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エンジンオイル交換時期の目安は?オートバックスとイエローハットの費用を比較

エンジンオイルは定期的な交換が必要です。DIYでも交換できますが、初心者はカー用品店やディーラーなどにお願いするのがよいでしょう。この記事では、オイルの交換時期や各社サービスの費用比較、オイル交換の方法・ポイントやエンジンオイルの種類・選び方など、オイル交換に関する基本情報を掲載しています。

エンジンオイル交換時期の目安

©New Africa/stock.adobe.com

エンジンオイルは、車を走らせるにつれて汚れていきます。スラッジ(すす)が溜まると不調の原因になるので、定期的に交換する必要があります。

エンジンオイルの交換時期は車種によって異なります。目安となるのは以下に記載した走行距離と期間。早く迎えたいずれかのタイミングでオイル交換を行います。

車種走行距離交換頻度
ガソリン車(軽自動車含む)1万5,000kmごと1年ごと
ガソリンターボ車 (軽自動車含む)5,000kmごと半年ごと
ディーゼル車 (ターボ車含む)1万kmごと1年ごと

ガソリン車は1万5,000km、ターボ車は5,000km

走行距離の目安は、ガソリン車であれば1万5,000kmごと、ガソリンターボ車であれば5,000kmごと。ディーゼル車は1万~2万kmほどでOKとされていますが、エンジンオイルの量を定期的に確認しましょう。

さらに、前回オイル交換をしてから半年~1年が経過している場合、上表の走行距離に達していなくても交換をおすすめします。エンジンオイルはエンジンを稼働させなくても酸化が進み、劣化してしまいます。

走行距離が少なくても、劣化したエンジンオイルを使っているとエンジン不調の原因となる可能性があるため、前回の交換日を必ず確認してください。

おすすめされたタイミングがメーカー推奨タイミングとズレがある…どうして?

ディーラーやカー用品店でおすすめされたオイル交換のタイミングが、メーカーが推奨する基準と大きく異なっていることがあります。一般に、メーカー推奨タイミングよりも早めに交換をすすめられるケースが多いようです。

反対に、「メーカー推奨タイミング以上の走行距離に達していても、まだオイル交換をしていないが、車に不具合は出ていないから大丈夫」という人もいるでしょう。

これに関しては、車の使用状況や保管状況、エンジンオイルの種類や状態も含め、絶対的なタイミングがあるわけではないからとしかいえません。もちろん「走行距離5,000kmでオイル交換をしなければエンジンがすぐに壊れる」というわけではないでしょう。

しかし、何台も車を点検してきたディーラーやカー用品店が、トラブル無く車に乗り続けるための基準として、早めのオイル交換をおすすめしているのです。愛車に長く乗るために、メーカー推奨タイミングよりも早いオイル交換も検討してみましょう。

【整備士から一言】メーカー推奨頻度より早めの交換がおすすめ

メーカーが公開しているエンジンオイルの交換頻度では、エンジン内に汚れが溜まり、故障やトラブルが発生しやすくなります。エンジンオイルの交換は5,000kmもしくは3,000kmに1回が理想です。オイルエレメントはエンジンオイル2回に1回の頻度で交換しましょう。

エンジオイルの交換方法はお店で頼むか、自分で交換するという2種類の方法があります。どちらの方法でも構いません。エンジンオイルの交換で一番大切なのは、適切なタイミングでの交換です。

一度汚れてしまったエンジン内をキレイにするのはとても大変です。故障の原因となってしまうため、交換時期を守りエンジンを良好な状態に保ってあげましょう。

大きなトラブルを回避して車に乗り続けたいのであれば、メーカーの推奨するオイル交換周期ではリスクが考えられます。3,000~5,000kmに1回交換して、エンジン内に汚れを溜めないようにしましょう。

一度エンジン内部が汚れきってしまうと、キレイな状態に戻すのは時間や費用もかかります。常に早めに交換することが安心といえます。

エンジンオイル交換費用・作業時間は?

