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マツダ CX-3徹底攻略│性能・燃費・口コミ・最新値引き価格・ライバル車比較など

マツダが2014年秋、ロサンゼルス・オートショーでワールドプレミアし、2015年の年明け早々に東京オートサロンで国内初お披露目。同年2月27日に正式発売したコンパクトクロスオーバーである新型SUV「CX-3」。現在、このセグメントはグローバルな自動車マーケットで、もっとも活気ある同社。注目は「スカイアクティブ技術(SKYACTIV TECNOLOGY)」で、搭載エンジンは世界屈指のクリーンディーゼルです。ここでは、そのCX-3の実力をご紹介します。

マツダ CX-3とは

CX-3はスカイアクティブテクノロジーの集大成

マツダ CX-3 2016年

「CX-3」はマツダの「SKYACTIV TECNOLOGY(スカイアクティブ技術)」を全面的に詰め込んだ、新世代マツダ車の第5弾となる商品です。
2014年10月に新型コンパクトクロスオーバーSUVの車名をCX-3とすることを発表し、スケッチが公開されました。
そのデザインは、マツダの新世代技術「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」が全面的に採用されたスピード感のあるシャープな造形となっています。
そして、同年11月19日に世界初公開され、21日にロサンゼルスオートショーで披露されました。2015年春から日本を皮切りに順次導入されることも発表、日本国内では2015年2月27日に発売されました。

車名の由来

新世代のラインアップとしてコンパクトカーのデミオが刷新されました。
その開発中に、時代はもっと新しいモデルを求めていることが分かり、若いファミリー層に向けた商品が必要になってきました。
こうした経緯でCX-3の企画がスタートしたのです。
認知度の高くなったCX-5を軸とし、クロスオーバーモデルを展開していく方がメーカーとして有利に働くことが予想されました。
CX-3というモデル名となってますが、立ち位置はCX-5の弟分ではなく独立したクルマだと考えているそうです。

「SKYACTIV TECNOLOGY(スカイアクティブ技術)」とは?

マツダ CX-3 2015年型

「SKYACTIV TECNOLOGY」とは、パワーユニットであるガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに、圧倒的な低燃費と「走る歓び」を生み出すパワーユニットの革新技術です。
加えて、燃費の改善だけでなく、クルマを意のままに走らせる歓びをも実感させてくれるトランスミッション
軽量ながら高い剛性と、走る・曲がる・止まるというクルマの基本性能を飛躍的に向上させた軽快な乗り心地を両立させたシャシー&ボディ、プラットフォーム。
これらすべてにおいて、クルマの基本を追求したマツダ最新革新技術の総称です。

マツダ CX-3の特徴

2015年 マツダ CX-3 ダイナミックブルーマイカ

マツダ CX-3は最新のSKYACTIVテクノロジーや魂動デザインが採用されています。
ディーゼルエンジンのみを使った割り切った設定、MTモデルのラインナップなど、話題性も豊富なモデルとなっています。

4代目デミオの「XD」に採用された「S5-DPTS型」の 1.5Lディーゼルエンジンは「SKYACTIV-D 1.5」だけという国産車としては異例の設定。
しかも、発売から10ヶ月後にはメーカーセットオプションだった「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を標準装備にした「S5-DPTR型」に変更する攻めの姿勢を展開し話題となりました。
「ナチュラル・サウンド・スムーザー」はピストンピンにダンパーを組み入れることで、燃焼によるピストン系の振動を打ち消すように共振させます。
これによりディーゼルエンジンの欠点だったノック音を低減するという世界初のシステムです。

4WD車には新世代4WDシステムの「i-ACTIV AWD」を採用、 トランスミッションは6MTの「SKYACTIV-MT」と6ATの「SKYACTIV-DRIVE」が用意されています。

i-ACTIV AWDとは?

「i-ACTIV AWD」は多くのセンサーがドライバーの意図と走行状況を正確に検知、必要な後輪トルクを瞬時に演算・指令し、さらに前輪スリップ予兆システムにより、安定した走りだけではなく低燃費を料率しています。

マツダ CX-3のエクステリア&内装は?

