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【完全版】試乗する時はここに注意!試乗時のチェックポイントまとめ

コース:希望するコースも走ること(車庫の出し入れ含む)

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前述したように試乗する際は通常、ディラー担当者が同乗して試乗コースを指定します。ディーラーはお客さんに車を買ってもらいたいので、ルートが短かったり、運転しやすく乗り心地の良いコースを指定するインセンティブが働きます。1回目は指定コースでも良いかもしれませんが、2回目以降は「普段よく使う道路」など、ディーラー指定以外のコースを走りたいと申し出ましょう。

例えば、通勤や通学で使う道路、頻繁に行く場所の駐車場、自宅までの狭い路地、自宅の車庫入れなどです。

コースが長い場合だと事前に連絡を入れて、所要時間をディーラーへ確認して大丈夫であれば、許可してくれます。

なぜいつも通うコースを試乗するかというと、購入後は購入者がよく通う道路を走ります。したがって、いつも通る道路を走っての乗り心地や運転感覚を確めることで、今の車や検討している車との乗り心地や運転感覚の違いなどの判断材料を得ることができるからです。

試乗コースは可能な限り希望を受け入れてもらえるよう、担当者にお願いしましょう。

運転:丁寧な運転と緊急対応時の挙動を確認

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検討中の車両を試乗する時、ついつい舞い上がってしまいがちです。そんなときこそ、いつもよりも丁寧な運転を心がけて下さい。加速性能やコーナリング性能を確かめるためにアクセルを強く踏みつけたり、ハンドルを激しく回したりすることは控えましょう。

試乗で確認すべきことは、車両のポテンシャルや限界ではなく、ハンドルをゆっくり回したときのヨーの立ち上がりや、ゆっくりアクセルを踏み込んだときのトルクの立ち上がりなどです。他にも、路面の段差を乗り越えたときのサスペンションの効き(振動や音)など、実際に乗ったときに多く起こりうる状況の再現をすることが試乗を成功させるコツです。

一方で、急ブレーキのテストも必須です。急ブレーキは緊急時に命を守る最も重要な機能ですので、必ず確認しましょう。特に中古車の場合は、急ブレーキを踏んだときに異音がする場合は要注意です。

ディーラーとは良好な関係を

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以上、試乗のコツを述べてきましたが、上記試乗を成功させるためには、「ディーラーとの良好な関係」が重要です。ディーラー担当者との良好な関係が、結果として良い取引関係にも繋がります。以下に、試乗時にディーラー担当者とのやり取りで気をつけるべきことを記載しますので、試乗前に確認しておくと良いかと思います。

●試乗は事前に連絡・予約しておきましょう
※WEBから予約できるディーラーも多いです
●試乗時は担当者には同乗してもらいましょう
※担当者の同乗が嫌な場合、同乗無しで試乗できるか、事前に理由の説明と確認をしましょう
●ディーラー担当者の心証を良くしましょう
※遅い時間の試乗に対応してくれたり、試乗回数が多くなってきたら、一言お礼を入れるだけで全く違います

以上、面倒かもしれませんが、それだけでお互いにストレスフリーで取引ができます。

また、くれぐれも試乗時の事故には気をつけましょう。新車の試乗車は多くの場合は保険に入っています(試乗前にディーラーへ確認)ので、事故時に資金的な負担はほとんど無いですが、試乗で事故を起こしてしまっては、値引き交渉も強気に出られなくなってしまいます。

中古車を試乗する際は、逆にディーラーが任意保険に加入していないことが多いですので、事故を起こしてしまった場合には、運転者が全額自費で弁済しなければいけません。

いずれにしても、事故は良い結果には結びつきませんので、細心の注意を払って試乗に挑みましょう。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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