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クラッチの意味と仕組みとは?寿命や交換費用と種類などまとめ

クラッチの意味、仕組みと構造といった基礎知識から、クラッチ滑りの現象、交換までの寿命と交換費用、種類といった運転技術、維持費まで、ポイントを抑えてご紹介します。マニュアル車(MT車)に乗ろうとされている方、興味のある方は必読です!

クラッチとは?まずは言葉の意味から…

MT車 マニュアルトラスミッション

クラッチ(英語:Clutch)とは、

「回転を伝達・遮断する装置」

のこととなります。
クラッチは、自動車だけでなく、さまざまな産業機械に使用されています。

「クラッチ」といえば、MT車(マニュアル車)特有のものと思われる方が多いと思いますが、AT車(オートマ車)にも機構的にはクラッチに相当するものが存在します。

クラッチの意味を車に限定して説明するなら、

「エンジンの回転を伝達したり遮断したりする装置」

となります。

クラッチの仕組みはどうなってるの?

クラッチの仕組み

出典:https://www.oguraclutch.co.jp/

上の図は、クラッチそのものの仕組みの概念図となります。
左側に「モーターなど」とありますが、意味合いは同じですので、自動車の場合に置き換えるとエンジンになります。

自動車で、エンジンからタイヤまでの回転力(駆動力)の伝達の仕組みを大雑把に説明すると、

エンジン

クラッチ

トランスミッション(変速機)

タイヤ

となります。
当たり前の話ですが、車は走ったり止まったりします。
車は止まるとき、エンジンの回転力(駆動力)をタイヤから切り離す必要があります。
トランスミッション(変速機)でエンジンの回転力をON・OFFにすることはできますが、回りっぱなしの状態でギアを変えるのは困難を極めます。
そこで、トランスミッションとエンジンの間にクラッチを介する仕組みにすることで、エンジンの回転をON・OFFさせることで、スムーズにギアを変えることができるようになるわけです。

マニュアル車(MT車)のクラッチの仕組みと意味

クラッチの仕組み

出典:http://booboow.blog89.fc2.com/

MT車のクラッチを踏むと、エンジンの回転力がトランスミッション、タイヤから切り離した状態になります。
アクセルを踏んでも車は当然走らず、エンジンは空ぶかしにしなります。

踏んでるクラッチペダルを少し緩めて「半クラッチ」の状態にすると、クラッチの機構部分にある「クラッチ板」が擦れるようにして回り、徐々にエンジンの回転力がトランスミッションへ伝わるようになります。

この半クラッチは、主に発進時に使う技術です。
マニュアル車(MT車)の免許を取るとき、自動車学校の技術講習で最初の難関とよく言われています。

このクラッチ板の摩擦力を利用していることが、スムーズにギアを変えることの意味となっています。

【参考記事】半クラッチについては下記の記事で詳しくご紹介しています。

【参考】AT車(オートマ車)のクラッチ??

AT車(オートマ車)トルクコンバーター

出典:https://www.yutakagiken.co.jp/

当たり前ですが、AT車(オートマ車)には、クラッチがありません。
しかし、MT車(マニュアル車)のクラッチに相当する「トルクコンバーター」という機構で、トランスミッションへ伝えるエンジンの回転力のON・OFFを制御しています。
正確には「流体トルクコンバーター」といい、封入されたオイルの流れを利用した仕組みとなります。

トルクコンバーターを2台の扇風機に置き換えるとわかりやすいです。

トルクコンバーター解説例

出典:http://agcoauto.com

右側の扇風機はコンセントが抜けていますが、左側の電気がONになった扇風機の風を受けて羽根が回っています。
トルクコンバーターも同じ仕組みで、エンジン側にある羽根がオイルを回し、トランスミッション側の羽根を回します。
エンジンが回り出すと、徐々にトルクコンバーター内のオイルが回り始め、MT車の半クラッチと同じ効果となります。

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