MOBY

バックファイヤーとは?原因とアフターファイヤーとの違いを解説【自動車用語】

車が炎上することもある危険な現象「バックファイヤー」。よく、マフラーから火を出す「アフターファイヤー」と混同してしまっている人がいますが、それは全くの間違いで危険度も段違いです。この記事で「バックファイヤー」と「アフターファイヤー」の違いやその原因、対策方法について覚えていきましょう。

バックファイヤーとは?アフターファイヤーとは違うの?

バックファイヤーの画像です。

出典:http://torack7.blog.fc2.com/

バックファイヤーとは、エンジン内部で燃焼しきれなかったガスがエンジンの外で爆発することで、吸気側に炎が逆流する現象のことです。
逆流した炎がエンジン内やガソリンタンクの燃料に引火する恐れもあるので、直ちに修理をする必要があります。

同じような現象として「アフターファイヤー」というものがありますが、こちらは未燃焼ガスが排気側で爆発する現象となっており、バックファイヤーほど重大な危険性はありません。
両現象は、以下の特徴から判別することができます。

▶バックファイヤー:エンジン室側から音、白煙を出すこともある。
▶アフターファイヤー:マフラーから大きな音や炎を出す。

アフターファイヤーについての更に詳しい情報は、以下の記事でご確認ください。

アフターファイヤーを詳しく解説!

参考動画:アフターファイヤー

سيارات تنفث النيران

ArabGT.comさんの投稿 2015年10月26日

動画の様に、マフラーから火が出ているのがアフターファイヤーです。
見た目はかっこいいですが発火、炎上の恐れがあり危険です。

バックファイヤーの原因とは?

スパークプラグの画像です。

出典:http://www.ngk-sparkplugs.jp/

バックファイヤーの原因としては、主に以下の三つが挙げられます。

①エンジンに供給される混合気が薄い
②エンジンに供給される混合気が濃い
③点火プラグの不調

混合気とは燃料と空気が混ざり合った気体のことです。
通常は燃料と空気の割合(空燃比)が正しい混合気がエンジンに流入し、点火プラグで燃やされることで排気ガスとなります。

この混合気が薄過ぎ(空気に対して燃料の比率が低い)た場合、点火できずキャブレター側に逆流し、そこで爆発することでバックファイヤーとなります。

混合気が濃過ぎ(空気に対して燃料の比率が高い)る場合も、燃え切らなかった混合気が逆流してキャブレター側で爆発することで、バックファイヤーとなるのです。

また、点火プラグの不調が原因でバックファイヤーを起こしている場合、プラグがかぶっているか、点火タイミングを調整するECUのセンサーにカーボン(燃えカス)が付着していることが考えられます。

ECUは燃料の噴射量も制御しており、ここの不調は混合気の異常にもつながっているのです。

点火プラグ(スパークプラグ)とは?

出典:http://www.bosch.co.jp/

ガソリンエンジンは、燃料と空気を混ぜた混合気をタイミングよく燃焼させて、動力を発生させています。ところが、燃料のガソリンは、高温の中でも自分では着火しにくく、タイミングよく燃焼させるには、「火」を着けてやる必要があります。ここで火花をとばし点火するのが"スパークプラグ"の役割です。プラグの火花により燃焼が起きるということは、プラグの性能のよしあしが、エンジン全体の性能を左右するということ。「クルマの心臓」にたとえられることが多いエンジンですが、スパークプラグは、「エンジンの心臓」ともいえる重要な役割を果たしています。

出典:http://www.denso.co.jp/

プラグがかぶるとは?

プラグかぶりとは、燃料が濃くなりすぎるなどのいくつかの原因で、
プラグの発火部分が濡れてしまい上手く発火できなくなることを言います。

出典:http://www.goo-net.com/

キャブレターとは?

出典:http://www.theastronautwivesclub.com/

キャブレターは、通常エンジン後方に位置しており、エンジン内部の爆発に必要な混合気を作る大切な混合気器(ミキサー)です。エンジンは爆発すると、その慣性で回り続けようとします。それを吸気制御することで回転を制御するのもキャブレターの役割の一つです。

出典:http://www.kenso-bakudan.co.jp/

ECUとは?

出典:http://www.jari.or.jp/

エンジン・エレクトロニック・コントロール・ユニット、あるいは単にエレクトロニック・コントロール・ユニットの略称です。エンジンパワートレインの各所に設置したセンサ情報を得て、エンジンの状態に応じた最適な燃料噴射量や噴射時期、点火時期、アイドル回転数などを演算して制御指令を出す、エンジンの頭脳ともいえる装置です。ECUには、自己診断や学習など人工知能 (AI) 的な優れた機能もあります。

出典:http://www.denso.co.jp/

バックファイヤーは即修理!

車修理の画像です。

出典:http://kids.wanpug.com/

バックファイヤーは非常に危険な現象であり、発生していることが分かったら即刻修理に出しましょう。

多くの場合、吸気系の修理や点火プラグの交換、ECUの調整等が必要ですが、無理して自分でやろうとせず、信頼できる整備工場かディーラーで、プロの点検を受けることをお勧めします。
愛車のためを思って、愛車をダメにしてしまっては元も子もありませんからね。

MOBYでは、今後もあなたと愛車のカーライフを応援する、楽しくてお得で便利な記事を随時追加していきますので、どうぞご期待ください!

こちらの関連記事もオススメ!

関連キーワード
キーワードからまとめを探す


関連する車種/メーカー
車種/メーカーからまとめを探す