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【現代自動車(ヒュンダイ自動車)を特集】米国で人気のジェネシスから日本への輸入事情まで

韓国内最大の自動車メーカーである「現代自動車(ヒュンダイ自動車)」の歴史や主要車種について解説します。界での販売戦略が徐々に拡大しているヒュンダイ。米国で人気のジェネシスや日本への輸入事情まで特集します。

ヒュンダイ自動車とは?  

ヒュンダイ ソナタ

現代自動車(ヒュンダイ自動車)は、1967年12月に設立された、大韓民国で最大手の自動車メーカーです。
傘下に起亜自動車(キア自動車)があり、世界販売台数はヒュンダイ単独では2017年の時点で年間450万台と、ホンダと同規模の売上を誇っています。グループでの販売台数は726万台で、世界第5位。 ヒュンダイの車は約6,000の販売店とショールームを通じて世界193カ国で販売されています。

日本市場へは2001年に参入し、CMでは小倉優子さんや、冬のソナタでおなじみのペ・ヨンジュンさんが出演しました。

日本国内での地名度は一時期高まったものの、日本市場においては、知名度やブランドイメージ、信頼性の低さ・アフターサービス面での不安があり、販路を獲得することには失敗してしまいました。
さらに、デザインに関してホンダなど他社の模倣ではないかという疑惑や、不正に用意した資金で韓国の政権に対するロビー活動を行っていたことなど、企業の黒い部分も明るみに出てしまったのが問題となりました。

しかし、現在では車両の技術開発にリソースを注ぎ、トヨタ燃料電池車の燃料効率を凌ぐ量産燃料電池車のNEXO(ネクソ)を開発したり、アメリカで最も安全な車の基準「トップセーフティーピックプラス」に認定されるモデルを相次いで発表するなど、信頼性を高め、ブランドイメージを向上させています。

エンブレムの由来

現代自動車(ヒュンダイ自動車)のエンブレムは、HYUNDAIの頭文字である「H」と「地球」をイメージした楕円をデザインしたものとなっています。世界的なスポーツ競技大会や、日本の映画、ドラマでも度々劇中車としてヒュンダイが登場するので、そういった場面で見覚えがある方もいるかもしれません。

本田技研工業と同じ「H」のマークですが、そこにはヒュンダイならではの特別な意味が含まれているようです。

自動車メーカーやブランドのエンブレムについてはこちら

自動車メーカーの世界シェアについてはこちら

ヒュンダイの主要車種

ジェネシス

2代目ジェネシス

「ジェネシス」は現代自動車(ヒュンダイ自動車)の誇る高級セダンおよびクーペとして発売されているモデルです。2007年4月に、アメリカのニューヨーク・モーターショーにおいてコンセプトカーが発表され、3万ドルを超える販売価格の高級車として展開されました。

2016年まで販売されていた2代目ジェネシスは、2013年に韓国にて発表されました。5,000億ウォン(約500億円)もの資金が開発に投じられています。

エクステリア(外装)には近年のヒュンダイのデザインアイコンである「Fluidic Sculpture(流体の彫刻)」を進化させた「Fluidic Sculpture 2.0(流体の彫刻)」を採り入れると同時に、6ライトウインドウを新たに装備し、今までのヒュンダイとは違う、ラグジュリーな雰囲気漂う一台に仕上げられています。

ジェネシスーぺ

2008年4月のニューヨーク・モーターショーに量産モデルが出展されたジェネシスクーペ。エンジンはV6・3.8L(308馬力)、直4・2.0Lターボ(212馬力、θエンジン)の2種類が展開されています。

ライバルとなる車種としてインフィニティ G37クーペを想定。近年なかなか見かけなくなってしまった、2LのFRスポーツカーということで、世界中で根強い人気を誇っています。

アメリカではヒュンダイモーターアメリカのバックアップにより、全身カーボンパーツで武装したジェネシスクーペのドリフトマシンが製作され、数々のイベントでその迫力あるドリフトを披露しました。また、リース・ミレンのドライブによりアメリカのドリフト競技「フォーミュラD」2009年シリーズにも参戦していました。

さらに、日本では2010年前後ではもはや世界規模でも見つからない「2リッターFRターボのクーペ、かつ200万円前後で購入することができる」と言うことで、『ドリフト天国』誌上で紹介され、D1ドライバーの今村隆弘が韓国で試乗するという企画も行われました。現在日本では、一部チューニングショップなどで手に入れることができるようです。

ソナタ

「ソナタ」は、現代自動車(ヒュンダイ自動車)が販売している中型(Dセグメント)セダンです。現在販売されているモデルは7代目となり、今までのヒュンダイの歴史に欠かすことができない車種です。

