【自動車の歴史】メルセデスベンツの歴史、ルーツと車種の特徴を知ろう!

高級外車の代名詞ともいえる、メルセデス・ベンツ。独特の高級感と、こだわりぬいた安全性能で、多くの人にいつかは乗ってみたいと思わせます。その魅力を築いてきた歴史をひもときます。

メルセデス・ベンツってどんな車会社?

日本におけるメルセデスベンツの歴史の始まり

メルセデス・ベンツ日本株式会社

ダイムラーベンツAGの100%子会社としての、メルセデス・ベンツ日本株式会社は1986年に設立されました。
ですが、初めて日本に上陸したメルセデス・ベンツ車は、なんと、その70年以上前、1912年(大正元年)に御料車(日本の天皇および皇族が乗車するための車)として輸入された、メルセデス カルダンヴァーゲンにさかのぼります。

メルセデス・ベンツ770グローサー

出典:http://i-yanase.co.jp/

1932年(昭和7年)に、昭和天皇の即位後、初めて導入された御料車で、ドイツ・メルセデス博物館に展示されています。

日本でのメルセデスベンツのイメージ

日本では、「ベンツといえば高級車」というイメージが広く一般に普及しています。
いわば、高級車の代名詞的な存在となっているメルセデスベンツですが、実は海外での認識とは少しずれているようです。

メルセデスベンツのブランドでは、高級ラインは確かに価格も高く、間違いなく高級車といえますが、高級車メーカーというわけではないのです。
乗用車の中でもAクラスなどはさほど高くない価格で販売されていますし、バンやトラック、タクシー用車両の商用車も販売しています。

世界で最初の自動車会社「ベンツ」

創業者「カール・ベンツ」と世界初の三輪自動車「モトールヴァーゲン」

出典:http://kurutopi.jp/

現在、一般的に自動車の誕生日とされるのは1886年1月29日です。この日は、ドイツ政府より、世界で始めて製作された、原動機付きの三輪車に特許がおりた日といわれています。そして、その世界初の原動機付き三輪車を完成させたのが、ドイツの技術者カール・ベンツです。

もう一人の天才、ゴットリープ・ダイムラー

出典:https://gazoo.com/car/history/Pages/car_history_011.aspx

カール・ベンツが世界で最初の三輪自動車を完成させた頃、奇しくも、ほんの200kmほど離れた場所で、時を同じくして自動車を完成させていた技術者がいました。その技術者の名前は、ゴットリープ・ダイムラー。

彼は、1889年に世界で最初の四輪自動車「ダイムラー・シュトゥルラートヴァーゲン」を完成させましたが、ひと足先に特許を取得したベンツによって、世界最初の原動機付き自動車開発の栄誉は、ベンツのものとなりました。

「ベンツ」と「ダイムラー」の合併

出典:http://www.gooworld.jp/car_info/feature/1107/01.html

ベンツとダイムラーは、それぞれに自動車会社を設立し、当初はライバルとして切磋琢磨し、発展していきました。
しかし、ドイツが第一次世界大戦に敗北すると、多額の賠償金負担が、ドイツ経済を圧迫することになります。
そんな中、攻勢を強める輸入車に対抗するため、ベンツとダイムラーは合併し、ダイムラー・ベンツ社が誕生します。

この合併は、決して急場しのぎの対応ではなく、「メルセデス・ベンツ」ブランドによる、高級車メーカーとしての、より大きな飛躍を目指したものであったと言えます。

現在まで受け継がれ、世界的に有名なメルセデス・ベンツのエンブレム「スリーポインテッド・スター」も、この頃から使用されています。
円の中の星は、陸・海・空の3ヵ所を指し示しており、それぞれの交通機関分野において、頂点を目指すことを意味しています。

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