クリープ現象とは?意味と仕組みと速度を理解しよう【自動車用語】

自動車からブレーキを離すとスーッと前に出ていきますよね?その現象をクリープ現象と言います。当たり前のように進むけど、意味は知らないという方や仕組みを知らないという方も多いんではないでしょうか?今回はクリープ現象について分かりやすく解説していきます。

そもそもクリープ現象とは?まずは意味から…

「クリープ (creep)」 「クリーピング (creeping)」 とは、英語で「ゆっくり動く」という意味があります。

従って、自動車で言う、「クリープ現象」とはアクセルを踏んでいなくても、ブレーキから足を離すと車両が動く現象のことを言います。この現象はAT車(オートマ)にのみ現れ、MT車(マニュアル)ではクリープ現象は起こりません。

AT車に普段乗っている方は必ずと言っていい程クリープ現象を体験していませんか?信号が青に変わってブレーキから足を離した時、渋滞で少しづつしか前進しない時。それがクリープ現象です!

オートマチック車でエンジンがアイドリング状態にある時、セレクトレバーがP(パーキング)やN(ニュートラル)以外の位置にあると、アクセルを踏まなくても車がゆっくりと動き出す現象。

出典:https://kotobank.jp/

クリープ現象の仕組みと速度

出典:http://www2.nissan.co.jp/

クリープ現象はAT車(オートマ)にのみ発生します。
AT車(オートマ)のみに発生する理由は、AT車(オートマ)のトルクコンバーターは動力の伝達に液体を用いているからです。

MT車(マニュアル)の動力伝達は機械式で行われているため、完全に切り離すことができますが、AT車では液体を用いているので完全に切り離すことができないわけです。

分かりやすく言うと、AT車(オートマ)は停車時でも車を動かそうとする力が伝わっているということなんです。

また、クリープ現象の速度はメーカーによって様々ですが、時速5~9km程度です。

上の動画はクリープ現象で動く車と人間の力がどちらが強いのかを比較しています。

クリープ現象のメリットとデメリット

クリープ現象にはメリットも多々ありますが、その反面デメリットも存在します。

メリット

クリープ現象のメリットが最も発揮されるのが、駐車時です。アクセルを踏まなくても車が動くので、速度を出す必要のない駐車時にはブレーキ操作にのみ集中することができます。

また、渋滞時には車が流れるたびにアクセルを踏む必要がなく、ブレーキを離すだけで発進するため疲労軽減にもつながりますね!

デメリット

クリープ現象のデメリットは、注意を怠ると追突の恐れがある点です。

アクセルを踏まなくても車が発進してしまうので、もしシフトがDやRのままなのにパーキングに入れたと勘違いしてブレーキから足を離してしまうと、当然ですが車は動きます。もし近くに他の車や、歩行者がいた場合、事故を起こしてしまう危険性があります。

駐車時は必ずシフトがパーキングに入っていることを確認するようにしましょう!

渋滞時や駐車時のスピード調整がしやすい、坂道発進の時に車両が後退しない、といった利点がある。

出典:https://kotobank.jp/

まず、クリープ現象によって自然に車が動くことは、場合によっては不慮の事故を起こす場合があります。

出典:http://carnext.jp/

便利だけど慎重に

以上がクリープ現象の解説となります。
私たちが車を運転していく中で、とても便利な機能だと思うのと同時に、きちんと理解していなければ大変危険なものであるということも分かっていただけたと思います。
一歩間違うと大きな事故に繋がってしまうのが自動車というものです。機能や特性をしっかりと理解して、楽しいカーライフにしましょう!

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