車のエンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯・点滅する意味と原因を総まとめ!

エンジン警告灯の意味、点灯したときにどうすれば良いのか?どうして警告灯が点くのか…など、知ってるようで知らないクルマの基礎知識をご紹介致します。エンジン警告灯は、実は全世界共通だった!?という豆知識と、全メーカーのエンジン警告灯、対処方法もご紹介します!

目次

・警告灯の意味を知らない人が増えています!
・エンジン警告灯・エンジンチェックランプとは?
・エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)の意味とは?
・どんなときにエンジン警告灯が点灯するのか?〜エンジン警告灯の仕組み
・主なエンジンの制御系センサーと故障時の症状
・エンジン警告灯が点灯した場合の対処方法とは?
・【結論】エンジン警告灯は点灯しっぱなしでも大丈夫?!
・【豆知識】エンジン警告灯は全世界共通基準!
・各メーカーのエンジン警告灯と対応マニュアルをご紹介!
・エンジン警告灯・エンジンチェックランプの原因を見落とさないように!

警告灯の意味を知らない人が増えています!

警告灯の意味も分からない若者たち

出典:http://www.bang.co.jp/

昨今の若年ドライバーの中には車の整備や点検などもろくに行うことができず、ガソリンスタンドの使い方も知らないという方も少なくありません。

それもそのはず、最近の若者にとっては物を買わなくなり車などはレンタカー、もしくはカーシェアリングを利用するというライフスタイルが一般化してきています。

いわゆる車離れの現状を前にしていざ行楽地や観光に向かうために車に乗るとなると、最低限の操作方法も分からずあたふたする人が大半のはずです。

その中でも車の走行中に警告灯、主にエンジン警告灯が点灯するといったいどういう意味なのかわからずパニックになってしまうことも…。

今回はそんな警告灯の中でも最も頻繁に目にするであろうエンジン警告灯の意味や原因と、対処方について車について詳しく無い方にも一瞬でわかるように解説していきたいと思います。

エンジン警告灯点灯による悲痛なツイート

エンジン警告灯・エンジンチェックランプとは?

トヨタ エンジン警告灯

出典:http://toyota.jp/

上の写真が「エンジン警告灯」です。
エンジンチェックランプなどとも呼ばれていますが、正式には「エンジン警告灯」とされています。
エンジン警告灯はたいてい、スピードメーター近くにあります。

エンジン警告灯は黄色と決まっています。
メーターパネルには幾つもの警告灯がありますが、主に赤色の警告灯と黄色の警告灯の2種類となります。
赤色の警告灯は、「すみやかに車を停車し対処が必要」の意味となり、黄色の警告灯は「すみやかに点検が必要」の意味となり、即座に車を停車する必要性がないものとされています。

この意味合いでは、エンジン警告灯が走行中に突然点灯しても慌てて車を停める必要はありませんので、落ち着いて対処しましょう。

最近の車、特に日本車は故障率が非常に低くなっており滅多に点灯することがなくなってきている傾向がありますが、万が一に備えて、エンジン警告灯の意味や原因、対処方法を順にご紹介していきます。

エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)の意味とは?

エンジン警告灯

出典:http://ujita.co.jp/

エンジン警告灯の意味は、
「エンジンの制御系のトラブルが生じたときの警告」
となっています。

トヨタ車など一部のメーカーでは、エンジンとトランスミッションの両方の制御系のトラブルが発生したときの警告灯としている場合があります。
車に付属の取扱説明書に、エンジン警告灯の意味が書いてありますので、愛車の取扱説明書をチェックしてみてください。

ちなみに、エンジン警告灯のデザインと基本的な意味は日本国内メーカーではすべて共通となっています。
また、ほとんどの有名な外車メーカーでもほぼ同じとなっています。
この点については、この記事の後程でご紹介いたします。

どんなときにエンジン警告灯が点灯するのか?〜エンジン警告灯の仕組み

車の故障

出典:http://www.abogadodeburgos.com/

エンジン警告灯は次の2つの場合に点灯します。

1. エンジンスイッチをONにしたとき

キーを回してエンジンをスタートさせるとき、一瞬、メーターパネル内にあるすべての警告灯が点くのはご存知かと思います。
このすべての警告灯が点く意味は、各警告灯のランプ切れや警告システムそのものの異常がないかどうかを点検するものとなっています。