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エンジンオイル交換費用の相場

ディーラー、整備業者、カー用品店などにオイル交換を依頼する場合、オイル代+工賃がかかります。

標準的な乗用車で、標準的なオイルを使用する場合(軽自動車~排気量2.0L程度の車)、 オイル代+工賃で2,000円~4,000円程度が相場でしょう。こちらも選択するオイルの価格によって変動し、場合によっては5,000円を超えるケースもあります。

とはいえ、1年に1回のオイル交換で5,000円としても、1か月あたりで換算すれば月420円弱。その程度の維持費であれば、エンジンの性能を最も上げることができるオイルを選ぶことが重要でしょう。

ただし、ガソリンスタンド、 ディーラー、整備業者、いずれの場合でも持ち込みオイルは割高になる可能性があります。オイルを持ち込みする場合は、店舗に確認してみましょう。

エンジンオイル交換にかかる時間の目安

エンジンオイル交換作業自体は、どんなに長くても約30分以内で完了します。しかし、混み合っていて順番待ちがある場合は、かかる時間が読みにくくなります。

ディーラー、整備業者、カー用品店などに依頼する際は、事前予約がおすすめです。

【オートバックスとイエローハット】オイル交換料金・時間を比較

©dreamnikon/stock.adobe.com

両社、工賃と作業時間は同じ

オートバックスイエローハット
オイル交換550円〜/15分~550円〜/15分~
オイルフィルター交換770円〜/15分~770円〜/15分~

※価格は店舗により異なりますので、確認してみてください

両社とも、オイル交換は550円(税込み)と、工賃は全く同じです。作業時間は店舗の混み具合に左右されますが、基本的に15分~30分と見てよいでしょう。週末は混み合うため、事前予約が推奨されています。

会員になると工賃が無料になる点も同じ

オートバックスイエローハット
カード名メンテナンスカードオイル& ポイントカード
入会費税込1,100円税込1,100円
有効期限1年間*1年後の月末
継続料1台につき税込550円**1台につき税込550円
参考ページオートバックス会員特典のご案内イエローットのポイントカード

※価格は税込

*オートバックスは有効期限の翌日から1年間は税込550円、有効期限の翌日から1年超となったときは税込1,100円で継続できます

**オートバックスにはランクアップ制度があり、ゴールドカード、プラチナカードにランクアップすると入会費・継続料が無料になります

両社ともに、会員になるとオイル交換工賃が無料になる点も同じです。入会費・継続料も同じですので、特典内容を比較してみましょう。

量り売りは料金システムが異なるので注意しよう

エンジンオイルの量り売りとは?

カー用品店でオイル交換を行なう際は、新品のエンジンオイルを購入しなければなりません。通常ですと、3~4Lのエンジンオイル缶を2,000~5,000円で購入するわけですが、1缶だけでは足りないケースや、追加で買って余らせてしまうケースがあります。

定期的なオイル交換を行ない、かつ正しい方法でオイルを保管しているのであれば、前回開封したオイル缶の中身を継ぎ足しても問題ありません。しかし、保管場所がなかったり、オイル交換のためにカー用品店へオイル缶を持ち込むのは少し面倒と感じる人もいるでしょう。

エンジンオイルの量り売りは、使う分だけのオイルを購入できるサービスです。オートバックスとイエローハット、両方で実施されています。

不要なオイルまで購入する必要もなく、余りオイルが出ないため保管の手間もないため、お財布にも環境にも優しいメリットがあります。自分でオイル交換をしないという人には断然おすすめのサービスです。

デメリットはこれといってありませんが、強いて言えばエンジンオイルの銘柄にこだわりがある人には魅力的でないサービスかもしれません。

オートバックス、イエローハットともに、量り売りに対応しているのは主にオリジナルブランドのオイルとなっています。取り扱い・実施店舗も異なりますので、利用する際には確認しておきましょう。

