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ジャガー E-TYPE ZEROとは?英国ロイヤルウエディングに使われた理由

2018年5月18日、英国のヘンリー王子とメーガン マークルさんが挙式後のレセプション会場に向かう際に乗車したのが、シルバーブルーの「ジャガー E-TYPE ZERO」です。「ジャガー E-TYPE ZERO」とはどんな車?なぜ英国ロイヤルウェディングにこのジャガー E-TYPE ZEROが使用されたの?世界一美しい車と言われた「ジャガー E-TYPE」についても解説します。

英国ロイヤルウェディングにジャガー E-TYPE ZEROが登場

2018年5月19日(現地時間)、イギリスのハリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式がイギリス ウィンザー城で執り行われました。ロイヤルウェディングにはエリザベス女王やフィリップ殿下、チャールズ皇太子など王室の方々が勢揃い。沿道には多くの人が集まり、二人の門出を祝福しました。

式後、ハリー王子とメーガン妃はチャールズ皇太子主催のパーティに出席するため、美しいオープンカーに乗り込みます。その際に二人が乗っていた車が「ジャガー E-TYPE ZERO」です。

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ジャガー E-TYPE ZEROとはどのような車?

ジャガーE-TYPE ZERO

ジャガー E-TYPE ZEROは「ジャガー・ランドローバー・クラシック」が製作した、ジャガー E-TYPEをベースとしたEVでです。現行のエンジン/トランスミッションと同重量・寸法の電動パワートレインを使用。基本構造と機構部(サスペンション・ブレーキなど)は変更する必要がないため、いつでも元のE-TYPEのパワートレインに戻すことが可能となっています。

今回使用されたジャガー E-TYPE ZEROは、1968年型のジャガーE-TYPEのボディを使用し、その中身を完全にEVしたもの。最新型のクラシックカーと呼べるでしょう。出力200kWの電動パワートレインを搭載し、100km/h加速5.5秒、航続距離270kmを達成しています。

ジャガー E-TYPE ZEROの車両価格はベース車両の価値を踏まえると、£350,000(約5,200万円)と、高価なEVです。

ジャガー ランドローバー クラシックとは?

ジャガー ランドローバー クラシック

ジャガー ランドローバー クラシックは英国中部にあるコベントリーを本拠地とした企業です。世界中の「ジャガー」および「ランドローバーのクラシック・モデルを所有するオーナーや愛好家向けに、エキスパートによるサービス / レストア / 純正パーツを提供しています。

ジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスの敷地は同種の施設としては世界最大規模。500台を超える「ジャガー ランドローバー クラシック・コレクション」が保管されています。

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「最も美しい車」ジャガー E-TYPEとは?

ジャガー E-TYPE

ジャガー E-TYPEは、フェラーリの「エンツォ・フェラーリ」氏からも「世界で最も美しい車」と称賛された名車です。

登場は1961年のジェネーブモーターショー。モータースポーツで当時活躍していた「C-TYPE」「D-TYPE」のイメージを活かし、レーシングカーとしてのつながりを示す「E-TYPE 」と名付けられました。誕生から55年以上経過した現代でも、空力を考えた流れるようなジャガー E-TYPEのボディラインの美しさは、多くのファンを魅了しています。

ジャガー E-TYPEのシャシーはモノコックとチューブラフレームで構成されており、ボンネットの下には「3.8L直列6気筒DOHC」が収められています。エンジンは後に4.2Lとなり最終的には「5,3LV型12気筒SOHC」まで拡大しています。トランスミッションは当初4速MTのみでしたが1966年仕様から3速ATが選択できるようになりました。

ボディタイプは、オープンのロードスターとクーペの2種類。主要マーケットがアメリカであったことから安全基準を満たすためにデザインが変更されていき、デビュー当時の美しいスタイルは徐々に失われていきました。

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本日の在庫数 3
平均価格 1007.3万円
本体価格 864〜1200万円
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なぜE-TYPE ZEROが英国ロイヤルウェディングで使われたの?

ジャガー E-TYPE ZEROがロイヤルウエディングで使われた理由には、英国の歴史・文化・伝統に敬意は払いながらも、現代の考え方を取り入れていくという「伝統と現代の融合」という新しい王室時代の象徴とするためでははないかと思われます。

また、ヘンリー王子が運転したジャガー E-TYPE ZEROは、英国本土にも関わらず左ハンドルでしたが、これはメーガン・マークルさんの母国(米国)の文化に敬意を払っているように思えてなりません。

ジャガー E-TYPEは「世界でもっとも美しい車」と謳われる、英国が世界に誇るクラシックカーの至宝。英国の伝統的な儀式に恥じないスタイリングを持っていると言えるでしょう。ジャガー E-TYPE ZEROはスタイリングはE-TYPEそのままでありながら、その中身は現代の技術でEV化されています。

このことからジャガー E-TYPE ZEROは、現代的な考え方を取り入れようとする英国王室とロイヤルカップルを象徴しているように見えます。

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...