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中華EV全メーカー13車種総まとめ!恐るべきハイパーEVも

中国のEVメーカーは60社以上があり、今まで車を作ったことがない新興EVメーカーが多く存在します。中国政府は今後EVメーカーを20社程度に絞ることを予定。その20社に残る可能性が高いと思われる中華EV12社の注目EVを紹介します。

中華EVの脅威!世界最大のEV大国

中国のEV市場は生産・販売とも世界一であり、2017年末において60社以上に及ぶEV企業が存在します。その多くはEVベンチャーのスタートアップ企業であり、今まで車を作ったことがない企業です。

よって、60社以上のメーカーすべてがEV車のリリースどころかコンセプトカーの製作にも至らない場合もありますし、成功するためには民間企業・自治体・政府からの莫大な援助が欠かせません。しかし、スタートアップ企業でありながらも、経営者に元有名自動車メーカーの経営者・開発者といった、車作りに欠かせないメンバーを迎えている企業も少なくないのです。

現在「中華EV」と発売されているEVは安価で実用的な小型車がほとんど。米テスラのような航続距離が長く自動運転を見据えた高価なEVとは異なる、新しいジャンルのEVとして、中華EVにはまだまだ発展する可能性が高いといえるでしょう。

現在注目の「中華EV」12メーカー!

FF91

中国ではEVメーカーが乱立しており、多くのメーカーはEV車ライセンス認可を取得していないのが現状。本当にEVをリリースできるかわからない状況です。

中国政府は中国資本の自動車メーカーを手厚く保護し、次世代自動車産業での競争を優位に進める方向性で、現在60社ほどあるEVメーカーを20社に絞り込む方針です。

この記事では大手企業や政府・自治体のバックアップを得て、現在EVメーカーとして市販化、もしくは市販化に向けて注目されている「中華EV」12メーカーを紹介します。

【拜腾汽车】Future Mobility Corporation:BYTON

BYTON:Kバイト コンセプト / Mバイト コンセプト

拜腾汽车はFMC(Future Mobility Corporation)の配下で、BYTON(バイトン)ブランドを立ち上げ、2016年に中国政府の支援を受けてEVベンチャーとしてEV市場に参入しました。

バイトンは第2のテスラとして注目されています。従来の自動車メーカーが作る「電気自動車」という発想ではなく、「走るスマートデバイス」をコンセプトとして「電動化」「コネクテッド」「自動運転」という要素を加えた結果を「電気自動車」という形にしています。

バイトンは最初にSUVモデル「Mバイト コンセプト」にて2種類の駆動モデルを発表しました。

 ・272PSの電動モーター(FR)
 ・476psの電動モーター(4WD

航続距離はリチウムイオンバッテリーの容量によって異なります。

 ・低出力モデル:400km
 ・高出力モデル:520km

2台目のコンセプトカーはサルーンモデルの「Kバイト コンセプト」で、レベル4の自動運転を目指して開発中です。

BYTONについてはこちら

【威馬汽車】WM Motor:EX5

EX5

威馬汽車(WM Motor)は中国IT企業で検索エンジンのバイドゥから出資を受けて、2012年に設立されたEVメーカーです。

2017年12月に、SUVモデルの「EX5」を発売しました。
EX5は60km/hの定速走行による継続距離性能によって3つのグレードに分けられます。

 ・380km:17万9800元(約290万円)
 ・500km:19万9800元(約330万円)
 ・600km:22万4800元(約370万円)
  ※中国での補助金を差し引いた実質価格

【上海蔚来汽車】Next EV:nio es8 / ep9

nio es8

nio ep9

上海蔚来汽車は2014年に創業されたEVメーカーです。

2017年12月に発売された「nio es8」は、航続距離が500km前後で競合する「テスラ モデル X」の半額ほどで購入でき、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

 ・nio es8    :44万8,000元(約730万円)
 ・テスラ モデル X:83万6,000元(約1,400万円)

上海蔚来汽車の初EVは米国メーカーと共同開発した「nio ep9」でその性能はスーパーカーに匹敵します。

 ・電気モーター:4基
 ・トランスミッション:4基
 ・最高出力:合計1000kW(1,360ps)
 ・0~200km/h加速:7.1秒
 ・最高速度:313km/h
 ・航続距離:427km

【雲度新能源汽車】Yudo Auto:π1

π1

雲度新能源汽車は2017年2月に福建省と地元国有企業の出資で誕生したEVメーカーです。

航続距離330kmを誇る小型SUV「π1」は2017年10月に発売され、2018年開催の上海国際モーターショー2018では、ガルウイングドアをもつクロスオーバーコンセプト「X-π」を初公開しました。

雲度新能源汽車は政府から年間6.5万台のEV生産計画が許可されており、販売目標は2018年に6万台、2020年には10万台超です。

【前途汽車】Qiantu:K50

K50

前途汽車は中国の自動車デザインを手がける、「北京長城華冠汽車科学技術有限公司」から100%の出資を受け、2015年に設立されました。

2015年に発表されたEV「K50」は、フレームの80%に高強度押出しアルミ合金を採用し、エクステリアパーツにはカーボンを使用することで大幅な軽量化を実現しています。

