道であり、レース中の毎年5月終わりから10日間程度のみ一般車両の通行を封鎖してレースコースにしています。

マン島TTは1905年に国際モーターサイクルカップレースに出場する英国代表チームを選出するため、トライアル競技を開催したのがレースの始まりでした。

この時は、同じマン島でも、やや短めの1周25マイルのダグラスから南下してカッスルタウンを経由し、A3道路で北上してA1道路を東へ向かうコースでした。これはグレン・バインを経由してダグラスに戻るコースです。

マン島TT(アイル・オブ・マン・ツーリング・トロフィー)の歴史

1908年優勝 トライアンフ

出典:https://gasolineandadrenaline.wordpress.com/

1907年5月28日、第1回マン島TTとして15マイルを10周するレースが正式に行われました。

1908年に優勝したジャック・マーシャルが乗っていたバイクがトライアンフです。

1911年優勝 インデアン

出典:http://www.motorcycleclassics.com/

1911年より初めにお伝えした1周37.75マイル(60.7km)のマウンテンコースが採用されました。この年に優勝したのはインデアンでした。

この年、すでに死亡事故が発生していました。

1914年優勝 AJS

出典:http://myclassicmotorcycle.blogspot.jp/

続いて1914年からはスタート地点が変わったり、ヘルメット着用の義務が増えました。

この年に優勝したのはAJSでした。この1914年にも死亡事故が発生していました。

1923年優勝 ダグラスRA

出典:http://www.milntown.org/

1923年サイドカーレースも始まりダグラスRAが優勝しました。

1926年にやっと全コースが舗装完了になりました。それまではオフロードもあった事になりますね。

マン島TTへ日本人も日本車もエントリー!

マン島TTに日本人初参加!

1930年、日本人初となる多田健蔵がVelocetteに乗り15位にて完走しました。

多田健蔵とVelocette

出典:http://www.thecampervanchronicles.de/

1949年ではロードレース世界選手権のイギリスラウンドとしてマン島TTも一戦に仲間入りまして公式レースとして認められ、その後にもWGPで最も重要な位置ともなりました。最近ではWGPを元GPと言います。

マン島TTでホンダ車初優勝!

1961年マイク・ヘイルウッドの乗ったホンダ車は、ついに優勝しました。
その際の結果が、 1位ヘイルウッド、2位タベリ、3位フィリス、4位レッドマン、5位島崎貞夫。この全員がホンダ車であった事が日本のメーカーの誇りにつながりました。

マイク・ヘイルウッド

出典:http://goo.gl/

ホンダ車

出典:http://goo.gl/

マン島TTで日本人初優勝!

1963年に50ccクラスでスズキのRM63に乗った伊藤光夫が日本人として初優勝しました。

スズキRM63

出典:http://viatape2roti.blogspot.jp/

2種類のクラスは250ccと500ccと聞いていたのですが50ccクラスが存在したようです。
1976年にはロードレース世界選手権のイギリスラウンドがシルバーストーンのサーキットに移されて、公式ではなくなったマン島TTとなり、公式の期間中に日本人で優勝を収めたのは、伊藤光夫が最初で最後になりました。

公式WGPを失った訳として実は事故が多いコースの整備に費用が掛かりすぎる理由があったそうです。

ですが古き良き時代のこのマン島TTレースは生き続けます。

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