日産の新技術e-Bio Fuel-Cellとは?バイオエタノールの燃料電池車の違いとは?

日産自動車は6月14日に、バイオエタノールで発電した電気を用いて走行する燃料電池システムの新技術を発表しました。今までの燃料電池車よりも安い価格で発売することも可能とのことですが、今までの燃料電池車とはいったいどこが違うんでしょうか?今回は日産の新技術を解説しながら、その違いに迫っていきます!

日産の新技術e-Bio Fuel-Cellとは?

日産燃料電池車

出典:http://www.sankeibiz.jp/

日産のe-Bio Fuel-Cellは、サトウキビなどからつくるバイオ燃料で発電してモーターを駆動させる燃料電池車の新技術です。
再生可能なバイオ燃料を使用することで、今までの燃料電池車よりも、環境に優しい車づくりが実現できます。

水素自動車とはどう違うの?

トヨタミライ

出典:http://toyota.jp/

今までの燃料電池車は水素を使用するのが一般的でした。
トヨタのミライやホンダのクラリティなども水素を重鎮し、水素と酸素の化学反応によって車を動かす技術です。
しかし、水素を重鎮しておくためのタンクが高額であったり、希少金属を必要とするため、水素で走る自動車は比較的高額な車が多いです。
トヨタのミライは7,236,000円と、とても一般的な方が買える値段ではありません。

日産の新技術は低コストで抑えられる!

今までの燃料電池車との違いの一つはコストです。
今までの水素自動車で掛かっていた高額なコストが、日産の新技術e-Bio Fuel-Cellではかなり安く抑えられるそうなんです。
それもそのはず、e-Bio Fuel-Cellの燃料はサトウキビなどから取れるバイオ燃料だからです。
バイオ燃料を使用することで、今までのように高額な水素タンクを用意する必要はありません。
だから安く燃料電池車が作れるということなんですね。

環境によし!水素ステーションも必要なし!

バイオ燃料は燃焼をする時に二酸化炭素を排出しますが、成長過程において二酸化炭素を吸収しているので、その排出量はゼロなんです。
また水素自動車のように水素ステーションのようなものは必要ありません。
なぜなら、バイオ燃料を化学反応させることで水素を作り出すことが可能だからです。
新たに水素ステーション(燃料補給所)を建設する費用もいらないことから、水素よりも環境に優しい燃料として注目を集めているんです。

価格はどれくらい?

日産は新技術e-Bio Fuel-Cellを搭載した燃料電池車の価格について、EV並みの価格で販売できると言っています。

EVの価格として代表的な例を挙げると同社のリーフが300万円台後半の価格帯で販売をしています。
なので、新技術搭載の燃料電池車も同じくらいの価格帯で販売されることが期待されます。

仮にリーフと同じ程度の価格で販売された場合、トヨタのミライやホンダのクラリティフューエルセルとは300万円程の価格差が開くので、かなりお手頃価格で燃料電池車を手に入れられることになります。

トヨタやホンダのFCVは希望小売価格が700万円以上するが、触媒や高圧の水素タンクなど高価格な部品を省く設計にすることで「20年にはEVに近い価格まで引き下げられる」(坂本氏)。

出典:http://www.sankeibiz.jp/

気になる燃費はどれくらい?

リーフ充電

出典:http://www.sankeibiz.jp/

日産自動車は新技術を搭載した自動車の燃費について、100%エタノールを30L前後の燃料タンクに入れて走った場合、航続距離は600km以上であったと発表しています。
では既存の燃料電池車の燃費と比較してみましょう。

トヨタ・ミライ:一充填走行距離:約650km
ホンダ・クラリティフューエルセル:約750km

上記のような数字になっています。
どちらの数値も、水素を満充填した場合の航続可能距離です。

日産が公表している数値が600km以上となっています。
現在のところ試験高いで、まだ曖昧なため、絶対的に決めつけることはできませんが、300万円以上も価格差がある中で、これだけ水素自動車の燃費に近いため非常に優れた燃費と言えそうです。

発売時期は2020年!

日産自動車は新技術を搭載した自動車を4年後の2020年までに市販化することを目標にしているようです。
また今年の夏までには、試作車の公開も予定しています。

意外にも早い段階で発売を見込んでいるようです。
日産自動車はEV部門では他社よりも先行しているイメージがありますが、燃料電池車に関してはホンダやトヨタよりも遅れを取っている印象があります。
その遅れを取り戻すためにも早い段階での発売を目指しているのかもしれませんね!

今夏にも試作車を公開し、2020年の市販を目指す。

出典:http://www.sankeibiz.jp/

バイオ燃料自動車は新しいエコカー

出典:http://car.watch.impress.co.jp/

ここまで日産の新技術をご紹介させていただきました。
既存の燃料電池車との違いはお分かりいただけましたでしょうか?
実現すれば素晴らしい技術で、電気自動車で遅れを取っている日産にとって待望の新兵器となるかもしれません。

新しいバイオ燃料を使用した自動車の発表により、また自動車業界は大きく変わっていきそうな予感がしますね。
また、日産の新しい試みに刺激を受けて各社の研究はますます加速していきそうですね!

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