教習所と一発試験ならどちらがいい?二種免許を取るためのお得テクニック

タクシーやバスの運転手さんならみんな持っている『二種免許』。ふつう免許と言えば、二種免許に限らず教習所で取るものと思いがちです。しかし、直接免許センター(試験会場)に出向いて技能試験を受けて取得する、いわゆる「一発試験」という方法があります。ここでは『普通第二種免許』を教習所で取る場合と、一発試験で取る場合の難易度や、費用の面を比較し、個々に合った二種免許取得に向けての手段を解説したいと思います。

運転技術&学科試験に自信のある方は「一発試験」、自信のない方は「教習所」

どっちがお得?と聞かれれば、「一発試験」かもしれません。
運転技術と学科試験に自信があるならば、教習所に通わずとも短期間かつ費用も抑えて二種免許が取得できるからです。

ただし、試験は大変厳しく評価されるので、一発合格は難しいと思います。

何度も何度も一発試験に挑み、10数回目に合格ということであれば、素直に「教習所」に通ったほうが結果的にはお得になるかもしれません。

どちらにするか迷っている方のために、二種免許について、順を追って説明していきましょう。

二種免許の種類と取得するための条件

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

二種免許と一言でいっても、実は4種類の二種免許があります。
タクシー乗務に必要な「普通第二種免許」、中型自動車や大型自動車の場合にはそれぞれ「中型第二種免許」、「大型第二種免許」が必要となります。

バスの運転手さんなどはこの大型第二種免許が必要です。
さらには大型特殊第二種免許と牽引第二種免許があります。

出典:http://www.drivers-work.com/

これら4種類のいずれかを取得したい場合、以下の受験資格を満たす必要があります。

2種免許の受験資格は、年齢21歳以上です。
大型免許、中型免許、普通免許又は大型特殊免許の免許のいずれかをすでに受けており、いずれかの免許を受けていた期間が通算して3年以上の方または、他の第2種免許をすでに受けている方です。なお、けん引2種免許については、さらにけん引1種免許又は他の2種免許を受けていることが必要です。

出典:http://shizuankyou.jp/

二種免許を取得するための2つの方法

二種免許を取得する方法は2つあります。

・認定教習所へ通って技能検定を受ける(教習所)
・ダイレクトに免許センターに出向いて技能試験を受ける(一発試験)

なお、既にほかの二種免許がある場合、学科試験は免除され、技能試験をパスすれば、視力検査を経て免許交付となります。

教習所で二種免許を取得するまでの流れと費用

出典:http://www.mka.co.jp/

出典:http://www.tsurugashima.co.jp/

教習所に入学して、卒業検定(技能検定)までには早くて、1週間~2週間のスパンを要します。
そこから学科試験を合格して免許交付となるので、免許取得までは大体、3週間の時間的余裕を持ちたいです。

費用はおおむね20万円~25万円です。

費用を節約したいならダンゼン一発試験!

出典:http://theendinmind.net/

一発試験なら教習所を介さないので、そのぶん費用を大幅に抑えることができます。
費用は試験手数料と教習料金のみで4万円程度です。

つまり、技能、学科の両試験の合格は、受験する人それぞれの努力次第なわけです。

二種免許全体の合格率

出典:http://www1.kcn.ne.jp/

警視庁が発表している運転免許統計によれば、去年(平成26年度)の普通第二種免許の合格者数はMT車で38.6%、AT限定だと43.8%となっています。

平成19年に中型免許が新たに新設されてから合格率は緩やかな上昇傾向にあります。ただし、このデータは教習所で取った場合と、一発試験で取った場合とが合算された数値ですので、主題を考えればもう少し細かく分析する必要があります。

教習所と一発試験。それぞれの合格率は?

出典:http://ascii.jp/

一発試験と教習所取得者の割合

年 一発試験 自動車教習所
取得者数 比率 取得者数 比率
平成18年(2006年) 6402 28% 16617 72%
平成19年(2007年) 5651 24% 17499 76%
平成20年(2008年) 4740 21% 17962 79%
平成21年(2009年) 5831 17% 27837 83%
平成22年(2010年) 4123 18% 18883 82%
平成23年(2011年) 3239 17% 15374 83%
平成24年(2012年) 3009 16% 15256 84%
平成25年(2013年) 2431 14% 14914 86%
平成26年(2014年) 2005 13% 13282 87%

出典:http://1license.com/

過去9年の教習所取得と一発試験取得の合格率の割合はこのようになっております。
平成21年以降、教習所取得が8割を越えてくるのに対して、一発試験取得は2割を切る数値です。

直近3年分のデータからも解るように、いかに一発試験をパスするのが難しいかが理解できると思います。

では、一発試験の合格率そのものを見てみましょう。

一発試験の合格率

上がMT車、下がAT限定です。

年 受験者数 合格者数 合格率 平均受験回数
平成17年(2005年) 45994 4683 10.1% 9.9回
24309 3048 12.5% (8.0回)
平成18年(2006年) 39685 4054 10.2%  9.8回
23812 2348 9.8% (10.2回)
平成19年(2007年) 38887 3658 9.4% 10.6回
18946 1993 10.5% (9.5回)
平成20年(2008年) 36020 3064 8.5% 11.7回
19473 1676 8.6% (11.6回)
平成21年(2009年) 44872 3501 7.8% 12.8回
27649 2330 8.4% (11.9回)
平成22年(2010年) 30901 2390 7.7% 12.9回
17970 1733 9.6% (10.4回)
平成23年(2011年) 22390 1797 8.0% 12.5回
16289 1442 8.8% (11.3回)
平成24年(2012年) 21192 1685 8.0% 12.5回
14887 1324 8.9% (11.2回)
平成25年(2013年) 18854 1383 7.3% 13.7回
12970 1048 8.1% (12.3回)
平成26年(2014年) 14980 1116 7.4% 13.5回
11746 889   7.6% (13.2回)

出典:http://1license.com/

平成19年以降は平均受験回数だけを取っても10回を越え、合格率も1割に満たないということは、ちょっとした士業の国家資格とさして変わらない狭き門と言えます。

教習所取得の合格率も見てみたいところですが、実は教習所関連のデータは非公開ですので、具体的な数字で示すことはできません。

しかし、合格率の割合から見ても解るように、教習所取得の方が広き門であるのは明らかです。

みなさんはどちらを選びますか?

出典:http://ure.pia.co.jp/

一発試験で取得する場合、それなりの運転技術と学科試験での能力が試される場であることは間違いありません。

一発試験の平均受験回数は10回以上ですから、教習所取得にかかる費用より安く抑えるには、せいぜい4回トライして合格しなくてはなりません。
それ以上なら逆に損になると考えるべきです。

これに加え、一発試験は独学でテキストと向き合うことになりますから、取得するまでには一朝一夕とはいかないことを覚悟しなくてはなりません。

ちなみに筆者は運転は自慢できるほど上手くはありませんし、長期間、試験勉強に縛られるのは苦痛ですから、将来への投資と思って教習所取得を選択します。

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