【自動車保険の知識】自動車保険の「特約」とは何か?種類や内容と選び方のポイントは?

自動車保険のホームページやパンフレットなどを見ていると、よく出てくるのが「◯◯特約」、この意味と目的をしっかりと把握していないと、不要な特約にお金を払ってしまったり、補償の範囲が自分のカーライフに合わないものになってしまうことがありますので、注意しましょう。今回は、「特約」について初心者にもわかりやすく解説します!

自動車保険の「特約」とは?

インターネット

自動車保険の「特約」とは、簡単に言えば、「保険のオプション」です。保険料が安くなったり、補償の範囲を特定したりするものです。
ただ、単に“保険料が安くなる”だけの目的で特約を選んでしまうと、必要な補償が得られなくなる可能性があります。

保険は自動車保険に限らずすべての保険において、「基本条項」が定められています。
これは、保険の契約書の裏面や別紙で細かい文字でたくさん書かれた「約款」と呼ばれるものに記載されています。
特約を正しく理解するためには、まずこの基本条項を理解しておく必要があります。

自動車保険の「基本条項」とは?

自動車保険

自動車保険の「基本条項」は、保険会社と契約者の間で取り決めされる「権利(保険金の支払など)」「義務(契約者の告知義務)」を定める他、保険金の請求手続き方法などが定められています。

また、自動車保険の基本条項は、保険法に基いて次の14の項目が定められています。
これは、どの保険会社でも共通しています。

1保険の開始と終了保険の開始は、契約書に記載された日の午後4時に始まり、終了は、契約書に記載された日の午後4時に終わる。(保険証券に特に記載された場合を除く)
2保険の責任のおよぶ範囲日本国内の事故のみ、保険会社は保険金を支払う。
3告知義務契約者が保険会社に報告しないといけない事柄。告知をし忘れると保険金の支払ができなくなる。
4通知義務車の用途の変更(自家用から業務用など)、車両番号の変更など、契約者が保険会社に通知しないといけない事柄。
5住所変更契約者に住所変更があった場合の保険会社への通知。 
6車の譲渡車が他人に譲渡されても保険はそれに付いて譲渡されない。ただし、保険会社が認めた場合は除く。
7車の入替新車に替えたときや譲渡などで車の入替えがあった場合の契約継続について定める条項。
8契約の無効保険金を不当に取得するために契約された保険を無効とすることを定める条項。
9契約の取消被保険者が保険会社を騙したり、強迫するなどして保険契約を締結した場合の契約取消を定める条項。
10保険金額の調整車両保険について、保険金額が実際の車の価値より超えていた場合に、その超過部分を取消すことを定める条項。また、車の価値が著しく下がった場合に、保険料の減額ができることを定める条項。
11契約の解除保険会社が契約の解除をできるケースと解除通知方法を定める条項。主に契約者、被保険者の義務違反に関わる内容。
12重大事項による解除11「契約の解除」以外に特に定めた保険会社が契約の解除ができるケースを定める条項。
13契約解除の効力契約解除は、将来に向かってのみ効力を発する(契約解除日以前は無関係)ことを定める条項。
14保険金の請求保険金が請求できるタイミングを定める条項。
15保険金の支払時期保険金請求完了日から30日以内に保険金を支払うことと、保険会社が保険金支払のために確認をする場合の支払い時期を定める条項。
16保険金請求権の時効保険金を請求することができる権利が請求権が発生する翌日から3年で消滅することを定める条項。
17代位被保険者が、損害賠償ができる権利を持ち債権(請求権)を得た場合は、債権が保険会社に移転することを定める条項。また、その移転の権利を保険会社が行使しないケースを定める条項。

かなり噛み砕いた表現にしてみましたが、理解が難しい条項もありますね。
しかし、契約する保険の基礎となる事柄ですので、自分が不利にならないようにも、きちんと把握しておくことが大切です。

※この記事では、自動車保険のうち、任意保険についてご紹介しています。
強制保険(自賠責)については、下記のリンク先でご紹介していますので、気になる方はご参照ください。

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