また注意したいのが、両社で少し量り売りの料金システムが異なる点です。

【オートバックス】車の排気量別の価格設定

オートバックスでは、1種類のオイルに対して、車の排気量ごとにオイル料金が設定されています。

「AQスクープ(0W-20 SN)」の場合、以下のような料金設定となっています。

軽自動車コンパクトカー普通車大型車
排気量~660cc~1,500cc~2,000ccそれ以上
料金(税込)1,868円1,978円2,088円2,748円

量り売りと言いつつ「オイルを何リットル入れたか」は計算しておらず、自分の車の排気量がわかれば、すぐにオイル交換料金がわかるようになっています。

オートバックスのエンジンオイル量り売りについてはこちら

【イエローハット】0.1Lあたりの価格設定

イエローハットでは、0.1Lあたりの価格を設定し、実際に入れたオイル量に応じて最終的な料金が決定します。こちらは本来の意味の「量り売り」システムを採用していると言えるでしょう。

イエローハットのエンジンオイル量り売りについてはこちら

ディーラーとカー用品店、オイル交換の違いは?

©Pixel-Shot/stock.adobe.com

ディーラーでは純正オイルのみの取り扱いとなる

各自動車メーカーの正規ディーラーでは、原則としてメーカー純正オイルのみを取り扱っています。エンジンオイルの銘柄にこだわりがあり、社外オイルへの交換を希望する際は、担当者に相談してみましょう。

普段使いしている車であれば、メーカー純正オイルで問題ありません。

どちらもオイル缶の購入は必須ではないが…

ディーラーへオイル交換を依頼すると、エンジンオイル缶自体を購入しなくてもオイル交換をしてくれます。ディーラーによってはボトルキープ券を発行し、20L缶や40L缶を購入し、お得に交換できるサービスもあるようです。

カー用品店ではオイル缶の購入もできますが、自宅に保管する手間を省いたり、余りオイルを出したくない場合は、量り売りを選ぶのがおすすめです。ただし、量り売りの場合、店舗オリジナルブランド品しか選べないケースがあります。

エンジンオイルの銘柄にこだわりがある際は、缶で購入する必要があるでしょう。

費用はカー用品店のほうが安いが…

一般に、エンジンオイル交換費用(エンジンオイル代+交換工賃)が安いのは、カー用品店やガソリンスタンドと言われます。

しかしディーラーの「定期点検パック」などに加入していると、3年間の点検・車検に加え、半年ごとのオイル交換がお得に受けられるケースがあります。

料金は店舗やディーラーによって異なりますので、確認してみましょう。

ちょい乗り車やほとんど動かさない車のオイル交換頻度は?

@琢也 栂/stock.adobe.com

ちょい乗りはシビアコンディションに該当する

走行距離が多くなると車にかかる負担が大きくなるということは、あまり車に詳しくない方でも想像しやすいかもしれません。しかし、走行距離が少なすぎても車に負担がかかる「シビアコンディション」に該当してしまいます。

各自動車メーカーによれば、「短距離走行の繰り返し(1回の走行距離が8km以下)」もシビアコンディションに含まれます。ちょい乗りの場合、暖まりきる前にエンジンを切ってしまうことになりますので、エンジンオイル温度が上がりきらず、エンジン内で水分が蒸発しにくくなります。

つまり、ちょい乗り車はエンジンオイル内に水分が混ざりやすくなり、劣化が早まってしまいます。したがって、ちょい乗り車は走行距離に関わらず、前回のオイル交換から半年ほどで点検・交換を検討してみましょう。

ほとんど動かさない車でもエンジンオイルは劣化する

前述の通り、エンジンオイルはエンジンを稼働させなくても劣化していきます。ほとんど動かさない車でも長期間使用しているのであれば、年間走行距離が3,000km以下でも半年~1年ほどでオイル交換を行いましょう。

オイル交換を早めたほうがいいケースはある?

