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【ジャガー E-TYPE総合情報】EVで復刻したEタイプゼロについても

ジャガー Eタイプは「世界一美しい車」と称された英国を代表するクラシックカーです。Eタイプの各シリーズについて、中古車情報やEVとして復活を果たした「Eタイプ ゼロ」などについて総合情報をお届けします。

ジャガーEタイプとはどのような車?

ジャガー Eタイプ クーペ

ジャガー Eタイプは英国の自動車メーカー「ジャガー」にて、1961〜1975年にシリーズ1〜3まで製造・販売されてたスポーツカーで、「世界一美しい車」と言われた名車です。

Eタイプは次期「XKシリーズ」としてDタイプの構造を引き継ぎ開発が進められ、当時モータースポーツで活躍をしていたCタイプ/Dタイプの車名を引き継ぐことで、スポーツカーとしてのイメージを印象つけるために「Eタイプ」と命名されました。

Eタイプの「世界一美しい車」とされる流麗なデザインにパワフルなエンジンを搭載したパッケージで米国にて大きな人気を呼びました。

【プロトタイプ】E2A(1960年)

Eタイプのベースとなった車は1960年の「ル・マン24時間レース」に出場した「E2A」という車です。

E2AはDタイプをベースとしたスポーツカーを開発するためのプロトタイプとして製作され、次期XKシリーズを担う生産型である「Eタイプ」としてデビューしました。

ジャガーの歴史についてはこちら

ジャガー Dタイプについてはこちら

【初代】シリーズ1(1961〜1966年)

ジャガー Eタイプ シリーズ1(3.8L) クーペ

初代 Eタイプは 1961年に開催された「ジュネーブショー」にてデビュー当時、3.8L 直列6気筒DOHCエンジンから最高速度240km/hを発揮し、流麗なボディーには「FHC」(クーペ)と「OTS」(ロードスター)の2種類が用意されました。

マイナーーチェンジで「4.2Lエンジン」を搭載

ジャガー Eタイプ シリーズ1(4.2L) ロードスター

シリーズ1は1964年10月にマイナーチェンジを受け、エンジンを3.8Lから4.2Lのボアアップしトランスミッション・内装・ブレーキが改良されましたが、見た目に大きな変更はなく区別するのが困難です。

その違いを識別するためにリアの「Jaguar」エンブレムの下に「E Type」「4.2」という別のエンブレムが追加されています。

1966年開催の「ジュネーヴショー」では「2+2」がボディが追加設定され、「ロードスター」「クーペ」「2+2」の3つのボディタイプが選択できるようになりました。

2+2モデルはホイールベースの延長にて、ドライブトレインを搭載するスペースにゆとりが生まれたことにより、4速MTに加えて3速ATが搭載できるようになりました。また、広いキャビンとATの導入により新しい顧客を獲得したのです。

シリーズ1 1/2(1967〜1968年)

ジャガー Eタイプ シリーズ1½クーペ

Eタイプ シリーズ1を米国の連邦安全基準に適合させるための変更に伴い、改良されたシリーズ1を「シリーズ1 1/2」と呼びます。

この改良変更は徐々に行われており、いつどのようなタイミングで変更があったかについては明確になっていません。

主な変更点は以下の通りです。

 ・ヘッドライトのガラスカバーを排除
 ・ホイールスピナーの突起を削除
 ・エンジンヘッドカバーがアルミのポリッシュ仕上げから塗装
 ・ハザードスイッチの新設
 ・スイッチ類がトグル式からロッカー式に変更

シリーズ1のスペック

ジャガー Eタイプシリーズ1 スペック表
ジャガー Eタイプシリーズ1
発売日1961年 3.8Lエンジン
1964年 4.2Lエンジン(マイナーチェンジ)
1967年 シリーズ 1 1/2(マイナーチェンジ)
ボディサイズ(mm)全長:4,440(4,670)
全幅:1,650
全高:1,220(1,270)
ホイールベース:2,440(2,670)
車両重量(kg)1,233 / 1,407
乗車定員(人)2(4)
エンジン3.8L 直列6気筒
4.2L 直列6気筒
最高出力(kW[PS]/rpm)197.6[269]/5,500
197.6[269]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)353.0[36.0]/4,000
383.4[39.1]/4,000
トランスミッション4MT / 3AT
駆動方式FR
燃料ハイオク
備考:()は2+2

【2代目】シリーズ2(1968〜1971年)

ジャガー Eタイプ シリーズ2 ロードスター

Eタイプ シリーズ2は1968年10月にデビューし、その違い多くはシリーズ1 1/2で変更した米国連邦安全基準に合わせたものですが、シリーズ2ではさらに改良が施されました。

 ・明度を確保するためにヘッドライトの位置が前方に移動
 ・ヘッドライトの上からボンネットに沿ってクロームメッキのラインを追加
 ・フロント/リアのウインカーとリア ブレーキランプを大型化しバンパー下に移動
 ・バンパーの形状と位置が見直されたとともに大型化
 ・ラジエターグリルの大型化によって冷却効率の向上
 ・3本ワイパーは2本に変更

シリーズ 2のスペック

ジャガー Eタイプシリーズ2 スペック表
ジャガー Eタイプシリーズ2
発売日1968年10月
ボディサイズ(mm)全長:4,480
全幅:1,660
全高:1,270
ホイールベース:2,670
車両重量(kg)1,244
乗車定員(人)2(4)
エンジン4.2L 直列6気筒
最高出力(kW[PS]/rpm)197.6[269]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)383.4[39.1]/4,000
トランスミッション4MT / 3AT
駆動方式FR
燃料ハイオク
備考:()は2+2

【3代目】シリーズ3(1971〜1975年)

ジャガー Eタイプ シリーズ3 ロードスター

Eタイプの最後を飾るシリーズ3は1971年10月に発売開始され、新開発されたV型12気筒エンジンは米国仕様でパワーダウンしたパフォーマンスを取り戻し、ボディタイプは「クーペ」が廃止され「ロードスター」と「2+2」の2種類になりました。

ボディはシリーズ1のシンプルで美しいラインと引き換えにパワフルかつラグジュアリーなデザインとなりました。フロントにはメッキの格子状グリルが付き、バンパーには米国の基準に合わせるため大きなオーバーライダーが出っ張っています。

シリーズ 3のスペック

ジャガー Eタイプシリーズ3 スペック表
ジャガー Eタイプシリーズ3
発売日1971年10月
ボディサイズ(mm)全長:4,690
全幅:1,680
全高:1,225
ホイールベース:2,690
車両重量(kg)1,558
乗車定員(人)2(4)
エンジン5.3L V型12気筒
最高出力(kW[PS]/rpm)203[276]/5,850
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)412[42.0]/3,600
トランスミッション4MT / 3AT
駆動方式FR
燃料ハイオク
備考:()は2+2

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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