エンジンがかかると、まもなくして各警告灯は消えます。
消えなかったときは、エンジンに何らかの異常があるということになります。

エンジンをかける時、すべての警告灯が点灯するかどうか、時折チェックしてみてください。
点灯しないものがあれば、ディーラーや整備工場などで点検を受けてください。

2. エンジン制御系センサーが異常を検知したとき

エンジンには無数の制御システムがあります。
その内、車の安全な走行や十分な性能を発揮しないなどの危険性があるものについてはセンサーが常に計測し、異常値を検知したときにエンジン警告灯を点灯させます。

異常を検知したときは走行中、停車中の両方でエンジン警告灯が点灯ないしは点滅します。

エンジンの制御系センサーについては次の項でご説明していきます。

主なエンジンの制御系センサーと故障時の症状

エンジン制御系センサー

出典:http://www.yanase.co.jp/

エンジン警告灯に繋がるセンサーの種類は車によって変わってきます。

メーカーもどの車にどのセンサーが付いているのか公表していないので詳細はわかりませんが、代表的なセンサーを列挙致します。

また、各センサーが異常を検知したにも関わらず、放置するとどうなるかも併せてご紹介いたします。

O2センサー

O2センサーとは、排気ガスの酸素濃度を測るセンサーです。エンジン警告灯が点灯した時に整備士の方が真っ先に疑うのがこのセンサーによる点灯です。

マフラーにある有害物質を取り除く「触媒」に異常が発生し、一定の酸素濃度を超えるとエンジン警告灯が点灯、点滅します。

放置すると、マフラーの触媒部が高温になり、近くに燃えやすいものがあると引火、発火のおそれがあります。

少し小難しい説明になりましたが、要するにエンジンの温度を測りながら燃費がよくなる最適な状態を維持するためのセンサーです。なのでこのセンサーが壊れたりすると燃費が一番悪い状態で走行せざるをえないわけなのですが、最終的に車が急に止まったり速度が落ちたりすることはほとんどないので安心してください。

このO2センサー、日本車のものであれば約10年もしくは約10万キロまで持つようになっています。異常や故障による交換となるとその値段は部品代で25,000円〜35000円ほどです、参考までに。

エアフローセンサー

エアフローセンサーとは、エンジンへ送る空気の量を測るセンサーです。単にエアクリーナー・エレメントの汚れが酷くなっている場合でも、エンジン送る空気量が減り、エンジン警告灯が点灯することがあります。また、エンジン吸気系のトラブル、故障でも点灯することもあります。

エンジン警告灯が点灯し、O2センサーの次に疑われるのがこのエアフローセンサーによる点灯です。

放置すると、エンジンが止まってしまう恐れもあるのですが、エアフローセンサー自体は非常に丈夫にできているのでこのトラブルでエンジン警告灯が点灯するのは非常に稀です。

カム角度・クランク角度センサー

文字通り、エンジンのカム、クランクの角度を測るセンサーです。カムやクランクは高速で常に動いているため、正常な位置からズレが生じることがあります。

カムやクランクの角度がある程度ズレてもエンジンは正常に回転していますが、燃費には大きな影響が及びます。

このため、カム角度、クランク角度センサーは燃費向上のためのものとされています。

放置すると、カム、クランクの角度のズレが許容範囲を超えエンジンを痛める恐れがあります。

イグニッション・センサー

イグニッションセンサーとは、エンジンの点火系のセンサーのことです。最近の車は、点火タイミングなどはすべて電子制御されています。

点火タイミングが何らかの原因でズレてしまうとエンジン警告灯が点灯します。また、このときはエンジンが震えるような振動を発していることが多いようです。

放置すると、エンジンが止まってしまう恐れがあります。なのでエンジン警告灯が点灯する云々の話の前に車体に異常がでるのでこれも気にとめる必要はなさそうです。

アクセル開度センサー

アクセル開度センサーとは、アクセルの踏み込み量を測るセンサーのことです。アクセルの踏み込み量は、エンジンの回転数、AT車の場合はギアの変速、トラクションコントロール付きの車の場合はその制御など多くのシステムと関係します。

放置すると、AT車の変速がうまくいかない、アクセルを踏んでも回転が上がらない、トラクションコントロールの不機能などの恐れがあります。

各メーターのセンサー

速度計、タコメーター、燃料計など各種メーターは、そもそもがセンサーです。
それらのセンサーそのものの故障が発生するとエンジン警告灯が点灯、点滅します。

放置すると、車によってはエンジンがかからなくなることがあります。

この場合もエンジン警告灯の点灯云々よりもメーターがうまく動作しないことが困るはずなので出来る限り早く点検に行きましょう。

電気系統系センサー

今の車はたくさんの電装品がついており、たくさんセンサーがついています。
電装品はエアコン、オーディオシステム、パワーウィンドウなどの快適装備の他、バッテリー、充電系統、駆動系など車の走行に重要に関わる機器にも付いています。