半年が経過していなくても、前回より走行距離が5,000km以上オーバーしてしまった際は、3ヶ月以内でもエンジンオイル交換を検討しましょう。

また、未舗装路の走行が多い車や、カーブや坂道が多い山道走行が多い車は、エンジンへの負担が大きくなりますので、上で紹介した走行距離や期間以内であっても、定期的にエンジンオイル点検を行なったほうがよいでしょう。

エンジンオイルの劣化が見受けられた場合、オイル交換を早めたほうがよいといえます。自分で判断が難しい場合は、ディーラーやカー用品店に相談するのがおすすめです。

エンジンオイル交換をしないとどうなる?

©artegorov3@gmail/stock.adobe.com

エンジンは金属の部分同士が激しく高温で動いています。エンジンオイルには、金属同士の動きを円滑にすることと、エンジン内部の温度を下げること、摩擦によって出る不純物や金属粉を吸収する役割があります。エンジンオイルにより、エンジンは摩擦と熱から守られているのです。

エンジンオイルを交換しないまま車に乗り続けていると、オイルが劣化し続けます。エンジンは正常な性能を発揮することができなくなり、車のパワーの低下や燃費の悪化を引き起こします。

それによりエンジン内部の部品が摩耗・損傷してしまうと、エンジン自体の故障や焼き付きにつながり、大変危険です。

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Q. エンジンオイル交換、どのくらいの頻度でしてる?【何kmに1回?】

エンジンオイル交換のタイミングは、メーカーやディーラー、カー用品店などでおすすめしてくれるものにズレがあります。あな...

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DIYでオイル交換する方法・ポイント

交換前にオイル量を確認しよう

エンジンオイル量は、エンジンルーム内にある「オイルレベルゲージ」で見ることができます。

オイルレベルゲージを触る前に、汚れてもいい布(ウエスなど)やキッチンペーパーを用意しておきましょう。軍手をしておくと手も汚れません。

  1. 汚れてもいい布を手に持ちます
  2. オイルレベルゲージをまっすぐ引き抜きます
  3. オイルレベルゲージに付着したオイルを拭き取り、差し込み直します
  4. 再びオイルレベルゲージをまっすぐ引き抜き、付着したオイルの位置を確認します
  5. オイルレベルゲージの先端にはLとHのラインがあり、その間にエンジンオイルがあれば問題ありません。Hを越えている場合は入れ過ぎです
  6. オイルレベルゲージをしっかり最後まで差し込みます

エンジンオイルを交換しよう

作業をする際には汚れても良い服装に着替え、作業用手袋(無ければ軍手)を用意しましょう。

  1. 車をジャッキアップする
  2. 古いエンジンオイルを抜く
  3. ワッシャーを交換し、ドレンボルトを締めなおす
  4. 車をジャッキスタンドから降ろす
  5. 新しいエンジンオイルを注ぐ
  6. オイルレベルゲージで油量をチェック

ジャッキアップせずにオイル交換をする方法

「オイルチェンジャー」を使えば、上から古いエンジンオイルを抜くことができます。オイルレベルゲージからチューブを入れて吸い出しますので、ドレンプラグを取り外す必要もありませんし、何よりジャッキアップが必要ありません。

しかしながら、この方法でオイル交換をする場合はオイルフィルター交換は出来ないこと、車種によっては使用できないことに注意が必要です。

オイル交換のやり方と手順|自分で行うメリットやお店で交換するには?

オイルエレメントも一緒に交換する方法

  1. 新聞紙や廃油処理箱を設置する
  2. オイルパンから、オイルエレメントの場所を探る
  3. レンチを使ってボルトを外す
  4. 取り付け部分に付いているオイルをウエスで拭き取る
  5. Oリングに古いオイルエレメントが付いていないか確認
  6. 新しいオイルエレメントを取り付ける
  7. Oリングが触れるところからレンチで締めていく

オイルエレメントとは?交換方法や交換時期、費用など

エンジンオイルを入れ過ぎたらどうなる?