2015年 マツダ CX-3クリスタルホワイトパールマイカ

CX-3のエクステリア

国産市販車では極めて特異な存在のCX-3。まるでコンセプトカーを彷彿とさせるシャープなデザインは、魂動デザインのテーマである生命感を突き詰めた結果です。

また、このデザインは欧州車にも引けを取らないものです。
ドイツの自動車デザイン賞「Automotive Brand Contest(オートモティブ・ブランド・コンテスト)」 の受賞や「ワールド・カー・オブ・イヤー」の賞のひとつである優れたデザインを持つ車を表彰する特別賞「WCDOTY」でも「ジャガー XE」、「マツダ ロードスター」とともにファイナリスト3車種に選ばれていました。(受賞はロードスター)

マツダ CX-3の内装

マツダ CX-3 XD L Package 2016年 内装

マツダ独自のヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)の思想から生まれたCX-3のコクピットは、自然とクルマに向き合えて、クルマとひとつになれる“ヘッズアップコクピット”という考え方によるデザインと配置になっています。
つまり、わき見をしないであらゆる操作を自然と出来ることが可能になるデザインということです。

マツダ CX-3はスカイアクティブ技術の真骨頂である最新のエンジンを搭載

2016年 マツダ CX-3

CX-3は「SKYACTIV TECNOLOGY」の真骨頂といえるクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D1.5」専用車となりました。
ディーゼルエンジンだけを搭載する乗用車は、これまで日本国内で例の無い思い切った設定で、これもCX-3の大きな特徴です。
搭載する1.5リッターディーゼルエンジンは、最大トルク27.5kg.m(270Nm)/1600~2600rpmと2.5リッタークラスのガソリンエンジンを上回る豊かなトルクを低回転の幅広い領域で発生させます。

実は、マツダ・デミオも同じエンジンを搭載していますが、デミオのディーゼルよりもECU(エンジンコントロールユニット)の制御で2.0kg.m太いトルク特性が発揮できるように調整されています。
また、2ステージターボチャージャーの採用により、低速から高速までスムーズでリニアなレスポンスと低速域の大幅なトルク向上を実現し、デミオ比で130kgも重たい車重に対処しています。
これによりアクセルを深く踏まずともトルクフルで力強い走りを実現する。
低圧縮比(14.0)化により、従来比約20%の燃費改善同時に25km/リッター(JC08モード燃費)という優れた燃費性能を両立させています。

さらに、ディーゼルエンジン特有のカラカラというノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」という世界初の機構を新たに採用し、静粛性を高めています。
この世界初のシステムは、エンジンの音量を下げる装置では無く、ディーゼル特有の“ガラガラ”という音の最大ノイズである3.5kHz付近の共振音を打ち消すのが狙いです。
エンジンのピストンに特別な部品「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を追加して3.5kHz付近の音を相殺しています。

マツダのクリーンディーゼルは何が違うのか?

ディーゼルエンジンは、高い圧縮比であるため、シリンダー内の圧縮温度・圧力が非常に高くなる。
こうした高圧縮比のエンジンに燃料を噴射した場合、適切な混合気が形成される前に着火し、局所的で不均一な燃焼が起こってしまいます。
そのため、NOx(窒素酸化物)生成や酸素不足部の燃焼によるススの発生を招き、厳しい排出ガス規制をクリアできなくなっていました。

そこでマツダは、ディーゼルエンジンの低圧縮比化による燃焼タイミングの最適化を考えました。
圧縮比を下げることによって、シリンダー内の圧縮温度・圧力が低くなり、均質な燃焼が実現しました。
結果、局所的高温や酸素不足が回避され、NOxやススの発生量が抑えられることになりました。
クリーンディーゼルに用いる技術は多彩で、欧州メーカーなどが進める、エンジン本体で浄化できなかったNOxやススを排気前に浄化する後処理技術も進化しています。

具体的には、フィルターを使いススを集めて燃やす「DPF(Diesel Particulate Filter)」、触媒による化学変化を利用してNOxやススを低減する「NOx吸蔵還元触媒」、排気ガスに尿素水を吹きかけて化学反応によりNOxを削減するトヨタやメルセデスが用いる「尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)」などがあります。

