ディスチャージヘッドランプとは?そのメリットやキセノンライト・HIDなど【自動車用語】

「ディスチャージヘッドランプ」という単語を聞いたことがありますか?多くの方は「キセノンヘッドライト」や「HID」というとピンと来るのではないでしょうか?現在多くの車で採用されているヘッドライト技術ですが従来の「ハロゲンヘッドライト」との違いは知っていますか?今回は「ディスチャージヘッドランプ」の構造や仕組み、メリットなどをご説明いたします。

目次

・「ディスチャージヘッドランプ」とは?
・「ディスチャージヘッドランプ」の仕組み
・「ディスチャージヘッドランプ」とLEDヘッドライトの違い・メリットは?
・「プロジェクターヘッドライト」と相性がいい
・今後はさらに新世代のヘッドライトへ

「ディスチャージヘッドランプ」とは?

出典:http://car.watch.impress.co.jp/

「ディスチャージヘッドランプ」とは「High Intensity Discharge lamp」を省略した単語でそれぞれの頭文字をとって「HID」や「キセノンヘッドライト」と呼ぶこともあります。

全て同じ技術のヘッドライトを指しますが色々な呼び名になってしまったのはメーカーによって呼び名が異なっているためです。

「ディスチャージヘッドランプ」の仕組み

ディスチャージヘッドランプはキセノンガスを封入した電球に電気を流すことで発光します。

通常の電球のようにフィラメントを使用しないので寿命が長いという利点があり、ハロゲンバルブに比較すると約3倍の明るさと言われています。

バイキセノンヘッドライトというのもある

「バイキセノンヘッドライト」の仕組みや原理自体は「ディスチャージヘッドランプ」と同じです。

ハイビームとロービームのどちらもキセノンを使用しているもの呼びます。通常はロービームがキセノン、ハイビームがハロゲンという構造が一般的です。

「バイキセノンヘッドライト」を世界で初めて車に採用したのがBMWで、当時はまだ高級車の装備という認識がありましたが、生産コストが下がってきたこともあり、多くの車で採用されるようになりました。

「ディスチャージヘッドランプ」とLEDヘッドライトの違い・メリットは?

ディスチャージヘッドランプ

最近主流になってきているLEDヘッドライトと比べるとディスチャージヘッドランプは何が優れているのでしょう。

ディスチャージヘッドランプは明るさが強み

フィラメントを持たず、イグナイターと呼ばれる部分で電圧を上げて、キセノンガスに含まれる電子と金属原子を衝突させて発光させるディスチャージヘッドランプは現時点ではハロゲンヘッドライトよりかなり明るいと言えます。

また、ハロゲンヘッドライトに比べると色味が白いので肉眼で見た感じだとかなり明るく見えます。

夜道を走行する際には明るいのに越したことはないので、そういった道をよく通ると言う方には特におすすめです。

LEDヘッドライトは寿命と点灯速度が強み

LEDは電気を流すと発光する半導体の一種で、寿命もハロゲンランプやディスチャージヘッドランプにくらべるとかなり長いことで知られています。

参考動画です

「プロジェクターヘッドライト」と相性がいい

出典:https://clubmini.jp/

「プロジェクターヘッドライト」とは、魚眼レンズのような、プロジェクターの内部で反射させた光を集めて、照射する仕組みです。光の拡散がなく、必要な個所に効率よく光を当てることができます。
最近は軽自動車をはじめほとんどの車で採用されている構造です。

従来の「マルチリフレクターヘッドライト」は構造上、光が拡散してしまうので、ハロゲンの3倍の明るさと言われる「キセノンヘッドライト」は明るすぎるため、対向車の運転を妨げてしまう場合があります。

そのため、メーカーではほとんどの車が「キセノンヘッドライト」と「プロジェクターヘッドライト」の組み合わせになっています。

また、「アダプティブヘッドライト」といって、ハンドルの切れ角に応じて、ヘッドライトの光軸を調整しカーブの先までで照射してくれる機能も一部車種で採用されています。
これも「プロジェクターヘッドライト」で実現可能となった機能のひとつと言えます。

プロジェクターヘッドライトについての詳細はこちらの記事で!

「キセノンヘッドライト」の後付けは車検に通らないことも

出典:http://philipsxenonkit.com/

メーカーで作っている車の「マルチリフレクターヘッドライト」はハロゲンバルブでの発光効率を考慮していますので、後付けの「キセノンヘッドライト」では発光のバランスが崩れてしまう場合があります。

カットラインが綺麗に出る「プロジェクターヘッドライト」に比べ、光の境目が曖昧で拡散しやすい「マルチリフレクターヘッドライト」では注意が必要です。

今後はさらに新世代のヘッドライトへ

出典:http://www.autocar.jp/

従来の「ハロゲンヘッドライト」に比べてメリットの多い「ディスチャージヘッドランプ」の仕組みや構造についてご理解いただけましたでしょうか?

最近は生産コストが安くなってきた「LEDヘッドライト」が普及しつつありますが、その照射方法や付随機能は「ディスチャージヘッドランプ」で培われてきた技術が活かされています。

また、海外ではBMWが「LEDヘッドライト」のさらに上をいく「レーザーヘッドランプ」というものを開発しました。明るさは「LEDヘッドライト」の2倍、照射距離は5倍と言われています。

現在は一部車種だけに搭載していますが、いずれはコンパクトカーなどに採用される日が来るかもしれません。

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