エンジンオイルを入れ過ぎてしまった場合、以下のような悪影響が及ぶ可能性があります。

  • オイルの噴出によりブローバイガスが増加し、エアクリーナーが汚れる
  • オイルがエンジン内に入り、マフラーから白煙がでる
  • エンジンが回りにくくなり、燃費が悪くなる

エンジンオイルを入れ過ぎてしまった場合、以下の方法で対処しましょう。

  • ドレンボルトから抜く
  • ポンプ等を使い、オイルレベルゲージから抜く
  • ディーラーやショップに持ち込んて依頼する

ドレンボルトから少しだけオイルを抜く場合は、手や他のパーツがオイルで汚れますので、布とパーツクリーナーを用意しましょう。

古いエンジンオイルは正しく廃棄しよう

オイル廃棄パックで普通にゴミに出す【自治体ごとに異なるので注意!】

「廃棄パック」であれば、普通にゴミとして出すことができます。しかし、 自治体によっては廃油をゴミに出せない場合があります。 必ず、自治体のルールを確認してください。

ガソリンスタンド、オイルを買った店で引き取ってもらう

自治体が処理してくれない場合は、 手数料が多少かかる場合がありますが、廃オイルを引き取ってもらえます。 店舗によっては、新しいオイルを買うことが条件となる場合がありますので、事前に確認しましょう。

DIYでオイル交換するのに必要なものは?

©Vlad Kochelaevskiy/stock.adobe.com

新しいエンジンオイル

交換したい車に適合した新しいエンジンオイルが必要です。車に適合したオイルを選びましょう。また、同時にオイルフィルター(エレメント)を交換するときには多めに量が必要になります。

適合するエンジンオイルの選び方や、おすすめのエンジンオイルについては後述します。

オイルフィルター(オイルエレメント)

エンジンオイルを綺麗にして循環させるためのオイルフィルターです。エンジンオイル交換2回につき1回の割合で交換するのがおすすめです。

オイルフィルターとは?交換時期や方法、費用まで解説!

ジャッキとリジッドラック

車をジャッキアップするためにジャッキとリジッドラック(「うま」とも言います)を用意しましょう。この2つがない場合は車載のパンタジャッキでも構いません。

車用ジャッキ&ジャッキスタンドおすすめ人気ランキング|使い方やジャッキアップの方法も

めがねレンチ

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めがねレンチは様々な場面で役に立ちます。 14×17mmを使う機会が多いでしょう。 10×12mmもそれなりに使いますので、合わせて揃えておくとよいでしょう。

廃油処理箱

廃油は固めて処理済にしないと廃棄できないため、注意しましょう。

排出する古いオイルを箱にため、固まったあとはそのまま燃えるゴミとして捨てられる商品がおすすめです。 頻繁に交換するのならばオイルパンというバケツ状のものもありますが、そのつど捨てられるタイプのほうが便利です。 

ドレンボルトの交換ワッシャー

ドレンボルトを締め直す時に使います。毎回新品に付け替えましょう。メーカー純正の互換品も売っていますので、車種でカタログから選んでください。

じょうご

エンジンオイルを注入する際に使います。 サイズが合えば何でもかまいませんので、 100円ショップのアイテムやペットボトルでもOK。

トルクレンチ【あると便利!】

ボルトやナットは、強く締め付けるとねじ山が伸びてしまって壊れてしまいます。トルクレンチは締め付けの強さを調整できるので、締めすぎを予防できます。いろいろな工具を交換して使いまわせるので1セットあると何かと役に立ちます。

トルクレンチのおすすめ人気12選と使い方|タイヤ交換に適しているのは?【2020年最新情報】

パーツクリーナー(洗浄剤)

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エンジンオイルが他のパーツや工具に付着した際に、 スプレー状のパーツクリーナーを吹きかけ、布で拭き取りましょう。 スリップやアスファルトの劣化に繋がりますので、アスファルトに付着してしまったパーツクリーナーは必ず洗浄しましょう。

