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ダイハツ新型ミライース 燃費は犠牲に?強化された安全装備と価格など最新情報まとめ

低価格と低燃費を売りにした「第3のエコカー」ダイハツ ミライースが2017年5月9日にフルモデルチェンジ、発売開始されました。カタログ燃費は先代モデルと変わらずですが、そこには大きな理由が!「スマアシ3」を装備を安全面を強化した新型ミライースの車両価格やスペック、外装はどうなったのかをまとめてご紹介!

ダイハツ 新型ミライース発売開始!進化した第3のエコカー

低燃費 低価格のコスパ最強軽自動車

ダイハツ ミライース 新型 2017

2017年5月9日、ダイハツは新型ミライースの発売を開始しました。
「第3のエコカー」という新ジャンルを確立したダイハツミライースの新型へのフルモデルチェンジは実に6年ぶりとなります。
ミライースの魅力である「低燃費」そして「低価格」にさらに磨きをかけ、なおかつ最新安全装備を初採用し安全性能も向上させたとしています。
一方で、カタログ燃費(JC08モード燃費)については大方の予想よりも向上していません。
その理由を含め、新型ミライースについて詳しくご紹介していきます。

ダイハツ 新型ミライース紹介動画

ダイハツ ミライースってどんな車?

ダイハツ ミライース 2015 外装
ダイハツ ミライース 2015 外装
ダイハツ ミライース インパネ

ダイハツのミライースは2011年から発売されている軽乗用車です。
誰でも気軽に乗れる「第三のエコカー」をコンセプトに、低価格のガソリン車ながら燃費の良さを売りにしています。

最近では燃費性能の向上の為「ハイブリッドシステム」が採用されることがほとんどですが、どうしても価格が高くなるため敢えて採用していません。

ダイハツの軽自動車製造技術を徹底的に見直し、軽量化、効率化を図る事で大幅に燃費性能を向上させています。

また、スバルに「プレオプラス」としてOEM(他ブランド販売)供給されています。

ミライースのCM

旧ミライースの価格

現行ミライースの価格は、「76万円~131万円」です。
エコカー減税でも全車が免税となっています。
軽自動車とはいえ、新車で80万を切る価格の車はほとんどありません。
この価格で低燃費というリーズナブルさが人気の要因となっています。

旧ミライースの中古車価格


中古車情報
システムメンテナンス中


旧ミライースの燃費

現行ミライースの燃費は、JC08モード燃費で「32.2km/L~35.2km/L」です。
ハイブリッドで燃費性能の高い車は増えてきましたが、ガソリン車ではトップクラスの燃費性能です。
停車前にエンジンを停止する新エコアイドルや、ゼロから見直された部品の軽量化や効率化が燃費向上に貢献しています。

ミライースの人気

現行ミライースは2011年の9月に発売され、2012年以降は毎年10万台以上を売り上げています。
売り上げはミラシリーズの中でもトップになります。
低価格、低燃費というわかりやすい柱が人気の要因となっています。

新型ミライースのベースとなったコンセプトカー「D-base」

ダイハツ D-Base コンセプトカー 外装
ダイハツ D-Base コンセプトカー 外装

次世代ミライースのコンセプトモデルと思われるD-BASEが2015年の東京モーターショーで公開されました。

このD-BASEが新型ミライースのデザインのベースとなっています。

ダイハツ新型ミライースの外装・エクステリアデザイン

ダイハツ ミライース 新型 2017 122
ダイハツ ミライース 新型 2017 122
ダイハツ ミライース 新型 2017 124

新型ミライースのデザインは、前述したようにコンセプトカー「D-base」をベースとしたものになっています。
コンセプトカーほどの「未来感」は、さすがに市販モデルの実車にはありませんが「シャープで存在感あるスタイル」と特徴的なヘッドライトが演出する「先進性」は他の軽自動車にはない魅力です。

ダイハツ新型ミライースの内装・インテリアデザイン

内装デザイン

ダイハツ ミライース 新型 2017 128
ダイハツ ミライース 新型 2017 130
ダイハツ ミライース 新型 2017 129

コックピッドのデザイン

http://car-moby.jp/wp-admin/post.php?post=182123&action=edit

新型ミライースの燃費は先代と同じ!その理由は?

カタログ燃費競争はせず!実燃費が向上!