しかし、マツダは技術革新によりエンジン内部の燃焼そのものをクリーンにすることで、この高価なNOx後処理装置を使用せずに、ポスト新長期規制に適合する優れた排出ガス性能を実現しました。燃焼技術の革新でマツダはクリーンディーゼルを達成しました。これが、マツダクリーンディーゼルの大きな特徴となっています。

マツダ CX-3は、全高を抑えて都心部での使い勝手を高めたモデル

2015年 マツダ CX-3

SUV「CX-3」のプラットフォームは同社のコンパクトハッチバック車「デミオ」と共通で、2,570mmのホイールベースも同じだが、前後トレッドはデミオの前/後「1,495/1,480mm」から「1,525/1,520mm」へと拡大。ボディ寸法は全長×全幅4,275×1,765mmとデミオよりひとまわり大きくなっています。

しかし、全高は日本国内、なかでも都市部での利便性を考慮し、一般的な機械式立体駐車場に入庫できる1,550mmに抑えられています。
この全高は都会派SUVとして、CX-3の行動範囲を広げる大きなファクターとなっています。
2.2リッター・クリーンディーゼルを搭載する兄貴分にあたるCX-5のボディ寸法は全長×全幅×全高4,540×1,840×1,705mmですので、住宅街の狭い道でも取り回し性が良さそうなコンパクトなクルマに仕上がっていると言えるでしょう。

CX-3の全グレードにマニュアル(MT)とオートマ(AT)をラインアップ

マツダ CX-3 初代 シフトレバー

トランスミッションは、全グレードに「SKYACTIV-DRIVE」6速オートマチックトランスミッション(6AT)、「SKYACTIV-MT」6速マニュアルトランスミッション(6MT)を設定した。
駆動方式もFF(前輪駆動)と新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD(アイ・アクティブ・エーダブリュディー)」を設定しています。

CX-3の応答遅れを回避する賢い四輪駆動システム

マツダ CX-3 18インチアルミホイール

このAWDシステムは、いわゆるオンデマンド式4WD
ふつうこの種の4WDは「スタンバイ型四駆」などと言われ、後輪駆動力が不要な場合、ほぼFWD(前輪駆動)で走って駆動ロスを抑える(燃費を稼ぐ)。
一方、前輪がスリップした場合などに駆動力を後輪に伝える。しかし、一般的にその際の応答遅れが大きな課題でした。

そこでマツダは、車輪速度やスロットル開度など一般的なパラメーターに加えて、外気温度やワイパーモーターまで計27個のセンサー信号を瞬時に解析して応答性に優れたオンデマンド4WD制御するシステムを開発しました。ドライバーが感知できないほどの微妙なスリップを先回りして検知することで応答遅れを払拭することに成功し、積雪路やアイスバーン路面で有効な武器となっています。

グレード構成は下位から「XD」「XDツーリング」「XDツーリング Lパッケージ」の3ラインを設定しています。
いずれも6ATと6MT、FFと4WDが用意されるので、ラインアップは12通りとなります。価格はXD(FF)の237万6,000円からXDツーリング Lパッケージ(4WD)の302万4,000円。
同社のCX-5の下位グレードと同価格帯となっています。
装着タイヤはXDのみ16インチで、ほかは18インチとなっており、アルミホイールはいずれも標準装備されています。
また、マニュアル車とオートマ車での価格の違いはありません。

CX-3を先駆けとして一般に浸透していくクリーンディーゼル

マツダ CX-3 スカイアクティブエンジン

©shutterstock.com / ben bryant

駆動方式やトランスミッションを問わず全グレードで自動車重量税、自動車取得税が免税となります。
加えて国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)制度を利用した場合、XDツーリング Lパッケージ2WD(メーカー小売希望価格280.8万円・消費税込)について、最大16万円の補助金が給付されます。
国の施策も活用しつつ、最新技術の詰まった車を買うなら間違いなくCX-3でしょう。

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この記事の執筆者

T.TAKUMIこの執筆者の詳細プロフィール

車やアウトドア、ファッションなどメンズライフスタイルについて執筆しているフリーランスライター。幼い頃に、父親とトヨタのルシーダで愛知から秋田まで10時間以上かけて里帰りしたことが車を好きになったきっかけ。趣味は靴磨きと旅行。...

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