パーツクリーナーの人気おすすめ商品と選び方|オイル汚れやグリス汚れに最適

エンジンオイルの種類と選び方

©Sergey yzhov/stock.adobe.com

エンジンオイルの種類

エンジンオイルは「規格等級(グレード)」「粘度」により、種類が分けられます。

規格等級はオイルが 「どの程度の負荷に耐えられるのか」などを明確にしたもので、エンジンオイルそのものの性能といえます。粘度とは、エンジンオイルがどの気温で使用可能かどうかを示すものです。

ガソリンエンジン用のエンジンオイルの種類は「5W-40 SN」「5W-30 GF-5」などと表記されます。このうち、グレード(規格)表すのは「SN」「GF-5」の部分、粘度を表すのは「5W-40」「5W-30」の部分です。

各表記を分解して、意味と種類の見方をまとめました。

【例】5W-40 SNのエンジンオイル

表記5W40SN
意味粘度
-低温時
粘度
-高温時
規格
-適合燃料
規格
-性能
見方数字が小さいほど
低温で固まりにくい
数字が大きいほど
高温時に固くなる
先頭の文字が
S=ガソリン用
C=ディーゼル用
アルファベットが
進むほど新しい

エンジンオイル規格(グレード)の選び方

S、Cで始まるAPI規格においては、2020年5月に制定された「SP」が最新です。規格が新しいほうが性能に優れているので、特にこだわりがなければ新しいオイルを選びましょう。

「SM」「SN」「SP」といった、グレード表記の2つ目のアルファベットがZに近いほど、新しい規格です。

エンジンオイル粘度の選び方

北海道や東北などの寒冷地、または排気量の小さい車、エコカーなどは、粘度の低い(=サラサラした)オイルがおすすめです。

反対に、大排気量のターボ車やスポーツカーなど、高回転域をよく使う場合は、粘度の高い(=ドロっとした)オイルがおすすめです。

オイル粘度は低温時と高温時の2つの表示がなされていますので、必ず両方を確認しましょう。

エンジンオイルのベースオイルの種類

規格や粘度のほか、エンジンオイルの性能に大きく関わってくるのがベースオイルです。エンジンオイルは通常、ベースオイルと様々な添加剤によって組成されています。

ベースオイルを変えることで、エンジンオイルの主成分を変えることができます。

大排気量の車や高出力の車において、燃費を悪化させずにエンジンの保護性能を上げる(保つ)には、異なるベースのエンジンオイルを選ぶという方法があります。

ベースオイルは 「鉱物油」「高VI鉱油」「セミ合成油」「フル合成油」の4種類です。

鉱物油原油を蒸留、精製したもの
混合物なし
高VI鉱油より精製度を上げた鉱物油
混合物なし
部分合成油
セミ合成油
鉱物油

化学合成油を20~30%
化学合成油
フル合成油
オイルを分子化した後、
化学的に合成

現在の主流は「高VI鉱油」ですが、粘度を変えずに燃費&エンジン保護性能を得たい場合は「フル合成油」を選びましょう。

エンジンオイルは混ぜても大丈夫なの?

グレードの違うエンジンオイルは混ぜても大丈夫

未使用のエンジンオイル同士ならグレードの違うオイルは混ぜても大丈夫です。

また、鉱物油と化学合成油を混ぜることも問題はないとされています。化学合成油のメリットが発揮されない可能性がありますが、ハードな走行でない限り問題はないでしょう。

エンジンオイルが減った時の補充・注ぎ足しはNG!

