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人気パイクカー日産「パオ」の歴史&現在の中古車価格は?【日本の名車】

日産パイクカーシリーズ第二弾の「パオ」。そのレトロで冒険感のあるデザインは、現在でも人気があります。この記事では、そんなパオの歴史や中古車価格を紹介しています。

日産「パオ」ってどんな車?

パオ キャンバストップ

パオの画像です。

出典:http://www.favcars.com/

ワイルド感あふれるコンパクトカー
初代マーチをベースとしたパイクカーの第2弾。第1弾となるBe-1がレトロ感覚だったのに対し、こちらは“都会リゾートの冒険”をテーマとした2ドアハッチバックだ。やはりその特徴はエクステリアで、鉄板むき出しイメージのボディパネルや、各ドアをアウターヒンジにするなど、ワイルドさを演出したディテールでまとめられている。インテリアは1メーターダッシュパネルにクラシックな2スポーク大径ハンドル、ファブリック薄型シートなど、どことなくリゾートを感じさせるフィニッシュ。1Lの直4に5MTまたは3ATの組み合わせ。電動キャンバストップ仕様も設定されていた。

出典:http://www.isize.com/

日産「パオ」は、初代マーチをベースとしたパイクカーシリーズの第二弾として、1988年から1990年にかけて限定販売されていたパイクカーです。
その人気はパイクカーシリーズ第一弾の「Be-1」を上回り、僅か3ヶ月の受注期間に51,657台を受注したパオの納期は、最長で1年半にも達しました。

Be-1に引き続きレトロ調の可愛らしいスタイルをしていますが、それに加えてパオは“冒険感”を全面に押し出したデザインが特徴となっています。

車名の由来は中国語の「包(パオ)」からで、モンゴルの遊牧民が使う組み立て式の小屋を意味しています。

パイクカーとは?

パイクカー(pike car)とはレトロ調であったり先鋭的であったりと、スタイリングが特徴的な自動車の一つ。またスタイリングが評価された過去の車を彷彿とさせるスタイリングの車両などもパイクカーと呼ばれる。

生産の台数や期間が限定されて販売されることが多く、自社のプラットフォームを流用したり、他社から供給された車両を改造することで開発予算を抑えている。

日本ではバブル景気の頃に各自動車メーカーが実験的なスタイリングの車両が多く発表されたが、バブル崩壊による収益悪化で開発予算が制限されたことや歩行者保護など保安基準の厳格化によりパイクカーは減少した。

出典:https://goo.gl/

パオの年表

1987年 - 第26回東京モーターショーで発表
1988年 - 高田工業において委託生産が開始される
1989年1月15日 - 期間限定車として発売。
1990年 - 生産終了

出典:https://goo.gl/

1989年放映 パオのCM

冒険気分が味わえる「パオ」詳細情報!

日産パオのエクステリア

パオの画像です。

パオの画像です。

出典:http://www.favcars.com/

パオ 主要諸元

全長:3,740mm
全幅:1,570mm
全高:1,475mm 1,480mm(キャンバストップ)
ホイールベース:2,300mm
車両重量:720kg(MT車) 750kg(AT車)

駆動方式:FF
トランスミッション:5速MT、3速AT
エンジン:MA10S 987cc 直列4気筒レシプロエンジン
最高出力:57PS/6,000rpm
最大トルク:8.0kgm/3,600rpm

日産パオの内装

パオの画像です。

出典:http://www.favcars.com/

エクステリアと同様に、内装もレトロ調でお洒落なデザインとなっています。
麻布調のシート表皮も相まって、冒険気分を高めてくれること間違いなしです。

日産パオのコンセプトは「冒険」

パオの画像です。

出典:http://www.speed-well.jp/

パオのコンセプターを務めた坂井直樹氏は、「旅行やサファリの冒険気分を味わえる車」をパオのコンセプトに設定したと語っています。

これは、アメリカのアパレルブランド「バナナ・リパブリック」が掲げるブランドコンセプト「旅行やサファリの冒険気分を味わえる服」をそのまま車に置き換えたものでした。

パオを開発する上で表現されたワード
「日常生活の中にいながらリゾート気分を味わえる」
「パオに乗ると電信柱がヤシの木に見える」
「スマートなJeepっぽい」
「ラテン系のジャズがかかっているような」

出典:http://www.speed-well.jp/

サファリでの冒険というと、「パジェロ」や「ジープ」といった高いオフロード性能を持つ四輪駆動車を思い浮かべますが、パオはあくまで冒険する「気分」とデザインを味わう車であり、高い走行性能は持っていません。

開発テーマの一つである「都会リゾートの冒険」も、パオがオフロードを走る車ではないということを表していますが、パオは忙しい都会の風景よりも、緩やかな農村の風景が似合う車の様な気がします。

パオのノスタルジーを感じさせるレトロ調のデザインが、古き良き日本の農村風景と調和するのかもしれません。

農村のパオ

パオの画像です。

出典:http://www.speed-well.jp/

パオ専用デザインのレトロコンポ

パオの画像です。

出典:http://car.biglobe.ne.jp/

パオの内装で特に好評だったのが、真空管ラジオのようなレトロ調デザインのコンポです。
パオに続く日産パイクカーシリーズ第3弾の「フィガロ」でも、このデザインを踏襲したコンポが採用されました。

パオのコンポはラジオとカセットテープしか聴けず、音質もあまり良い方ではありません。
しかし、かえってその音質が、レトロなパオの雰囲気にピッタリはまって、なんともいえないノスタルジックな気分にさせてくれるのです。

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