ダウンサイジングターボとは?ターボとの違いとホンダやトヨタ車との比較

最近になってよく聞かれようになった「ダウンサイジングターボ」って簡単にいうと何?普通のターボとどう違うの?といった疑問にわかりやすくお答えします。また、ホンダのダウンサイジングターボとトヨタのダウンサイジングターボの紹介と、その比較もわかりやすくご説明します。

ダウンサイジングターボとは?

「ダウンサイジングターボ」は、一言で簡単にいえば、「排気量を小さくしてターボを付けたエンジン」であり、「ダウンサイジングエンジン」とも呼ばれています。

エンジンそのものを容積(大きさ)を小さくしたわけではなく、「排気量」に着目して「ダウンサイズ」と呼ばれています。
概ね、2000cc~3000cc以上の排気量のエンジンを、1000cc~2000ccにサイズダウンし、気筒数もダウンさせ、足りなくなったパワーは高効率のターボで補い、もともとあった性能を維持ないしはそれ、以上にさせています。

排気量が小さくなる分、燃費と環境性能が向上します。また、自動車税が安くなるなど税制上のメリットもあります。

そもそもターボ(ターボチャージャー)とは?

ターボを日本語でいうと「過給器」で、圧縮機の仕組みを持つものです。
その漢字は文字通りの意味を示し、「排気ガスを利用してタービンを回して吸気を圧縮」する仕組みです。

ターボチャージャー_カットモデル

出典:http://modnoob.com/

上の写真で説明しますと、エンジンの吸気側のパイプ(赤色部)と、排気側のパイプ(青色部)のそれぞれの系統に、両端に羽根がついたシャフトで繋いでいるものとなります。

エンジンの回転が上がると、排気側の羽根も応じて回転数が上がり、同時に吸気側の羽根も回ります。吸気は強制的にエンジンに送り込まれ「過給」の状態になります。

過給の状態となった空気は高く圧縮され、酸素量も多くなり、エンジンを回す力が強くなります。

ターボがついていないエンジンのことを「自然吸気エンジン」といいます。

エンジンは、燃料と空気を混ぜあわせて点火して爆発させる力をタイヤの回転にしていますから、より爆発力を高くするために、排気量を大きくするか、ターボなどの過給器を利用するわけです。

因みに、排気の力を利用するターボと異なって、エンジンのクランクを回す回転力を利用して吸気を過給する仕組みのものを「機械式過給器」といい、車のエンジンでは「スーパーチャージャー」と呼ばれています。

スーパーチャージャーについてはこちら

軽自動車のターボはダウンサイジングターボ?

出典:http://alto-works.jugem.jp/

ただのターボとダウンサイジングターボは、考え方が全く異なっています。
1000ccのダウンサイジングターボ、軽自動車のターボ、比較しますと軽自動車の660ccのエンジンにターボの方が排気量が小さいのは明白ですが、軽自動車のターボはダウンサイジングターボとは言いません。

軽自動車はもともと排気量が小さく、さらなる出力アップを目指してターボが付加されています。もともと、大きな排気量から小さい排気量にしたわけではありません。

この考え方の違いが、普通のターボとダウンサイジングターボの違いになります。

ターボ付き軽自動車に関するまとめはこちら!

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