エンジンオイルが減ったときに補充する場合は注意しましょう。仮にハイグレードなエンジンオイルを足しても、古いオイルのグレード以上の効果・効能は発揮されません。

新しいエンジンオイルを継ぎ足すのは、腐った水に新鮮な水を継ぎ足すようなもの。応急処置的に継ぎ足した場合は、早急にエンジンオイルの交換をしましょう。

粘度が違うエンジンオイルは混ぜるのはおすすめできない

エンジンオイルには、粘度を調整するために添加剤が含まれていますし、オイルの品質を保つためにバランスよく配合されています。

粘度の異なるオイルを混ぜると、添加剤のバランスを大きく崩し、オイルの性能が十分に発揮されない恐れがあります。潤滑性能にも影響が出てくるので粘度が違うオイルは混ぜない方がよいといえます。

古いエンジンオイルと新しいエンジンオイルを混ぜるのはOK?

エンジンオイル交換をするときは、古いエンジンオイルを一旦全部排出してから新しいエンジンオイルを入れます。このとき、オイル交換時にどうしても混ざってしまう分ならOKです。

プロの整備士がオイル交換をしても、エンジン内に残っているオイルを完全に取り除くことは不可能です。最低でも100cc程度は残ってしまいますが、このくらいの量であれば新しいオイルの方が圧倒的に量が多いため、あまり問題になりません。

エンジンオイルのグレードや粘度を変えたい場合は、オイル交換時に行いましょう。

おすすめエンジンオイル3選

エンジンオイル選びの基本は、自動車メーカーが指定または推奨するものを選ぶことです。指定外のオイルを使うと、エンジン本来の性能が発揮されないばかりか、トラブルの原因となることも考えられます。

適合するエンジンオイルについては、自動車の取扱説明書に規格等級などが記載されているので、必ずチェックしましょう。

簡単に買うことのできるエンジンオイルの中で、おすすめ商品を3つ選びました。値段の比較がしやすいように全商品、4Lの値段を表示しています。

TAKUMIモーターオイル HIGH QUALITY【5W-30】

TAKUMIモーターオイルは日本で開発され世界21ヵ国へ販売されています。

エンジンオイルの基本性能である潤滑性、始動性、耐熱性、耐摩耗性を備え、特に清浄分散性能(汚れを浄化する性能)を重視し、約1万Km以上のオイル交換サイクルを実現しました。こ

ちらはガソリンエンジン用の5つのラインナップの真ん中のモデルにあたります。

Mobil エンジンオイル モービル1 【5W-40 SN】

Mobilから発売されているもの。通常走行時だけではなく、厳しい高温・低温条件下でも優れたパフォーマンスを発揮する先進の高性能化学合成エンジンオイルです。

CASTROL(カストロール) エンジンオイル EDGE 5W-40 SN

CASTROLから発売されているエンジンオイルです。液体チタンを配合する独自の新技術チタンFST(チタン油膜強化技術)により、高速走行、長距離走行、街乗り、渋滞時のストップ&ゴーなど、あらゆる状況においても対応することができます。

カストロール社のおすすめエンジンオイル7選|人気オイルの価格や評判は?

オイル添加剤を使ってみよう

エンジンオイル添加剤とは、冷却・摩擦、摩耗低減・防錆・洗浄などのエンジンオイルの各性能をさらに上げるための薬品です。

オイル添加剤 D1ケミカル SOD-1

D1ケミカル SOD-1はエンジン内部の汚れを少しづつ分解し、クリーンにしていくことによって機能を回復させます。

メンテナンスオイルとして使用すれば、AT車のジャダー(車体振動)や、ワーステアリングの異音の低減、シフトやギア移動のスムーズ化など、多くの効果を発揮します。

走りながら洗浄効果を発揮できるということで、SOD-1は全日本プロドリフト選手権(通称:D1グランプリ)に出場している車両にも使用されており、ドライバーも効果を実感できているとコメントしています。

SOD-1の100mlあたりの価格は、1.0Lの場合は約¥1,000、4.0Lの場合は約700円となっています。

ミッションやデフなどのオイルメンテナンス剤としても使うことができるため、総合的に考えて、他の製品と比較してもコストパフォーマンスは悪くないほうだといえるでしょう。

(文・山北 吏、MOBY編集部)

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執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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