K50のパフォーマンスは以下の通りです。

 ・モーター数:2基
 ・最高出力 :385ps (ブースト時:441ps)
 ・最大トルク:580N・m(ブースト時:680N・m)
 ・0~100km/h加速:4.6秒
 ・最高速度:200km/h
 ・航続距離:380km

【奇点汽車】Singulato:iS6

IS6

奇点汽車は有名IT企業である360の副社長であった沈海寅(SHENHAIYIN)氏が、2015年5月に設立しました。

2017年4月にSUV EVコネクテッドカーとして発表された「iS6」は、2018年内に発売を予定しています。

 ・航続距離:400km
 ・価格:20〜30万元(約330〜490万円)

【正道集団】Hybrid Kinetic Group:HK GT

HK GT

正道集団はピニンファリーナのデザインによる6モデルのコンセプトカーを発表しています。

6モデルのコンセプトカーに共通する特徴は以下の通りです。

 ・レンジエクステンダーを搭載:超小型タービンで発電
 ・燃料:ガソリン、天然ガス、プロパンなど
 ・メンテナンスフリー

コンセプトモデルの中でも一番インパクトがあるガルウィングを採用した「HK GT」は、他メーカーと比較して高いパフォーマンスを誇るパワートレインを搭載しています。

 ・最大出力:800kw(1088ps)以上
 ・最高速度:350km/h
 ・0-100km/h加速:2.7秒
 ・航続距離:1000km以上

デザインはエクステリア・インテリ共に未来的になっており、このままのデザインで市販化されることが望まれます。

発売時期は2020年を予定していますが価格は未定です。

Hybrid Kinetic GroupのEVについてはこちら

【電咖汽車】DEARCC:EV10

EV10

電咖汽車は東南汽車と共同開発したミニEVモデル「EV10」を発表しました。

 ・最大出力:約42kW(57ps)[30秒間持続]
 ・定格出力:約21kW(29ps)
 ・最大トルク:150N・m
 ・最高速度:100km/h
 ・航続距離:155km

3元系リチウムイオン電池を使用することで、急速充電では電力容量が80%になるまでの所要時間は48分です。

【愛馳汽車】AIWAYS:U5 iON

U5 iON

愛馳汽車は2017年に設立されたばかりのスタートアップ企業で、Aiwaysとは「AI」が人工知能を表す「Ai on the way」の略で、2020年からのEV発売を計画しています。

U5 iONはメインバッテリーパックを床下の中央に収納しており、航続距離は460kmに達します。

U5 iONの他のEV車にないユニークな発想として、必要に応じて充電ポイントでバッテリーパックをリースすれば、最大6つのバッテリーパックを追加することで、最大航続距離を560kmに延ばすことが可能なことです。

【小鵬汽車】Xpeng Motors:G3

G3

小鵬汽車は中国大手のインターネット通販「アリババ」と、世界大手電子機器受託製造企業「フォックスコン」から出資を受けています。

小鵬汽車の「G3」には「3ミリ波レーダー」「12超音波レーダー」「8基のカメラ」、そして23個のスマートセンサーが装備されており、スペックは以下の通りです。

 ・最高出力:145kW(196ps)
 ・0-50km/h加速:3.9秒
 ・航続距離:350km

【游侠汽车】YOUXIA:X

X

遊侠は2015年に発表したEV「X コンセプト」の市販化に向けて「X」として発表しました。

 ・0-100km/h加速:4.6秒
 ・航続距離:460km(バッテリー:85kW)
       300km(バッテリー:60kW)
       220km(バッテリー:40kW)

【楽視】Faraday future:FF91

FF91

楽視は2017年に「FF91」を発表しました。

 ・モーター数:3基
 ・バッテリー:130kW
 ・最高出力:1050ps
 ・最大トルク:1800N・m
 ・0-96km/h加速:2.39秒
 ・航続距離:608km

資金不足で市販化が危ぶまれていた「FF91」ですが、香港の投資家(匿名)から15億ドル(約1600億円)の投資を得ることに成功し、2018年内にも初の市販車となる「FF91」を発売する見込みです。

中華EVの将来

中華EVに限らず、初期のEVは今までの内燃機関を搭載する自動車のパワートレインを、電気モーターに置き換えることで環境保護に貢献することが求められていました。しかし、未来のEVはコネクテッド機能を中心とした情報端末として、自動運転が当たり前の車になることが求められています。

現在中華EVとして市販化されているEVの多くは安価で実用的な車が多く、将来的には米テスラに対抗できる機能を備えたEVを安価にリリースできるようになるかが課題といえます。

中国政府はEVメーカー60社を20社程度に絞リ込む方針を明らかにしていますので、今後中華EVもコネクテッド機能が充実したEVの開発と市販化が中華EVの次ステージといえるでしょう。

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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