車の走行と安全に重要にかかわるセンサーが異常値を検知するとエンジン警告灯が点灯、点滅します。

放置すると、エンジンがかからない、エンジン停止などの恐れがあります。

バッテリーセンサー

バッテリーが上がってしまって復帰した後にエンジン警告灯が点灯することもよくあります。

自分でバッテリーを交換した時などにバッテリーの端子をちゃんと繋いでおかないとエンジン警告灯がテントしてしまいます。再び接続を確認しましょう。

もしバッテリー端子を点検してもエンジン警告灯が消えないようであれば業者に依頼をして専用のコンピューターで警告灯の中のバグを消去してもらいましょう。

エンジン警告灯が点灯した場合の対処方法とは?

この記事の冒頭でお伝えしましたが、エンジン警告灯が点灯しても慌てて車を停める必要はありません。
余裕を持って車を安全な場所に停めてから、ディーラーなどの整備工場へ電話をして指示を仰いでください。

エンジン警告灯が点灯したとき、どのセンサーが異常を示したかはドライバーにはわかりません。
ディーラーなど整備工場へいくと、エンジン警告灯のシステムに専用の機器を繋ぎ、どのセンサーが異常値を示したのかがわかります。

前項のエンジン警告灯に繋がる各センサーのご紹介をお読みになっておわかり頂けたかと思いますが、エンジン警告灯が点灯するとき、ほとんどの場合でドライバーや同乗者が体感できるような症状が発生しません。
エンジン警告灯は「車の故障を予告するもの」と思って頂ければ結構でしょう。

【結論】エンジン警告灯は点灯しっぱなしでも大丈夫?!

エンジン警告灯 点灯しっぱなし

インターネットで「エンジン警告灯」を検索すると、エンジン警告灯が点きっぱなしでも大丈夫というような記事が散見されます。
確かに、それは合っている場合があります。
しかし、前提として、エンジン警告灯が点灯後に必ずディーラーなどの整備工場で点検を受けており、整備士から「点灯しっぱなしでも問題はない」という判断がある、ということを忘れないようにしましょう。

外車はエンジン警告灯が点きっぱなしになる傾向がある?!

特にヨーロッパの外車に多いとされていますが、環境性能のセンサーがすぐに異常値を示し、エンジン警告灯が点灯する傾向があります。
ヨーロッパ諸国は、排気ガスの環境規制が厳しく、ほんの少しでも規制値を超えると環境性能系のセンサーが反応してしまうようです。
また、環境性能を高めるためのパーツが日本車よりも多用されていることもあり、センサーの数も多くなってエンジン警告灯の点灯する確率が上がってしまうようです。
さらに、電気系統は日本車よりも耐久性が劣る傾向があり、これもエンジン警告灯の点灯率を高める要因となっているようです。

【豆知識】エンジン警告灯は全世界共通基準!

JIS規格 警告灯

出典:http://toyota.jp/

エンジン警告灯のデザインは、JIS規格(日本工業規格)で定められており、どの車も同じとなっています。

各種警告灯は赤色と黄色、青色があります。
赤色で点灯する警告灯(オイル、水温等)は「車を即座に停車」する必要のあるもので、オレンジ色は、すみやかな点検の必要性を警告するもので統一されています。(エンジン警告灯の色については後述)

JIS D0032(自動車用操作、計量、警報装置類の識別記号)、ISO2575(自動車用制御装置の記号、インジケーターおよび識別信号)という項目で定められています。

また、このJIS規格は、世界標準規格のもと制定されています。
外車で多少デザインは変わっていたとしても、一目でエンジン警告灯とわかるようになっています。

下記は、そのことを決めた国土交通省の報道です。

自動車の安全性の向上及び国際的な基準調和の観点から、今般、国連欧州経済委員会の「制動装置に係る協定規則(第13号)」及び「操縦装置の配置及び識別表示等に係る協定規則(第121号)」を採用し、国内基準に導入することとしました。
 このため、「道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)」等を改正し、本日公布・施行します。

出典:http://www.mlit.go.jp/

次のページ

関連キーワード
キーワードからまとめを探す


関連する車種/メーカー
車種/メーカーからまとめを探す