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チャイルドシート着用義務は何歳まで?違反の罰則から免除されるケースまで

チャイルドシートは幼児を万が一の場合に守るためのものです。チャイルドシートの着用義務は何歳までか、違反の罰則から免除されるケースについて知っていますか?チャイルドシートの着用について正しく理解しておきましょう。

チャイルドシートの着用義務があるのは何歳まで?

チャイルドシート

©Shutterstock.com/Africa Studio

チャイルドシートは「5歳まで」の着用義務があることが道路交通法に明記されています。

車に乗る際には運転者だけではなく全座席において「シートベルトの着用」が義務付けられており、それは大人だけではなく子供でも同じですが車に搭載されているシートベルトは、大人用として身長約140cm以上の体型に対して機能するように設計されています。

チャイルドシートはシートベルトを正しく着用することができない子供を万が一の事態から安全を確保するため、体型差を補うため座席に固定するものです。

【道路交通法:第七十一条の三の三項】
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置(中略))を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。(後略)

出典:http://elaws.e-gov.go.jp/

【道路交通法:第十四条三項】
児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)(後略)

出典:http://elaws.e-gov.go.jp/

2000年にチャイルドシート着用が義務化

チャイルドシートの着用義務化は2000年(平成12年)4月1日から。6歳未満の幼児にチャイルドシートの着用が義務付けられました。

シートベルトの着用義務について

6歳を過ぎたらチャイルドシートは必要ない?

4〜10歳用のジュニアシート

チャイルドシートは6歳になれば法律上の着用義務はなくなります。しかし、チャイルドシート着用の目的は「車に装備されているシートベルトを正しく着用することができない子供の安全を確保するため」ですから、子供が小さいうちはチャイルドシートを着用させることは大人(親)としての義務でしょう。

子供の体格にあったチャイルドシートを選びましょう

チャイルドシートは大きく3つに分けることができ、子供の体格にあったチャイルドシートを正しく選ぶことが大切です。

最近は乳児用と幼児用を兼用できるタイプもあります。

チャイルドシートの3種類
乳児用:0〜12ヶ月(一般的にベビーシートと称される)
首が据わっていない乳児用:目安(体重:10kg未満 / 身長:70cm以下)
幼児用: 1〜4歳程度(一般的にチャイルドシートと称される)
首が据わっている幼児用:目安(体重:9〜18kg / 身長:100cm以下)
児童用: 4〜10歳程度(一般的にジュニアシートと称される)
児童用:目安(体重:15〜36kg / 身長:135cm以下)

ベビーシートについてはこちら

チャイルドシートについてはこちら

ジュニアシートについてはこちら

チャイルドシート購入時は「Eマーク」を確認

チャイルドシートは国土交通省の安全基準をクリアした製品に「Eマーク」がついており、「Eマーク」がない製品は安全基準をクリアしていない可能性がありますので、万が一の場合に子供を守ることができないかもしれません。

チャイルドシート購入時は「Eマーク」を確認しましょう。

チャイルドシート着用義務に違反した場合の罰則|罰金はある?

チャイルドシートを取り付けないで幼児を乗せて運転した場合、「幼児用補助装置使用義務違反」となり1点が減点されますが、反則金はありません。

交通違反の点数と罰金・反則金についてはこちら

チャイルドシート着用義務が免除されるケース

道路交通法施行令(第二十六条の三の二の第三項)によって次の8項目にて、チャイルドシート着用が免除されることを定めています。

1)チャイルドシートを固定することができない場合

チャイルドシートが車の座席、シートベルトなど構造上の問題で固定して使用することができない場合に子供を乗車させるとき、チャイルドシートの着用が免除されます。

ただし当該座席以外の座席においてチャイルドシートが固定できる場合は免除されません。

2)子供を含む乗車人数が車の乗車定員を超えている場合

運転席以外で座席数以上のチャイルドシートを必要とする子供が乗車をする際に、子供の数だけチャイルドシートを固定することができない場合です。

車に乗車する際に子供として認められるのは「12歳未満」で、子供の乗車人数は「大人2名乗車=子供3名乗車」とカウントされます。

たとえば5人乗りの乗用車では、大人3人と子供3人の合計6人が乗車することが可能ですが、子供全員が6歳未満の場合3人分のチャイルドシートを固定することができないということです。

3)子供が負傷・病気などでチャイルドシートの着用ができない場合

チャイルドシートの着用が義務付けられている子供が負傷している、病気の療養または健康保持上の理由でチャイルドシートの着用ができない場合です。

シートベルトが当たる部分を骨折している、呼吸困難な場合など無理にチャイルドシートを着用することによって症状が悪化する場合はチャイルドシートの着用は免除されます。

4)チャイルドシートに子供の体型が合わない場合

子供が著しい肥満など、子供の身体の状態により正しくチャイルドシートを着用できない場合です。

子供の体型にあうチャイルドシートが見つかった場合は、速やかにチャイルドシートを購入・レンタルするなどして、着用するようにしてください。

5)乗車中の子供に対して一時的な世話が必要な場合

チャイルドシートを着用した状態で乳児への授乳、オムツの交換ができない場合や、子供の薬の服用のためチャイルドシートの着用が難しい場合です。

一時的にチャイルドシートの着用が免除されますが、一時的な世話の後はチャイルドシートを着用してください。

6)バス・タクシーなど一般旅客運送事業の車に乗車する場合

チャイルドシートが必要な子供がバス・タクシーなどに乗車する場合です。

バスやタクシーに乗車するために、チャイルドシートを持ち歩いて出掛けるわけにはいきませんので、その場合は免除されます。

7)特別な許可を得て災害や福祉のために運送する車に子供が乗車する場合

国土交通大臣の許可を得て、災害の対応や公共福祉のために運送する車に子供を乗車させる場合です。

災害対応時に物資の運送、公共の福祉を確保するための運送にチャイルドシートが必要な子供を乗車させる場合、チャイルドシートの着用が免除されます。

8)緊急対応にてチャイルドシートが必要な子供を搬送する場合

チャイルドシートの着用が必要な子供に応急救護が必要な緊急時に、医療機関や官公署などに搬送する場合です。

怪我や病気など緊急事態に本来チャイルドシートが必要な子供を搬送する際に、チャイルドシートの着用が免除されます。

チャイルドシート着用義務にしたがって子供の身を守ろう!

シートベルト・エアバッグは大人を守るように設計されていますので、万が一の場合、乗車する子供を守れる効果は低くなる可能性があります。
中にはチャイルドシートを嫌がる子供には着用しなくていいと考えるパパママもいるようで、それでは万が一の場合に子供を守ることができません。

チャイルドシートは子供が安全なポジションで乗車するために必要なもの。子供の安全を第一に考えるのであれば、正しいチャイルドシートの着用により子供の身を守りましょう。

おすすめのチャイルドシートについてはこちら

レンタカーやバス、タクシーではチャイルドシートはどうすれば?

この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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