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無限 MUGENとは?ホンダ車のカスタムパーツからレーシングチームについても

無限 MUGENはチューニングパーツ、アクセサリーの開発・制作・販売を行うメーカーで、ホンダ車のカスタムブランドとして有名です。車およびバイクのカスタムパーツの制作からレーシングチームの運営まで、幅広い分野で活躍しています。無限 MUGENには40年以上の歴史がありますが、その歩みは常に順風満帆というわけではありませんでした。無限ブランドの歴史や現在の事業、人気モデルのカスタムパーツなどをまとめました。

ホンダ「無限 MUGEN」とは?

シビック用の無限エンブレム

「無限 MUGEN」は、ホンダ車のアフターパーツ(カスタムパーツ)を専門に手がけるブランドです。無限はモータースポーツ事業にも力を入れており、一部のレースにはホンダ車をベースとした車両で参戦しています。

取り扱うほとんどの事業がホンダ車に関連しているものの、無限はホンダ直営のブランドではありません。無限ブランドを手がける「株式会社M-TEC」は、あくまでホンダのパートナー企業として各種事業を展開しています。

とはいえ、無限がホンダと縁の深いブランドであることもまた事実。無限ブランドの歴史やレーシングチームの情報、現在販売しているアフターパーツなどをまとめて見ていきましょう。

無限の歴史:株式会社無限から株式会社M-TECへ

無限ブランドを取り扱うM-TECの本社ビル

先に触れたとおり、無限は株式会社M-TECが手がけているブランドです。ただし、ブランドを立ち上げたのはM-TECではありません。

無限ブランドは、1973年3月に設立された「株式会社無限」によって立ち上げられました。株式会社無限は、ホンダを創業した本田宗一郎氏の長男である本田博俊氏や、のちに本田技研工業4代目社長となる川本信彦氏らが設立した企業です。

ホンダ創業者の長男である本田博俊氏が会社を設立した背景には、本田宗一郎氏の経営理念があります。というのも本田宗一郎氏は、ホンダに自らの親族を入社させないと固く決めていたのです。

一方、本田博俊氏はレース専用エンジンの開発を志しており、目標を実現するための会社が必要でした。そこで独自に設立したのが、株式会社無限だったというわけです。

F1での活躍からM-TECへの譲渡まで

株式会社無限の最初の製品となったのは、シビックのエンジンをベースとした「MF318エンジン」でした。このエンジンを搭載したマシンGRD373は、当時のジュニア・フォーミュラ「全日本FJ1300選手権」で優勝を飾ります。

以後、モータースポーツ事業とカスタムパーツの開発を並行して進めていた株式会社無限は、1992年にエンジン供給でF1に参戦。1999年のシーズンでは、コンストラクターズランキング(チームランキング)3位に輝く大健闘を見せました。

F1をはじめとする各種モータースポーツで活躍した無限でしたが、2003年に大きな事件が起こります。脱税容疑により、社長である本田博俊氏が逮捕されたのです。翌2004年、無限の全事業は株式会社M-TECに譲渡される運びとなりました。ただし、無限ブランドの商標は、現在も株式会社無限が保持しています。

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レーシングチームとしての「無限 MUGEN」

2018年SUPER GTに参戦したMOTUL MUGEN NSX-GT

「TEAM MUGEN(チームムゲン)」として、無限は「SUPER GT」や「SUPER FORMULA(スーパーフォーミュラ)」に参戦しています。

2018 SUPER GT第2戦を戦うMOTUL MUGEN NSX-GT

2017 SUPER FORMULAを戦うTEAM MUGENのマシン

「SUPER GT」は、「全日本GT選手権」を前身とする世界的なレース。TEAM MUGENは「NSX-GT」で参戦しており、2018年6月1日に行われた公式予選ではコースレコードを記録しています。

「SUPER FORMULA」は、フォーミュラカー(タイヤとドライバーが露出している車)を使用する日本最高峰のレースです。TEAM MUGENは2013年のレース初開催から参戦しており、2018年のシーズン開幕戦および第3戦では優勝を果たしています。

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ホンダ車のアフターパーツメーカーとしての「無限 MUGEN」

シビック用のエンジンスイッチ

無限は立ち上げ間もないころからアフターパーツを手がけており、1972年から1979年にかけて販売された初代シビックには、すでに無限バージョンが存在していました。この初代シビックを皮切りに、ホンダ製スポーツカーむけのアフターパーツが無限からリリースされるようになります。

無限がアフターパーツを手がける対象は、スポーツカーだけにとどまりません。「アコード」や「オデッセイ」といった一般的な乗用車のほか、軽自動車やバイクにも無限のカスタムパーツがリリースされています。

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