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日産は欧州でディーゼル撤退!マツダやトヨタは?日本国内での販売はどうなるか

日産自動車は、欧州でのディーゼルエンジンを搭載した乗用車の販売から撤退する方針を発表しました。 欧州では日産以外にも多くの自動車メーカーがディーゼル車を販売していますが、今後ディーゼル車の販売はどうなってしまうのか?日本国内での販売はどうなるのか?現状をまとめました。

日産が欧州でディーゼル完全撤退を発表

日産自動車は、欧州にてディーゼルエンジンを搭載する乗用車の販売から撤退することを発表しました。
欧州でのディーゼル乗用車の撤退は、日産だけではなく大手自動車メーカーを中心にその動きが広まっています。

そもそもディーゼルとは?そのメリットとデメリット

ディーゼルエンジンは、1982年にドイツの「ルドルフ・ディーゼル」が発明した内燃機関(往復ピストンエンジン)です。
ディーゼルエンジンと言えば、燃料がガソリンではなく「軽油」ということで良く知られていますが、点火の仕組みにも大きな違いがあります。
ガソリンエンジンの点火は、吸気バルブ付近にある点火装置の一部であるスパークプラグの火花放電により混合気に点火する仕組み「ガソリン火花点火式内燃機関」ですが、ディーゼルエンジンの場合は、空気を燃料の発火点以上に圧縮加熱した状態で燃料を噴射して自己発火させる「圧縮着火式内燃機関」となり、「点火装置が無い内燃機関」なのです。

ディーゼルエンジンの「メリット」「デメリット」

ディーゼルエンジンの主な「メリット」は次の3点です。
 1)燃費がいい
 2)燃料代安い
 3)トルクフルな力強い走り

ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと比較して20〜30%ほど燃費がよいと言われており、燃料となる軽油はガソリンに比べ安価なので経済的にも有利と言えます。
ガソリンエンジンより、トルク性能がいいので力強い走りができます。

ディーゼルエンジンの「デメリット」は何でしょう。
 1)エンジンが高価
 2)排気ガスで健康を害する可能性がある

ディーゼルエンジンは、原理的に振動と騒音が伴うので、その対策としての仕組みが必要となり、ガソリンエンジンと比較して製造コストが掛かることで高価になってしまいます。
WHO(世界保健機関)は、ディーゼルエンジンの排気ガスによって肺癌を誘発するとしており、花粉症を引き起こす原因の一つとも言われています。

ディーゼルエンジンについて

欧州のディーゼル車販売比率とその背景

BMW 2シリーズ 220d 2015年型

2017年の欧州市場におけるディーゼル車の販売比率は前年度比 -7.9%と落ち込み、シェアは過去10年間で最低の43.7%となりました。
この背景には、2015年に発覚したフォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れを発端に複数の大手自動車メーカーにて同様な不正があったことよるディーゼル車への不信感が大きく影響していると言えるでしょう。

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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