2014年に発売されたライバル車スズキ・アルトは、現行ミライースを超える軽量化(690kg)に加え、スズキの軽自動車の代名詞「エネチャージ」が採用され、JC08モード燃費37.0km/Lを打ち出しています。

ダイハツとしては、ライバル車にカタログ燃費「数字」で負けたまま新型車を出すとは思えません。
ブリジストン製の18インチ低燃費タイヤ「オロジック」の導入、排気ガス熱からの発電システム、電磁波による燃焼率向上などにより、JC08モード燃費で40.0km/Lを超えてくるのではないかと予想されていました。
しかし大方の予想に反し、JC08モード燃費で「35.2km/L」となりました。

2016年、大きな話題となった三菱・スズキの燃費不正問題の影響もあり、JC08モード燃費の「カタログ燃費」の追求から方針が転換したとのこと。
カタログの数字を見ると、大幅な燃費向上とは言えませんが「実燃費」は向上しているとメーカーは報じています。
これは、軽自動車の低価格・低燃費が限界にきている背景もあることでしょう。
ダイハツはスズキとの燃費競争を止めたとも受け取れますが、低価格を維持しつつ性能を高めるのは限界、替りに安全面を強化することでライバルとの差別化、燃費に関しては一定のユーザーニーズを満たしているというメーカーの戦略が推測できます。

JC08モード燃費にこだわらない燃費性能に期待!

低燃費を謳ったミライースが、カタログ燃費をそれほど向上させなかったことは、意外でした。
がっかりされた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、JC08モード燃費は「カタログ燃費と実燃費の差が大きすぎる」とユーザーから度々批判を浴びていました。
ユーザーにとっては、カタログ燃費よりも実燃費が高いほうがうれしいですよね。

そういった意味で、新型ミライースは真にユーザーの視点で開発を行い、いたずらにカタログ燃費を追うよりも、JC08モード燃費にこだわらず「実用性」にこだわったと言っていいでしょう。
新型ミライースのカタログ数値ではわからない部分なので、実際のユーザーの声が気になるところですが、カタログ燃費が低くても燃費性能には大いに期待していいのではないでしょうか。

新型ミライースのは84万円の低価格から!

ダイハツ新型ミライースの価格・グレード構成

グレード構成は、「B」「B SAⅢ」「L」「L SAⅢ」「X SAⅢ」「G SAⅢ」の6つ。
「B」〜「X SAⅢ」までのグレードは各2WDと4WDのグレードが有り、価格はエントリーモデル「B」で84.2万円、最上位グレード「G SAⅢ」で133.9万円です。

SAⅢは「スマートアシストⅢ」を意味し、SAⅢがつくグレードには最新安全装備が搭載されています。

新型ミライースの新プラットフォーム「DNGA」は採用せず

トヨタのTNGAプラットフォーム

トヨタ TNGA プラットフォーム

2017年2月15日に発売されたトヨタの新型プリウスPHVにはトヨタの次世代プラットフォームである「TNGA(Toyota New Global Architecture)」が採用されました。
TNGAとはトヨタの開発方針のことで、共通のプラットフォームをグローバル化することで、より開発を効率よく、そして部品などを安く発注することができます。
そして、そんなトヨタの完全子会社となったダイハツも新たな開発方針に打ち出すと思われます。

その名も、「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」です。
親会社のTNGAのTをDに替えただけですが、ダイハツは本格的なプラットフォーム開発に移行するようです。

新型プラットフォームの採用で、ダイハツはミライースをより軽量化して、燃費性能の向上を狙うのではないかと言われていました。

TNGAが導入された新型プリウスPHVについてはこちら

TNGAについての詳しい解説はこちら

新型ミライースのプラットフォームは先代と変わらず

ダイハツ ミライース 新型 2017 プラットフォーム

新プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」が採用されると思われた新型ミライースですが、結局採用はされませんでした。
新型ミライースのプラットフォームは先代モデルと共通のものとなっています。

ただ「DNGA」は現在開発中で、その技術の一部を先行採用しているとのこと。

最新安全装備「スマートアシストⅢ」を搭載!

ダイハツ ミライース 新型 2017 140

ダイハツは2016年11月末、新型タント/タントカスタムを発売し、同時に新型安全装備「スマートアシストⅢ」を初搭載しました。

第3世代となるスマートアシストは、車体の左右に世界最小のカメラを設置。
より高精度かつ広範囲を感知し、ドライバーに注意を促したり、緊急ブレーキを作動させたりします。

新型ミライースにもこの「スマートアシストⅢ」が採用されさらに安全性能の高い車へと仕上がりました。

低価格・低燃費なだけでなく、安全性能も高いというのは非常に魅力的ですね。

安全装備の紹介動画

新型ミライースの想定されるライバル車は?

スズキ アルト

スズキ アルト 2014年型 X レッド1

スズキのアルトはミライースと同じく低価格の軽自動車で、燃費の良さも売りにしています。
想定客層が被っているため、ライバルといえるでしょう。

■価格
84万円~124万円

JC08モード燃費
25.2km/L~37.0km/L

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