歴代のソナタは、スタイル的にも他のメーカーの同セグメントのモデルと差別化することが難しく、韓国内での販売はほとんと失敗してきました。「牛などが乗る車」と揶揄されたこともあったほどです。
しかし、一部のユーザーの心はがっつりと掴んでおり、国民的大衆車でありながらも、個性あふれる車として人気を博しています。日本では、国民的アイドルとしておなじみ、元SMAPの草なぎ剛さんが愛車としてソナタを乗っているそうです。

現在販売されている7代目ソナタは、主な販売市場として欧州や北米をターゲットとしており、流麗かつサイズの大きいボディのモデルとなっています。

また、プラグインハイブリットを搭載したモデルも用意されており、環境意識の高い自動車ユーザーにも対応できるよう商品展開がされています。韓国内だけで完結するのではなく、初めから世界戦略を見据えて開発されていることが伺えます。

ツーソン

「ツーソン」は現代自動車(ヒュンダイ自動車)の小型クロスオーバーSUVです。姉妹車には、ヒュンダイの子会社である起亜自動車(キア自動車)の「スポーテージ」があります。

初代モデルは2004年に販売され、日本ではグッドデザイン賞を受賞しています。大胆でがっしりとしたデザインながらも、個性的なSUVのシルエット。さらにインテリアは、上品さと人間工学を両立しつつ、効率的にデザインされており、快適性も抜群。デザイン面で洗練されたSUVとして、人気を博しています。

ユニバース

「ユニバース」は、現代自動車(ヒュンダイ自動車)から販売されている大型観光バスです。日本では、ヒュンダイの日本法人であるヒュンダイモータージャパン株式会社より正式に発売されています。

ヒュンダイはユニバースを世界戦略車として、排出ガス規制や保安基準が他国と大きく異なる日本への投入が成功すれば、品質面で他国でも受け入れてもらえ、またオセアニアなど右ハンドルを採用する地域への投入も容易になると判断しています。日本国内のバス事業者としては、新たな排出ガス規制への対応のたびに上昇する車両価格に逼迫されていた中、量産効果から比較的低価格なユニバースへの注目が高まっています。

日本では現在、メーカーが仕様設定を行っているツアーバス、インバウンド向け観光バス会社への投入、さらに広交観光、中国バス、富士急行など一部の高速路線バスで実際に乗車することができるようです。

ユニバースには「衝突被害軽減ブレーキ」が備え付けられています。このブレーキは、ヨーロッパ基準である完全停止型となっており、運転中にドライバーが急病などでブレーキ操作ができなくなった場合、前を走る車や障害物に衝突する前にバスを停止させることができます。

ヒュンダイならではのお手頃価格と、衝突被害軽減ブレーキなどの高性能な装備が評価され、世界中の旅行会社などに導入されているそうです。

日本でヒュンダイに乗るには?

ヒュンダイ サンタフェ DM型

現在、現代自動車(ヒュンダイ自動車)は日本で乗用車を販売していません。

通常、海外から輸入した車両を日本でナンバー登録(公道走行)を行う場合、躯体の剛性や車両パーツ、使用されている材料などについて、安全性等を証明する必要があります。そういった保安基準・技術基準への適合証明として、COCペーパーなどがあります。

しかし、中国・韓国・東南アジアなどの車両にはそれらの証明がないため、日本でのナンバー登録に必要な各基準をクリアしている証明を行う必要があります。そのためには多大な費用と時間を要するので、適合証明のない韓国車であるヒュンダイ車両のナンバー登録は非常に手間がかかってしまいます。

個人輸入は手続きがとても複雑で、輸送だけでなく通関手続きや、排ガス検査、日本で走らせるための改造などが必要となります。個人で行うのは大変な仕事となるため、代行業者に手数料を払って任せるのが一般的なようです。手数料は100〜200万円が相場となっています。

なんとしてでもヒュンダイに乗りたいというのならば、手間暇かけてでも輸入して乗るしかないようです。

個人輸入や並行輸入についてはこちら

これからも世界中で注目されるヒュンダイから目が離せない

ヒュンダイ エラントラ

日本では既に乗用車の販売をやめてしまった現代自動車(ヒュンダイ自動車)ですが、現在でもたくさんの魅力的な車種が販売されています。

これからさらに世界戦略を拡大していくだろうヒュンダイは来たる次世代エネルギー自動車の時代に、大躍進する可能性を秘めています。

今後もヒュンダイから登場する車は目が離せません。

韓国車メーカーについてはこちらも

韓国車にまつわる色んなエピソードはこちら

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